会社で経理を担当していて、各種税金の支払いも行っています。
4月頃、今後は法人税は電子納付が義務化されるというニュースがあり、まだ弊社では紙に記入&郵送して対応しているので、今から準備をしておかないといけないとそわそわしています。
実際に電子納付になることで、時間的な面でメリットがあるのはわかりますが、初期投資などにお金も時間もかかり、年に数回の作業のために導入するのか…という気持ちにもなります。
時間ではなく、金銭面からみて、この完全電子化になにかメリットは果たしてあるのでしょうか?
2017-07-11
専門家からの回答
黒鳥 功
電子申告による企業側の金銭的メリットとしては、紙、封筒、郵送費の削減が明確であり、この他、人件費を削減できる可能性がある、ということになります。
導入当初は手続きに慣れない部分もあると思いますが、慣れてくれば、現在行っている紙による提出書類の製本や押印手続きに要する人的コストが削減されるのではないかと予想されます。
ただし、完全電子化によるメリットは、企業側よりも国側(税務署や地方公共団体)にあると考えられ、導入されることで国側の人的・物的コストが削減されれば、最終的に税率の引き下げ等によって国民に返ってくる(もしくは財政赤字の解消につながる)ものと思われます。
2017年8月4日 22時15分