確定申告書AとBの違い
どちらかに書かなければいけないようだけれど、いまいちよく分からないのが、確定申告書Aと確定申告書Bです。まずは確定申告書Aと確定申告書Bの違いからご説明します。
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確定申告書A
ざっくり言うと、確定申告書Aは会社員やアルバイト、パートタイマーの人が記入します。細かく言うと、給与所得や公的年金、雑所得、配当所得、一時所得のみの人で、なおかつ前年の所得税が15万円以上だった人です。
よくあるケースでは、会社員の人が医療費控除や住宅ローン控除を受ける場合に利用します。
確定申告書B
対して確定申告書Bは、自営業、大家さんなど所得の種類にかかわらず誰でも利用できます。
確定申告書Bのほうが記入できる項目も多く、様々なケースに対応できるように作られています。自分に当てはまる項目を選んで記入していきます。
個人事業主は確定申告書Bを利用する
確定申告書Aは主に、会社員やアルバイト、パートタイマーの人が記入する申告書でした。
一方で、確定申告書Bは、自営業、大家さんなど所得の種類にかかわらず誰でも利用できます。つまり、個人事業主は、確定申告書Bを使用して申告することになります。
確定申告は、確定申告の書類作成に時間がかかり非常に大変です。特に確定申告書Bでは、記入項目も多く複雑なので、記入に苦労してしまうという方も多いのではないでしょうか。
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確定申告はいつどこでできるの?
確定申告をする時期は決まっています。時期が近くなるとテレビのCMも多くなり、書店でも確定申告のHowTo本が並びます。
テレビでも雑誌でも確定申告の大変さが強調されるような内容が多いですが、決まり事さえ守れば意外とできてしまうのが確定申告書Bです。
申告期間はいつから?
申告時期は決まっています。1月1日から12月31日までの分を、翌年2月16日から3月15日までに申告します。もし、遅れてしまった場合は「期限後申告」ができます。
ただしこの「期限後申告」は、申告と同時に納税しなければならない延滞税や無申告加算税が課されるなどペナルティーがありますので、期限通りに申告しましょう。
どこで申請できる?
申請しに行く場所は、基本的に管轄している税務署です。ただし、確定申告の時期は混雑するので、別に会場を設けているところが多いです。
基本的には午前8時30分から午後5時ですが、日曜日も受け付けている会場もありますので、管轄している税務署のホームページで確認してください。
また、どうしても会場に行けない、行きたくない人もいるでしょう。そのような人のために、自宅でも申請ができるようになっています。「e-Tax」を利用してパソコンで申請したり、確定申告の用紙を取り寄せて郵送で申告したりすることが可能です。
確定申告Bの見方
確定申告書は、以下のページからダウンロードができます(申告書Bを選択)。
確定申告書、青色申告決算書、収支内訳書等|所得税(確定申告書等作成コーナー)|国税庁
その他にも各税務署、市区町村役場でも入手できます。ダウンロードした用紙で申告しても有効です。
確定申告書の用紙とは?
用紙は年度によって改訂されますので、申告したい年度に対応した申告用紙を用意しましょう。次回に申告を予定している人は、次回の様式が発表されるまで待ちましょう。
確定申告書Bの見方とは?
それではさっそく確定申告書を見てみましょう。確定申告書は6つの色(緑、水色、赤、紫、ピンク、黄緑)で区切られています。
収入(緑)、所得(水色)、所得から差し引かれる金額(赤)、税金の計算(紫)、その他(ピンク)、延納の届出(黄緑)です。
確定申告書の書き方
確定申告書Bの記入のざっくりとした流れです。まず、収入(緑)と収入から必要経費などを差し引いた所得(水色)、該当する控除を選択して記入します(赤)。
そして所得税の計算をします(紫)。最後に、青色申告の場合など、ピンクの欄に該当する項目があれば記入し、納税を延期したい場合には黄緑の欄に記入します。
記入例を見てみる
記入例は、以下のページを参考にしてみてください。
確定申告書の記載例|所得税(確定申告書等作成コーナー)|国税庁
数字がびっちりと記入されているのでプレッシャーを感じるかもしれませんが、自分に当てはまる項目のみ記入すればOKです。すべての項目を埋めなければいけないわけではありません。
また、平成28年より確定申告にはマイナンバーの記載も義務付けされました。お気をつけください。
所得金額について
最後に、確定申告書Bを書く上でつまづきがちな、「収入」と「所得」の違いについてご説明します。
給料を例に考えると「収入」が「総支給額」、「所得」は「手取り」のように見えますが、確定申告書の場合は違います。
「収入」から「必要経費」を引いた金額が「所得金額」です。「所得金額」から引かれるのは「必要経費」のみなので注意しましょう。
まとめ
確定申告書Aは主に会社に勤めている人が利用します。今回は誰でも利用できるBについて解説しました。
会社を経営されている人などは税理士に依頼する場合も多いと思いますが、ぜひ試しに一度、自分で確定申告書を書いてみてはいかがでしょうか。
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