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FXの豆知識。スワップポイントに対する税金を解説します

FX取引で使われる専門用語のひとつに、スワップポイントというものがあります。これは、為替レートの変動時において、取引の損益に関係する大きな要素のひとつです。今回は、スワップポイントなどの用語の意味と、税金に関する事柄を詳しく解説します。

この記事の目次

そもそもスワップポイントとは

まず、スワップポイントの意味について確認しましょう。

2つの通貨の金利差から利益を得る

FX取引では、2つの異なる通貨をペアとして売買取引を行いますが、一般的にその2つの通貨の間(つまり国の間)には金利の格差が存在するので、同じ期間それを保持したとき、本来受け取れる金利分の金額にも差が生じます。

この差額が損益に反映されたものが、FX取引における『スワップポイント』と呼ばれるものです。

スワップポイントは毎日もらえる

スワップポイントの金利差分は365日の日割り計算がされるので、高金利通貨を保持している間は、毎日着実に資産を増やし続けることになります。

なお、FX業者が金利差から得られる利益から、取引にかかるコストを差し引く場合もあるので、スワップポイントとして実際に受け取れる金額は、金利差から計算した金額よりも小さくなることがあります。

このコスト分は、FX業者ごとのスワップポイントの差となるので、業者を選ぶ際には比較しておきたい要素のひとつです。スワップポイントは、各FX業者が公開しているスワップポイントカレンダー(スワップカレンダー)で確認できます。

スワップポイントとロールオーバー | FX取引の基本 | セントラル短資FX
GMOクリック証券 - スワップポイントカレンダー | FXネオ | サービスガイド

金利差によっては毎日支払が必要なことも

スワップポイントは、金利の関係によって利益にも損失にもなります。

たとえば、日本が0.1%、オーストラリアが1.0%の金利であるとき、1豪ドル90円で1万通貨を買う取引を考えます(金利はどちらも年率換算)。

この取引で、FXトレーダー側から出ていく日本円は90万円です。1年間にかかる金利分を日本円と豪ドルで計算すると、以下のようになります。

  • 日本円の金利:90万円 × 0.1% = 900円
  • 豪ドルの金利:1万 × 1.0% = 100豪ドル

豪ドルの金利を購入時と同じレートで日本円に換算すると、豪ドルの金利分として9,000円が受け取れることになり、日豪の金利差から概算で8,100円の利益となります。

また、上記で想定した取引を、通貨の移動を逆に考える(豪ドルを売って日本円を買う)と、日本のFXトレーダーにとっては年間8,100円の損失、つまり支払いとなります。

ポジションとはどんな状態?

FX取引においてよく使われる『ポジション』という言葉は、自分の保有する外貨資産の状態のことをいいます。ポジションには『ロングポジション』と、『ショートポジション』の2つがあります。

ポジション|外国為替を学ぶ|FXなら上田ハーローFX

ロングポジションとは

FX取引の大きな利点のひとつは、売りと買いのどちらからでも取引を開始できることです。

FXは通貨の現物を交換するわけではなく、2つの通貨間で売り買いをした状態を保持しています。その取引状態にあることを、『ポジションを持つ』といいます。

FXでは、ある通貨がしばらく値上がりを続けると想定される場合は差益を狙い、その通貨を買って別の通貨を売る取引を行い、それを一定期間保持します。『ロングポジション』とは、ある通貨を買った状態のことです。

ポジションは相対的なもので、ある通貨に対し買いのポジションを持っているとき、かならず、交換相手の通貨には売りのポジションとなります。

ショートポジションとは

FXでは、(形式上)ある通貨を売るスタンスから取引を開始することも可能です。ある通貨を売ったままの状態を『ショートポジション』と呼びます。これは、売りのポジションなので、決済取引はその反対の買いを行うことになります。

ショートポジションを持つ場合は、その通貨が先行き値下がりすることが想定されるときです。

この取引では、その通貨を売るときの受取金額と、レートが下がってその通貨を買い戻すときに支払う金額の差額で清算し、利益を狙うことになります。

たとえば、1ドル100円のときに1,000ドルを売った形で、ショートポジションの取引を開始するとします。これにより、一時的に10万円の金額が手元に入ることになります。

その後、1ドルが99円まで値下がりした(円高になった)時点で、1,000ドルを買い戻す形の決済取引を行います。このとき、手元から9万9、000円が出て行くことになります。結果、1,000円の利益が手元に残ることになるわけです。

ポジションメイクがポイント

FXでは、金利の高い通貨で低金利通貨を買うとスワップポイントがマイナスになるので、場合によっては、為替変動による差益を圧迫・相殺することもあり得ます。

また、スワップポイントは金利の日割りで計算されるので、中長期的にポジションを維持するときには、特に大きな影響をもたらします。

基本的には、ロングポジションで取引を開始する場合は、買う通貨のほうが金利が高いものを選ぶほうが有利です。逆にショートポジションから入るのであれば、売る通貨に金利が低いものを選ぶと有利になります。

スワップポイントとは?│FXを始めるなら外為どっとコム

スワップポイントに対する課税の仕組み

為替の差益だけでなく、スワップポイントもFX取引からの利益として課税の対象になり得ます。

未決済ポジションは非課税になるのか

FXは買いの後の売り、もしくは売りの後の買いが、かならずペアになる取引です。その取引がもたらす損益は、決済が行われるまでは確定しません。

個人トレーダーの場合は損益が確定しない限り、取引は課税の対象になりません。

ただし、FX業者の中には、スワップポイント分だけを毎日決済するシステムを取る会社もあります。この場合は損益確定したものとみなされ、課税の対象になります。

(FX)税金・確定申告に関するご質問 | SBI FXトレード
スワップポイントの税制 | よくあるご質問 | GMOクリック証券 - 業界最安値水準の手数料体系!GMOクリック証券ではじめる株取引

決済後にかかる税率はどのくらい?

FX取引から得る利益は、通貨の現物を受け渡さない差金決済によるものであり、税制上『先物取引に係る雑所得等』として扱われます。通常、この所得は確定申告を行い、課税額を決定する必要があります。

先物取引に係る雑所得等は、他の所得とは区別される申告分離課税が適用され、その税率は利益額に関わらず基本20%(所得税15%、地方税5%)です。

また、2037年までは、上記の所得税分の金額に2.1%が『復興特別所得税』として上乗せされ、合計20.315%の税率となっています。

外国為替証拠金取引(FX)の課税関係|所得税|国税庁

まとめ

FXにおけるスワップポイントは、取引する2通貨間の金利差から生じる金額です。ロングポジションとショートポジション、どちらの取引であっても金利の差は損益に影響を与えるので注意が必要です。

また、FX業者の中には、日ごとにスワップポイントを清算する会社と、決済取引が行われるまで保留する会社があるので、確定申告の際には気をつけましょう。

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