雑所得と他の9種類の所得の分類は?
雑所得とは?
国税庁によると、雑所得とは「他の9種類の所得のいずれにも当たらない所得をいい、公的年金等、非営業用貸金の利子、著述家や作家以外の人が受ける原稿料や印税、講演料や放送謝金などが該当します」と明記されています。
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他の9種類の所得とは?
「他の9種類の所得」とは、
- 利子所得
- 配当所得
- 不動産所得
- 事業所得
- 給与所得
- 退職所得
- 山林所得
- 譲渡所得
- 一時所得
を指します。
雑所得の具体的な内訳とは?
- 公的年金等 国民年金、厚生年金、恩給、確定給付企業年金、確定拠出企業年金、一定の外国年金です。
- その他 原稿料、講演料、印税、放送出演料、貸金の利子、生命保険の年金、互助年金などです。
一般的な方に主に該当する雑所得は「年金関係」、インターネットなどで書いた記事を執筆した際に受け取る「原稿料」です。
雑所得を申告すべき対象者とは?
国税庁HP「確定申告期に多いお問合せ事項Q&A」の中の「確定申告・還付申告 Q1 所得税及び復興特別所得税の確定申告をする必要がある人は、どのような人ですか」において、雑所得がある方で、申告すべき対象者は以下の通りです。
給与を1カ所から受けている方の場合
給与を1カ所から受けていて、かつ、その給与の全部が源泉徴収の対象となる場合において、各種の所得金額(給与所得、退職所得を除く。)の合計額が20万円を超える。
この「各種の所得」の中に雑所得が含まれます。会社員でアルバイトや派遣社員などの副業をしていない方は「給与を1カ所から受けていて」に該当します。会社から受け取る給与以外に、例えばインターネットでの原稿料などの雑所得が年間で20万円を超える方は確定申告の義務があります。
給与を2カ所から受けている方の場合
給与を2カ所から受けていて、かつ、その給与の全部が源泉徴収の対象となる場合において、年末調整をされなかった給与の収入金額と、各種の所得金額(給与所得、退職所得を除く。)の合計額が20万円を超える。
会社員の方は、通常会社が年末調整をしてくれます。しかし、会社員がアルバイトや派遣社員などの副業で得た年末調整していない給与と、雑所得などの合計が20万円を超える方は確定申告の義務があります。
公的年金等に係る雑所得のみの方
公的年金等に係る雑所得の金額から所得控除を差し引いた結果、残額がある方は、確定申告が必要です。
「公的年金等の課税関係」の中の「公的年金等に係る雑所得の金額の計算方法」に計算方法が記載されています。年金を受け取る人の年齢が、65歳未満か65歳以上で計算方法が異なります。
例えば65歳以上の方で公的年金等収入金額の合計額が350万円の方は、350万円×0.75-所得控除額375,000円=225万円が雑所得になります。この計算方法で求められた金額に残額があれば確定申告が必要となります。
確定申告の期間・必要書類・書き方は?
雑所得の確定申告の方法は、確定申告書を税務署に提出する方法とマイナンバーカードを利用してパソコンからe-Taxで送信すう方法があります。
確定申告の期間は?
毎年2月16日から3月15日までです。税務署の閉庁日(土日祝等)は通常、税務署での相談及び申告書の受付は行っておりません。
確定申告をする際の必要書類は?
確定申告書には「A用」「B用」の2種類がありますが、雑所得の場合はどちらを使ってもかまいません。
- 給与所得や公的年金等の源泉徴収票(原本)
- 確定申告書(税務署でもらえます)
を準備します。
雑所得の書き方は?
記入する表は「第一表」「第二表」に分かれます。
第一表
まず、第一表の左側に緑色で塗りつぶされた「収入金額等」欄に記入します。
- 雑所得のうち、公的年金のある方は「雑」欄の「公的年金等 イ」に記入します。
- 雑所得のうち、インターネット等での原稿料の収入がある方は「雑」欄の「その他 ウ」に記入します。また、この収入から必要経費を差し引いた金額が雑所得となります。
この上記2つの合計金額を第一表の左側に青色で塗りつぶされた「所得金額」欄の「雑 ②」に記入します。
第二表
まず、第二表の左側「所得の内訳」欄に記入します。
- 年金の場合「所得の種類」には「雑」、「種目・所得の生ずる場所又は給与などの支払者の氏名・名称」には「年金名」、あと「収入金額」「所得税及び復興特別所得税の源泉徴収額」も記入します。
- インターネット等の原稿料などの収入の場合、「所得の種類」には「雑」、「種目・所得の生ずる場所又は給与などの支払者の氏名・名称」には「クライアントとライター双方にインターネット上のサービスを提供する会社名」、あと「収入金額」「所得税及び復興特別所得税の源泉徴収額」も記入します。
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「第一表」や「第二表」など面倒な記入についても、簡単な入力で自動計算してくれます。はじめて確定申告をする方でも簡単に雑所得を申告できるのでおススメです。
まとめ
今回の記事では、雑所得とは何か、どのような方が確定申告の対象者でいつどのように行えばよいかをご紹介しました。申告漏れ等がある場合、追徴課税などの厳しい処分が下ることもあります。
事前に、納税に関する知識を身につけておけば、確定申告の時期もスムーズに行うことができます。この記事がみなさんの確定申告の参考になることを願っています。
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