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iDeCoを解約したい人へ。掛金の変更や停止について解説

iDeCoは受給が開始される前に、途中解約することはできるのでしょうか。本記事では、iDeCoの解約や脱退が認められる条件について解説します。また、掛金が負担になっている場合の、解約以外の対処法も知っておきましょう。

この記事の目次

iDeCoは解約できるの?

iDeCo(イデコ)を途中で解約したり、引き出したりすることはできるのでしょうか。

基本的に途中で解約や引き出しはできない

iDeCoは、毎月積み立てで拠出(※)した掛金を運用し、60歳以降に年金や一時金として受け取る制度です。

老後の資金として積立・運用するものとして、iDeCoには税制面での優遇措置が取られています。そのため、基本的に60歳になるまでは、途中解約や引き出しはできません。

(※拠出とは、相互扶助を目的に金銭を出し合うことです)

個人型確定拠出年金 iDeCo(イデコ)とは |iDeCo(個人型確定拠出年金)|イオン銀行
よくあるご質問|イデコ公式サイト|老後のためにいまできること、iDeCo|国民年金基金連合会

例外で解約できる場合もある

基本的には途中解約ができないですが、以下のような場合は、例外的に解約が認められます。

  • 加入者が死亡した場合
  • 加入者がケガや病気によって障害状態になった場合

加入者が死亡すると、それまでの積立金が『死亡一時金』として、遺族に支払われます。また、加入者が障害状態になった場合は、『障害一時金』か『障害年金』の、どちらかを選択して受け取れます。

一時金や年金を受け取るには、死亡時と障害状態になった場合ともに、所定の手続きが必要です。

iDeCoの概要 |厚生労働省
個人型確定拠出年金(iDeCo)の給付 | 個人型確定拠出年金(iDeCo) | 楽天証券

脱退が認められるケースはあるの?

iDeCoの脱退を認められるケースはあるのでしょうか。

脱退はやむを得ない場合のみで要件もある

iDeCoを脱退できるのは、やむを得ない場合のみです。以下の対象のどちらかに当てはまり、さらに要件をすべて満たしている場合に限られます。

対象 要件
企業型確定拠出年金に加入していた人 ・企業型確定拠出年金、またはiDeCo加入者、運用指図者(※)でないこと
・資産額が15,000円以下であること
・企業型確定拠出年金の資格を喪失した日が属する月の、翌月から起算して6カ月を経過していないこと
国民年金保険料を免除されている人 ・国民年金保険料免除、または納付猶予・学生納付特例を受けていること
・企業型確定拠出年金の障害給付金受給権者でないこと
・ 通算拠出期間が3年以下、または資産額が25万円以下であること
・企業型確定拠出年金、またはiDeCoの加入者の資格を喪失した日から2年を経過していないこと
・企業型確定拠出年金の脱退一時金の支給を受けていないこと

(※運用指図者とは、新たに掛金を拠出せず、運用のみおこなっている人のことです)

60歳前に転退職された方(iDeCo):脱退一時金を受取れるケースとその手続き|労働金庫連合会

解約返戻金は受け取れる?

iDeCoを脱退した場合、解約返戻金(※)は受け取れるのでしょうか。

(※解約返戻金とは、保険などの加入者が契約を解除した場合に払い戻されるお金のことです)

要件を満たせば脱退一時金が支給される

iDeCoには解約返戻金の制度が設けられていないため、脱退しても返戻金の支払いはありません。ただし、先述した要件を満たして脱退する場合は、『脱退一時金』が支給されます。

iDeCo(イデコ)関連情報(脱退一時金・行為準則等) |iDeCo(個人型確定拠出年金)|イオン銀行

掛金が負担になっている場合はどうする?

iDeCoの掛金の拠出が負担になっている場合は、掛金額の変更が可能です。

掛金は1,000円単位で変更可能

iDeCoの掛金は1,000円単位で変更が可能です。ただし、掛金の下限額と上限額が決まっているため、その範囲内での変更となります。

掛金の拠出が負担になっており減額したい場合は、iDeCoの掛金の下限額である、月額5,000円を下回らない金額で変更しましょう。

個人型確定拠出年金 iDeCo(イデコ)とは |iDeCo(個人型確定拠出年金)|イオン銀行

変更できるのは年に1回のみ

掛金額の変更ができるのは、年に1回のみです。どれぐらいの掛金であれば拠出が続けられるのかを、よく考えて金額を決めましょう。

ただし、被保険者種別変更(※)による掛金額の変更については、回数制限の対象外となります。

(※被保険者種別変更は、転職や退職などによって、社会保険から国民健康保険に切り替わるなど、加入している保険の種類が変わることを指します)

加入者の方へ|イデコ公式サイト|老後のためにいまできること、iDeCo|国民年金基金連合会

変更に必要な書類と手続き

iDeCoの掛金額を変更するときには、以下の流れで手続きをおこないます。

  1. 運営管理機関(※)の確定拠出年金ダイヤルに連絡し、『加入者掛金額変更届』を取り寄せる(iDeCo公式サイトからダウンロードも可能)
  2. 加入者掛金額変更届に記入し、運営管理機関に郵送する

確定拠出年金ダイヤルの番号は、運営管理機関によって異なります。また、加入者掛金額変更届以外に、本人確認書類などの提出を求められる場合があります。

自分が利用している運営管理機関のサイトなどで、必要書類を確認しておきましょう。

(※運営管理機関とは、iDeCoを取扱う金融機関や証券会社のことです)

規約・届書様式|ライブラリ|イデコ公式サイト|老後のためにいまできること、iDeCo|国民年金基金連合会
【iDeCo】掛金額の変更はできますか?また、変更回数に制限はありますか?|よくある質問|楽天証券

どうしても掛金を拠出できない場合は?

どうしてもiDeCoの掛金を拠出できない場合は、以下のような方法もあります。

積立を停止・再開することは可能

iDeCoの掛金を拠出できない場合は、積立を停止できます。また、積立停止中に掛金を拠出できる状況になった場合は、積立を再開できます。

なお、積立停止中も、それまで積み立てた資産の運用は続けることになります。この間、掛金の引き落としは停止されますが、『運用指図者』として、運営管理機関に手数料を支払う必要があります。

手数料は運営管理機関によって異なるため、運営管理機関のサイトなどで確認しておきましょう。

【iDeCo】毎月、掛金を拠出し続けなければいけませんか?|よくある質問|楽天証券

資格喪失届を提出する必要がある

iDeCoの積立を一時停止するときは、運営管理機関に『加入者資格喪失届』を提出する必要があります。

加入者資格喪失届は、運営管理機関の確定拠出年金ダイヤルに連絡をして取り寄せるか、iDeCoの公式サイトからダウンロードすることも可能です。

また、積立を再開する場合は加入申出、または拠出再開の手続きが必要となります。運営管理機関の確定拠出年金ダイヤルに連絡をして、手続き方法を確認しましょう。

積立の停止・再開の手続きには、通常1~2カ月程度かかるため、できるだけ早く手続きをおこなうことが大切です。

まとめ

原則として、iDeCoは途中解約や引き出しができません。解約は、所定の条件を満たした場合のみとなるため、受給開始まで毎月拠出を続けていけるのかを、加入前によく検討しましょう。

もし掛金が負担になっている場合は解約ではなく、掛金の減額や積立の一時停止で対処する方法もあります。

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