カードローンの種類
カードローンには、『消費者金融系カードローン』と『銀行系カードローン』があります。まずはこの2種類のカードローンの違いをご説明します。
消費者金融系カードローン
消費者金融とは、『法律に則って個人に金銭の貸付を行う業者』のことで、その消費者金融が取り扱っているカードローンが消費者金融系カードローンです。
消費者金融系カードローンは審査のスピードが早いものが多く、最短30分程度で申し込みから審査、ローン用のカード発行、貸付までできるところもあります。
また、多くの消費者金融系カードローンでは、土日や祝日、夜間などでも審査が可能であるため、急ぎで借入したいときに便利です。
ただし、消費者金融カードローンは、『総量規制』という規制によって、年収の1/3を超える貸付をしないように定められているため、大きな金額の融資を希望している場合には注意が必要です。
(※総量規制とは貸金業法により、個人の借入総額が原則として年収の1/3までに制限している規制のことです。)
銀行系カードローン
銀行系カードローンは、銀行が取り扱っているカードローンです。銀行は総量規制の対象外になっているため、年収の1/3を超える金額の貸付も可能です。
銀行系カードローンは、消費者金融系カードローンよりも審査が厳しい傾向にあり、土日・夜間などの銀行の休業日や、営業終了後は審査ができない銀行も多いため、審査結果が出るまでに時間がかかることがあります。
カードローンにかかる金利とは?
カードローンの『金利』とは、お金を借りたときにかかる利息=レンタル料のようなもののことで、『実質年率』と表記されていることもあります。
利息は『元金(借り入れ金額)×金利(実質年率)÷365日×借り入れ期間』で計算することができます。
例えば10万円を18.0%の金利で1カ月借りた場合、100,000×18%÷365×30≒1,479、つまり1,479円の利息がかかるという計算になります。
なぜ金利がかかるのかというと、消費者金融や銀行は、ボランティアではなくビジネスとしてお金を貸し付けているため、お金を貸した人から利息をもらうことで利益を得ているからです。
カードローンの利息の平均は、消費者金融系が年4.5%〜18.0%、銀行系が年4.0〜14.0%程度で、銀行系カードローンのほうが金利が低い傾向にあります。
金利が低いほど、当然返済総額も安くなります。借入金額が大きかったり、借入期間が長くなったりすると、返済総額にかなりの差が出てくるので、カードローンは低金利のものを選ぶことが大切です。
銀行系カードローンがより低金利な理由
なぜ銀行系カードローンのほうが低金利かというと、貸付対象者を原則、正社員などの安定した収入がある人に絞っているからです。お金を貸す側は、貸したお金を返済してもらえず、損害が出るのが一番困ります。
多くの消費者金融系カードローンは、パートやアルバイトなどの収入が不安定な人でも利用可能であるため、返済が滞るリスクを考慮して、金利を高くすることで貸付金の早期回収を図っているのです。
逆に銀行は安定した収入がある人が対象で、返済が滞るリスクが低いため、金利を高くして早期回収する必要がないのです。
また、銀行は消費者金融よりも、圧倒的な資金力があります。万が一返済が滞って損害が出ても補填ができるため、低金利で貸付を行うことができるのです。
おすすめ銀行系カードローン
銀行系カードローンを検討しているなら、オリックス銀行カードローンがおすすめです。
項目 | 詳細 |
金利 | 年利1.7%~17.8% (利用限度額に応じて異なる) |
利用限度額 | 最高800万円 |
申込条件 | 以下の条件をすべて満たす方 申し込み時の年齢が満20歳以上69歳未満の方 原則、毎月安定した収入がある方 日本国内に在住の方(外国籍の方は、永住者または特別永住者の方) オリックス・クレジット株式会社、または新生フィナンシャル株式会社の保証が受けられる方 |
銀行系カードローンは申込条件として、『当銀行の口座を持っていること』としている場合が多いですが、オリックス銀行カードローンは、口座がなくても申込が可能です。
申込から借入まで、24時間インターネット上でできるため、銀行まで足を運ぶ必要がありません。不明な点がある場合は、コールセンターに電話をして確認することも可能です。
金利は利用限度額によって異なりますが、年1.7%~17.8%と低く設定されており、コンビニなどの提携ATMからでも、ATM手数料無料で1,000円単位で借入ができます。
学生や主婦でも即日で借りられる?
学生や主婦でも、カードローンの種類や条件によっては、即日融資を受けることが可能です。
まず消費者金融系カードローンですが、こちらは審査のスピードが早いため即日融資が可能です。しかし総量規制により、原則として収入がない人には貸し付け不可とされています。
そのため収入がない学生や専業主婦は、そもそも申込ができません。ただし学生や主婦でも、パートやアルバイトをしていて、少額でも安定した収入があれば利用可能です。(審査によっては断られる場合もあります。)
次に銀行系カードローンですが、こちらは2018年1月から個人への即日融資が停止されました。
また、審査の際に個人信用情報機関の情報だけでなく、警察庁のデータの照会も行うこととなり、審査に時間がかかるようになったため、即日融資を受けることはできません。
即日融資を希望する場合
即日融資を受けるためには、銀行系カードローンでは即日融資が受けられないため、消費者金融系カードローンから借入することになります。
消費者金融系カードローンは、最短30分で申し込みから審査、借入までできるものがあるので、急ぎの場合はそちらを選ぶとよいでしょう。
また、カードローンの審査では、通常は勤務先へ在籍確認の電話が必要なのですが、土日や夜間など、勤務先の営業時間外に急な借り入れが必要になった場合には、健康保険証や社員証などの提示で対応してもらえる場合もあります。
金利は銀行系カードローンよりも高めですが、無利息期間を設けているところもあるので、期間内に完済すれば、銀行系カードローンよりも返済総額が安く済むことになります。
おすすめ即日融資可能なカードローン
即日融資可能な消費者金融系カードローンでおすすめのものは、プロミスです。
項目 | 詳細 |
金利 | 年4.5%~年17.8%(利用限度額に応じて異なる) |
利用限度額 | 最高500万円 |
申し込み条件 | 年齢20~69歳であること 本人に安定した収入があること(パート・アルバイト可) |
プロミスは自動契約機からであれば、平日・土日祝関わらず9時~22時まで申込から審査、借入まで済ませることができます。
返済期日を5日、15日、25日、末日の中から、自分の都合のよい日に設定することができ大変便利です。
金利は最高で年17.8%ですが、30日間の無利息期間が設けられているため、期間内に返済を済ませてしまえば、利息なしで借入することができます。
三井住友銀行、またはジャパンネット銀行の口座があれば、24時間365日いつでも申込や、借入金の口座振込がしてもらえるサービスも利用できます。
キャッシング・カードローンなら消費者金融の【プロミス】公式サイト
まとめ
カードローンを利用するとき、基本は低金利の銀行系カードローンを利用するのがおすすめです。しかし、即日融資を希望している場合は、消費者金融系カードローンを選ぶ必要があります。
消費者金融系カードローンは、銀行系カードローンよりも金利が高いですが、無利息期間があるものを選べば、期間内の完済で利息なしで借入することができます。
自分の借入希望額や、どれぐらいの期間で完済する予定なのかなどをよく考えて、自分に合ったカードローンを選び、上手に利用しましょう。
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