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投資信託の利回りの平均はどのくらい?利回りの基礎知識から解説

投資信託で資産運用した場合、どれくらいの利益が得られるのでしょうか。投資信託の利回りの平均から考えてみましょう。また、そもそも利回りとは何なのか、投資信託と他の金融商品の利回りには差があるのかも併せて解説します。

この記事の目次

投資信託の利回りとは?

投資信託とは、『ファンド』とも呼ばれる投資のための金融商品の一つです。投資家の資金をひとまとめにして投資のプロが運用し、その運用益を投資家に分配する仕組みになっています。

投資信託の運用を始めると、『利回り』という言葉がよく出てきます。投資信託の利回りとは、どのようなものなのでしょうか。

そもそも投資信託とは? - 投資信託協会

利回りとはどのようなものか

『利回り』とは、投資信託を一定期間運用した場合に得られる利益を平均化した数値のことです。

利回りは1年間単位で計算するのが基本なので、『投資信託を1年運用して得た利益=利回り』と判断しても差し支えないでしょう。

利回りに影響を与えるもの

投資信託の利回りに影響を与えるのは、『分配金』と『売却益』です。

  • 分配金:投資家の資金を運用し、得た利益を投資家に還元するもの
  • 売却益:投資信託を購入時より高値で売却したときの差額

また、投資信託は、購入・運用・売却の際に手数料がかかるものが多くあります。

  • 購入時手数料:投資信託の購入時にかかる手数料
  • 運用管理手数料(信託報酬):投資信託を運用するときの経費となる手数料
  • 信託財産留保額:投資信託の売却時にかかる手数料

これらの手数料は、投資信託の利益や資産から差し引かれるため、利回りに影響します。また、投資信託の利益には、合計20.315%の税金がかかります。

税金も利益を減らすものなので、利回りを計算する際に考慮しなければなりません。

投資信託の利回りの計算方法

投資信託の利回りを計算してみましょう。

  • 利回り=年間の利益÷投資資金

例えば、10万円を1年間運用し、5000円の利益が出た場合、利回りは『年利5%』です。ただし、これは『表面利回り』を算出したにすぎません。

表面利回りとは、手数料や税金などのコストを除外して、単純に利益だけを計算したものです。正確な利回りを知りたい場合は、コストを考慮した『実質利回り』を計算する必要があります。

  • 実質利回り=年間の利益-(手数料+税金)÷投資資金

投資信託の利回りの平均値

投資信託の利回りの平均はどれくらいあるのでしょうか。

インデックスファンドの平均利回り

投資信託には『インデックスファンド』という、市場平均連動型の商品があります。日経平均株価など、市場の動向と同じような値動きをすることを目指して運用が行われる商品です。

インデックスファンドは手数料が安く、安定した運用がしやすいため人気があります。利回りの平均は『年3~7%程度』とされており、日経平均株価やダウなどと同じくらいの利回りを保っています。

各資産別の平均利回り

投資信託は、保有する資産に応じていくつかの種類に分類されます。ここでは、投資信託の主要商品である、『国内株式型』『海外株式型』『国内債券型』『海外債券型』の平均利回りを見てみましょう。

  • 国内株式型:年5~7%
  • 海外株式型:年6~8%
  • 国内債券型:年1~3%
  • 海外債券型:年2~4%

債券型は、株式型と比較してリスクが少ない代わりに、得られる利益も少ない傾向にあります。

平均値よりも高い利回りの投資信託はお得?

投資信託には、『アクティブファンド』という、市場平均よりも高い利回りを目指す商品があります。このような高利回り商品に投資した方がお得なのでしょうか。

ハイリスク・ハイリターン

アクティブファンドは、高利回りを目指して積極的に投資をします。そのため、インデックスファンドより大きな利益を得られるチャンスがありますが、大きな損失が出る可能性も高い、ハイリスク・ハイリターンの商品です。

また、高利回りを目指すためには、投資先の調査がかかせません。しかし、調査には費用がかかるので、手数料が高くなります。

投資信託のリスク予想が重要

高利回りの投資信託に投資する場合、事前のリスク予想が重要です。投資におけるリスクとは、『リターンのブレ幅』を指すものであり、危険なもの、悪いものというわけではありません。

最大の利益と損失の幅が大きいほど、リスクが高いと言われます。つまり、リスクが高い商品は、それだけ利益を得られる可能性も高いのです。

しかし、反対に損失が出る可能性も高いため、前もって『最大でどれくらいの損失が出るか』ということを予測する必要があります。

もし、最大の損失額が自分の資金や気持ち的に耐えられないほど大きなものであれば、その投資信託への投資は避けた方がよいでしょう。

年間平均利回りと標準偏差をチェック

投資信託のリスクは、『年間平均利回り』と『標準偏差』をチェックして判断します。標準偏差とは、年間平均利回りから、その間の利益と損失の最大値がどれくらい離れているかを表す数値です。

標準偏差のイメージ

出典:FP大竹のり子氏がNISA(ニーサ)について解説|モーニングスター

標準偏差1倍と2倍の数値を算出し、ブレ幅を確認します。例えば、年間平均利回りから利益と損失の最大値が1%しか離れている商品と、10%離れている商品では、後者の方がブレ幅は大きくリスクが高いと判断できます。

利益と損失が標準偏差1倍の範囲に収まる確率は68.3%、標準偏差2倍の範囲に収まる確率は95.4%とされているため、リスクの指標として有効といえるでしょう。

他の投資の利回りと比べてみよう

リスクが低い投資方法として、『定期預金』や『債券』といった選択肢もあります。これらの金融商品の利回りを、投資信託の利回りと比べてみましょう。

預金の金利との比較

定期預金の利回りは、2019年時点で『0.025%』と超低金利です。1000万円を1年間預けていたとしても、2500円しか利益が出ません。

一方、投資信託であれば、利回りが低い債券型であっても1%以上の利回りは期待できるため、投資をしたいのであれば投資信託を選んだ方がよいでしょう。

ただし、定期預金には『元本保証』という強みがあります。投資信託は運用が上手くいかなかった場合に損失が出る可能性がありますが、定期預金は銀行が破たんしても、最高1000万円まで保証されます。

絶対に損失を出したくない、一切リスクをとりたくないという人は、定期預金でこつこつと資金を貯めるのも一つの手です。

投資信託の各資産別リターンと定期預金の金利を比べると?インフレに勝つ 投信活用し利回りアップ |投資信託|イオン銀行
万が一金融機関が破綻した時 : 預金保険機構

個人向け国債の利回りとの比較

個人向け国債とは、個人を対象とした、国が発行する債券のことです。債券型投資信託では、一つの商品を購入するだけで複数の債券に投資できますが、個人向け国債は、その国債1種類に集中して投資します。

日本の個人向け国債には、『3年』『5年』『10年』がありますが、利率は一律で『0.05%』です。国内債券型の投資信託であれば、平均で年1~3%程度の利回りが期待できるので、やはり利益を得たい人は投資信託の方がおすすめです。

現在募集中の個人向け国債・新窓販国債 : 財務省

まとめ

投資信託の利回りとは、投資信託を一定期間運用した場合に得られる利益を平均化した数値です。投資信託の種類や保有資産などで平均利回りが異なるので、どの程度の利益が得たいかを考えて、それに合う商品を選びましょう。

ただし、高利回りの投資信託は、大きな利益が期待できる代わりに、大きな損失が出る可能性も高くなります。

購入を希望する商品にどの程度のリスクがあるのかを前もってシミュレーションし、最大の損失が出ても耐えられるかを考えてみましょう。

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