現在個人事業主として、約3年間活動しています。
税理士から売上、利益が結構上がってきているので、個人事業主→法人化を進められたりする事があります。
個人事業主は累進課税なので、儲かれば儲かるほど税率がアップするのは何となく分かっているのですが…法人化して法人税他を支払った方がメリットがありますか?と言うかそもそも法人化した方が(特に税的な)メリットがあるのでしょうか?損益分岐点のように「この売上金額若しくは利益になったら法人の方がメリットがある」と言った様な目安や基準は有りますか?宜しくお願い致します。
2017-07-02
専門家からの回答
黒鳥 功
個人は所得税、法人は法人税が主なものとなりますが、所得税は累進税率(所得に応じて段階的に税率があがる仕組み)になっており、法人税は概ね一定税率(19%もしくは23.4%)になっております。
いずれも所得に対して税率を乗じて(所得税は更に一定額を控除して)計算することとなりますが、この他、住民税、事業税、消費税など様々な税目があり、具体的にはこれらを詳細に検討しなければなりません。
法人化した場合、個人事業主(=代表者など)へ給与を支払うことが想定され、給与所得控除(給与から一定率で差し引かれるもの)によるメリットがある一方、法人による社会保険や厚生年金の一部負担によるデメリットもあるため、損益分岐点は個々の事情により異なります。
2017年8月4日 22時15分