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仮想通貨の取引所は海外も使った方がいいの?国内との違いを検証

マイナー銘柄の多さや手数料の安さが人気を呼び、仮想通貨投資に海外の取引所を利用する人が増えています。しかし一方で、海外取引所の安全性を疑問視する声もあります。本記事では国内と海外取引所の違いや、メリット・デメリットなどを解説します。

この記事の目次

仮想通貨の取引所とは

仮想通貨の取引所とは、仮想通貨の売買取引を行うプラットフォームです。仮想通貨を安く購入し高く売却することで、その差額を利益として受け取ることができます。

取引所でできること

仮想通貨取引所では、仮想通貨を購入したり、売却したりすることができます。仮想通貨取引所の中には『販売所』と『取引所』の2種類があり、それぞれメリットとデメリットがあります。

  • 販売所:運営元から購入する。すぐに買える分手数料が高い
  • 取引所:他の投資家から購入する。すぐに買える保証はないが手数料が安い

販売所では仮想通貨取引所の運営元から通貨を購入し、取引所では他の投資家から通貨を購入します。一般的に、販売所はすぐに希望の通貨を希望の数量だけ購入できますが、その分手数料が割高です。

一方取引所では、他の投資家が売りに出している数量と価格で購入することになります。

売り手と買い手の希望価格が一致しないと売買が成立しないため、場合によっては取引成立まで時間がかかります。しかしその分、手数料が安いというメリットがあります。

取引所は併用がおすすめ

日本国内には現在、金融庁に登録済みの仮想通貨取引所が全部で16社あります。(2018年2月現在)仮想通貨の取引を行う際は、取引所を1カ所だけでなく複数併用することで、さまざまなリスクを減らすことができます。

取引所を利用する主なリスクとしては次の2点が挙げられます。

  • 取引所が閉鎖する
  • 取引所がハッキングを受ける

国内のいずれの取引所も、将来的に何らかの問題が起きて閉鎖する可能性はゼロではありません。もしも取引所が突如閉鎖してしまった場合、口座に入っている資産が引き出せなくなる恐れがあります。

また、取引所にはハッキングリスクもあります。過去にも取引所がハッキングを受け、登録者の保有している通貨が流出してしまった事件がありました。

複数の取引所に登録し、資産を分散させておくことで、万が一取引所が閉鎖したりハッキングを受けても、被害を小さく留めることができます。

取引所選びはここをチェック

ここでは、取引所を選ぶ際のポイントを解説します。取引所を選ぶ際は、安全性や手数料の安さ、取引量などを比較しましょう。

最も重要なのは安全性

取引所選びで最も重要なのは、セキュリティ対策がしっかり行われているかという点です。

仮想通貨の元となっているブロックチェーン(※)自体は、安全で透明性の高い技術です。しかし、通貨を預ける取引所の安全管理がずさんな場合、ハッキングを受け通貨が流出してしまうリスクがあります。

※ブロックチェーンとは、ネットワーク上に存在する仮想通貨の取引履歴が記録される台帳のことで、ネットワークに参加していれば誰でもアクセスできます。

資産を守るためにも最低限、次の2点を実施している取引所を選びましょう。

  • 2段階認証を設定できる
  • 顧客の預金はコールドウォレットで保管される

2段階認証を実施しているかどうかは、安全な取引所を見極めるうえで非常に重要です。2段階認証とは、専用アプリを使って認証コードを取得しログインする方法です。

二重にパスコードを入力することで、メールアドレスとパスワードのみのログインよりも安全性が高まります。万が一パスワードが第三者に流出してしまっても、2段階認証コードを入力しなければ、口座にアクセスすることができないためです。

また、顧客から預かっている通貨は、すべてコールドウォレットに保管されていることも重要です。コールドウォレットとはオフラインのウォレットのことで、ネットワークに接続していないためハッキングの被害を防ぐことができます。

また、万が一取引所がハッキングを受けても被害を小さく留めるために、使用予定のない通貨はハードウェアウォレット(※)に保管し、自分で管理しましょう。

※ハードウェアウォレットとは、仮想通貨をオフライン環境で保管するための端末です。

手数料の安さ

取引所では、通貨の売買や出金(送金)のたびに手数料がかかります。頻繁に取引をする場合や、他の口座への送金頻度が高い場合は、手数料の安い取引所を選ぶことも重要です。

同じ通貨の取引でも、取引所ごとに手数料が数%変わってきます。取引額や頻度にもよりますが、場合によっては年間で10万円ほど変わってくることもあるため、手数料がいくらになるのかも必ず確認しましょう。

なかには、顧客獲得のために、期間限定で取引手数料無料などのキャンペーンを行っている取引所もあります。

取引量や取扱通貨の種類

各通貨の取引量や、取扱通貨の種類を把握しておくことも大切です。取引量が多いということは、それだけ投資家が集まっているということです。取引に参加する人数が多ければ多いほど、売買が成立する確率が高まります。

逆に、取引量が少ない取引所では、希望の価格で売買が成立しなこともあります。取引量は『出来高』や『時価総額』などの言葉で調べることができます。

また、取扱通貨の種類が豊富な取引所であれば、さまざまなコインに投資することができます。メジャーな銘柄以外にも、将来価値が上がる可能性のある銘柄が数多くあります。

興味のある通貨を取引所で取り扱っていない場合、投資の機会を逃してしまう恐れがあるため、できるだけ多くのコインを購入できる取引所を選びましょう。

海外と日本の違いを比較

ここでは、海外取引所と日本の取引所の違いを解説します。一般的に、海外取引所は取扱銘柄が多く、手数料が安い傾向にあります。ただし、日本語に非対応だったり、日本円での取引ができなかったりと、不便に感じる部分もあります。

海外は取扱銘柄が豊富

海外の取引所は、取扱銘柄が格段に多いのが特徴です。アメリカの大手取引所Bittrex(ビットトレックス )では、約200種類の通貨を取り扱っています。一方、日本の取引所では、最も取扱数が多いCoinCheck(コインチェック)でも13種類です。

海外では仮想通貨を発行して新規事業の資金を調達するICOが盛んなため、取引所にも公開したばかりの新規銘柄が多く上場しています。

知名度の低い通貨は、取扱停止や詐欺などのリスクも抱えていますが、将来的に大きく伸びる銘柄を手に入れる可能性もあります。

海外は手数料が安い

日本国内の取引所と比較して、海外取引所は手数料が格段に安いです。日本の大手取引所では手数料が0.2%から、高いところでは数%かかる所もあります。

一方、海外取引所では手数料が0.1%から0.2%ほどになっています。この違いは、アルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)の指値注文(売買の値段を指定して注文を出すこと)ができるかどうかにあります。

国内の取引所では、そもそもアルトコインを指値注文できる場所が限られており、大抵の場合は販売所の価格で購入するしかありません。

販売所と取引所では手数料に大きく差があるため、必然的に国内でアルトコインを買うと高い手数料を支払わなくてはなりません。

海外取引所ではアルトコインもすべて指値注文ができるため、手数料を安く抑えることが可能です。

海外の取引所にはデメリットも

手数料が安く取扱通貨の種類も多い海外取引所は魅力的ですが、 少なからずデメリットもあります。取引所に登録する際は、デメリットも必ず把握したうえで慎重に判断しましょう。

日本円での取引ができない

海外の取引所の多くは、日本円での入出金ができません。 たとえば、中国の大手取引所Binance(バイナンス) では、入出金はすべて仮想通貨のみになります。

そのため、 国内の取引所で一度仮想通貨を購入してから、Binanceの口座に入金する必要があります。

また、他の取引所でも、ドルやユーロなどの外国通貨しか受け付けていない場合が多く、日本人が取引を開始するためには、一度外貨に両替しなければなりません。

なお、仮想通貨の購入や外貨両替にも手数料がかかります。取引を始める前には最終的にコストがいくらかかるのかを、大まかに把握しておきましょう。

トラブル時の言語の壁

海外取引所でのやり取りは基本的に英語になります。通常の売買であれば、簡単な操作で取引を行うことができるため問題はありません。

しかし、何かトラブルが起きたときの問い合わせを英語で行わなければいけないため、語学力に自信がない人にとっては高い障壁に感じるかもしれません。

外国語でわからないことがあれば、Google翻訳機能などを上手に活用しましょう。

海外の取引所ってどれくらいあるの?

海外には数多くの取引所がありますが、その中でも活発に取引が行われているところはあまり多くありません。ここでは、知名度が高く比較的安全であるといわれている大手取引所4社を紹介します。

おすすめの海外取引所一覧

下記表内の取引所はいずれも取引量が多く、売買が活発に行われています。

取引所名 所在地 取扱通貨種類
Bittrex アメリカ 約200種類
Binance 中国 約100種類
Poloniex アメリカ 約70種類
Liqui ウクライナ 約60種類

Bittrex、Binanceでは100〜200種類以上の通貨を取り扱っており、新規公開銘柄の上場も盛んです。

Ploniex(ポロニエックス)は取扱通貨は比較的少ないですが、仮想通貨を貸し出して利子を受け取るレンディングサービスが人気です。ウクライナのLiqui(リクイ)は、取引所の規模は小さいですが新規公開銘柄を積極的に取り扱っています。

メリット多数のBinance

中国のBinanceは手数料が安い、分裂コインが付与されるなどのメリットがあります。

手数料が驚きの0.05%

Binanceではビットコイン、およびアルトコインの取引手数料が一律0.1%となっています。さらに、Binance内で使用できる仮想通貨BNB(Binance Coin)を使って支払うと手数料が0.05%になります。

一方、他の大手取引所は0.2%程度の手数料がかかります。他社と比較するとBinanceの手数料が格段に安いことがわかります。

ハードフォークへの対応

Binanceでは、ビットコインが分裂(※)するたびにビットコイン保有者に対し、新たに誕生したフォークコインを付与すると発表しています。

他社でもフォークコインを付与することはありますが、Binanceのようにすべてのフォークコインを付与すると明言している取引所は他にありません。

ビットコインをBinanceの口座に保有しておくだけで、新規コインが付与されるというのは、登録者にとって大きなメリットです。

(※コインの分裂とは、ブロックチェーンに同時に全く同じ内容が書き込まれたときに、取引履歴が分裂し新たなコインが誕生することです。具体例:ビットコインとビットコインキャッシュなど)

Binance

取扱銘柄の数ならBittrex

アメリカの大手取引所Bittrexは、取扱銘柄の多さで群を抜いています。新規公開直後の銘柄が上場することも多く、マイナーコインを入手するのに最も適した取引所です。

取扱銘柄200種以上

Bittrexでは、約200種類の通貨を扱っています。特に、他の取引所には上場していない新規公開銘柄をいち早く取り扱うことで知られており、マイナー銘柄への投資が盛んに行われています。

しかし、同時に毎月平均して5種類ほどの銘柄が取扱停止になるため、投資する銘柄は慎重に選びましょう。

2段階認証で安心

Bittrexでは、ログイン時に2段階認証を設定しなければなりません。メールアドレスとパスワードのみでのログインに比べてセキュリティが厳重なため、ユーザーは安心して資産を預けることができます。

ただし、取引所のハッキングリスクはゼロではありません。使用予定のない通貨は自身でハードウォレットに保管するなどして自衛しましょう。

Bittrex.com - Bittrex

安全性で選ぶならPoloniex

アメリカに本社を置くPoloniexも、Bittrexと並んで利用者が多い取引所です。

安全なコインが多い

約200種類の銘柄を取り扱うBittrexに比べ、 Poloniexの取り扱い通貨は約70種類と少ないです。 なぜなら、Poloniexは上場コインに対する審査が厳しく、安全性が確認できた銘柄のみ取り扱うためです。

その分、銘柄が取扱停止になる確率はBittrexよりも低く、安心してマイナーコインに投資することができます。

レンディングで利子がもらえる

Poloniexの代表的なサービスとして、通貨を貸し付けて利子を受け取る『レンディング機能』があります。

自分が保有している通貨を他のユーザーに最大2日間貸し出し、期間が過ぎたら利子とともに貸し付けた金額が戻ってくるという仕組みです。利率は通貨や会員ランクによって異なります。

Poloniex - Bitcoin/Digital Asset Exchange

将来性大のLiqui

ウクライナの取引所Liquiは、他の取引所に比べて規模は小さいですが、新規公開銘柄を積極的に取り扱っており、将来性が期待されています。

マイナーなコインが多い

Liquiの大きな特徴は、ICO直後の新規公開銘柄を多く上場させている点です。ICOとは、企業が資金調達のために仮想通貨を発行することです。

魅力的なプロジェクトや、将来伸びる可能性がある事業に投資することができるため、有望なICO銘柄を中心に買い付ける投資家も少なくありません。今後、新たな資金調達方法としてICOは、ますます盛んになっていくことが予想されています。

ICOが盛り上がっていけば、Liquiへの注目度も高まっていくでしょう。

登録が簡単

Liquiは、口座開設の手続きが比較的容易です。

他の取引所では、口座開設時にパスポートや運転免許証など、本人確認書類の提出を求められることがほとんどですが、Liquiではメールアドレスとパスワードを入力するだけで、金額に制限なく取引が行えます。

たとえば、Binanceでは本人確認書類の提出から承認を受けるまで約1週間かかり、その間は1日の出金額が2BTCまでに制限されてしまいます。Liquiではそもそも本人確認書類の提出が必要ないため、出金制限に悩まされる煩わしさもありません。

ただし、その分セキュリティに不安があるという見方もあり、今後本人確認書類の提出が必須になることも考えられます。

Liqui - brand new cryptocurrency exchange with savings accounts.

まとめ

海外取引所は、外国語での操作や安全性に不安を感じる人も少なくありません。しかし、日本の取引所にはないアルトコインを売買できたり、有望なICO銘柄を見つけることができたりとメリットも大きいです。

必要最低限の金額のみ取引所に預ける、2段階認証を必ず設定するなど、できる限りのセキュリティ対策を心がければ、資産が流出してしまうリスクを減らすことができます。

口座開設前には必ず各取引所のメリットやデメリットを確認し、納得したうえで海外取引所を利用しましょう。

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