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カードローンで銀行はどう利益を出すのか。危険性と正しい使い方とは

近年の金利低下が原因で、各銀行は金利の高い個人融資に力を入れ始めています。便利なカードローンは気軽に利用する人も多いですが、一方で過剰な借入により自己破産してしまうケースもあります。今回は、カードローンの危険性と安全な使い方を解説します。

この記事の目次

銀行が利益を出す仕組み

銀行は、預金者から低金利でお金を預かり、高金利で個人や企業へお金を貸し出すことで発生する金利の差(=利ざや)で利益を出しています。しかし、近年のマイナス金利政策により、かつて利益を上げていた事業も、現在では縮小傾向にあります。

そこで、銀行は利益率の高い個人向け融資に目をつけました。

背景にあるマイナス金利政策

2016年に、日銀がマイナス金利政策を導入したことで、日本の金融業界は大きく影響を受けました。マイナス金利とは、通常お金を預けると増えるはずの利子が、逆に減っていくことを意味します。

マイナス金利政策が導入されたことにより、住宅ローンや自動車ローンの金利も下がりました。2017年の住宅ローンの変動金利は0.5%前後、固定金利も1.0%前後を推移しています。

カードローンの利息が稼ぎ頭

これまで銀行の利益の主な柱だった住宅ローンの金利が下がったことで、銀行の利益が減少しました。そこで銀行は、金利の高いカードローンの促進に力を入れるようになりました。

住宅ローンの金利が1.0%を切る現在、上限金利の平均が14.0%台である銀行系カードローンは、銀行の大きな稼ぎ頭となっています。

銀行は総量規制の対象外

消費者金融や信販会社などが個人向けに融資を行う場合、総量規制の対象となります。総量規制とは、個人向けの融資額を年収の1/3までに制限するというものです。過剰な借入により借金返済に苦しむ人が増えたことから、2010年に導入されました。

しかし、銀行カードローンは総量規制の対象には含まれていません。その主な理由として、以下の2点が挙げられます。

  • 銀行の業務は金融庁に厳しく監視されていること
  • 個人向け融資の審査が厳格に行われていること

このような背景から、2010年以降は銀行カードローンへの申込が増加しました。総量規制によって消費者金融などから借入ができない人たちが、銀行に流れてきたのです。

銀行カードローンの問題点

消費者金融や信販会社と比較して、低金利で借入ができる銀行カードローンですが、銀行側が利益獲得のために個人融資に力を入れている現在、様々な問題も生じています。

過剰融資で自己破産者が増加

総量規制を含む改正貸金業法が2010年に施行されたことで、国内の自己破産件数は年々減少していきました。しかし、2016年には13年ぶりに自己破産件数が増加し、銀行カードローンの問題点が浮上するようになりました。

マイナス金利政策の影響を受けた銀行が、金利の高い個人向け融資を過剰に行い、返済能力以上に貸し付けるケースが増えたため、それに伴い自己破産件数も増加したとされています。

この状況を受け金融庁は、2016年に各銀行の個人向け融資の実態を調査すると発表しました。

自主規制の動き

自己破産件数増加に伴い、各銀行はカードローンの審査を独自基準で厳格化するなど、自主規制に乗り出しました。具体的には、以下のような規制が挙げられます。

  • 収入証明書の提出基準額引き下げ
  • 融資額上限の引き下げ
  • カードローンの広告規制

メガバンク3行では、収入証明書の提出基準を『50万円超の借入』に引き下げました。さらに、みずほ銀行は融資額の上限を年収の1/2から1/3へと引き下げました。三菱東京UFJ銀行は、カードローンのCMを自粛すると発表しました。

各社で内容に違いはあるものの、いずれも個人向け融資の過剰な促進を規制する動きとなりました。

安全に利用するためのポイント

総量規制の対象外であり、金利も比較的低い銀行カードローンですが、過剰な借入は多重債務の原因となります。ここでは、安全にカードローンを利用するポイントを解説します。

返済額を常に把握すること

お金を借り入れる際に最も重要なことは、借りる前に必ず返済額を把握することです。借入期間と金利を正確に計算し、いつまでにいくら返済すればよいのかを知っておくことで、計画的に利用ができます。

返済の計画を練らないままに借入をしてしまうと、返済の遅延や多重債務の原因となってしまいます。収入と支出の計算を怠らず、無理のない範囲で借入をすることが、カードローンを安全に利用するポイントです。

多重債務は絶対にしない

カードローンを利用する際は、多重債務をしないよう注意しなければなりません。多重債務とは、カードローン返済のために、別の金融機関などからお金を借り入れることです。

複数の業者から借入を行うことにより利息が膨らみ、返済が非常に困難になります。自己破産に陥る確率も高まるため、多重債務は絶対に避けなければいけません。

まとめ

利便性が高く気軽に融資を受けられることから、カードローンの需要は年々増えています。しかし、いくら便利で気軽に借入ができるといっても、カードローンが借金であることには変わりありません。

返済期間が長くなればなるほど利息も膨らみ、最終的に支払う金額は大きくなります。借入をする前には返済計画をきちんと立て、無理のない範囲で利用することが大切です。

カードローン、キャッシングをしてしまって多重債務に苦しんでいる方や、
おまとめローンを利用して、全額返済の計算をしたい方、子供のために家を買うので住宅ローンを 組みたいという方は、まず、ライフプランを作成しましょう。
Fincyでは「お金の専門家」に相談することができます。

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