「THEO(テオ)」ってどんなサービス?
「THEO(テオ)」は「株式会社 お金のデザイン」が提供するロボアドバイザーです。
ロボアドバイザーとは、ロボットが人間に代わって資産運用の方針を決めるサービスで、方針の提案だけでなく自動運用も選択できます。
低コストで気軽に運用できる
「THEO(テオ)」の特徴は、スマートフォンなどを使い10,000円から始められることです。資産運用の初期投資額が少ないため、低コストで気軽に運用できます。
また、利用状況によって異なりますが、手数料は0.65%~1%です。通常の手数料は1%になりますが、利用金額によって割引されます。
手数料を把握しやすい
「THEO(テオ)」は追加手数料が必要ないため、売買手数料や為替手数料はかかりません。手数料は預けている資産のみにかかるので、手数料を把握しやすいことが特徴です。
365日、24時間いつでも申し込み、出金可能
また、365日、24時間いつでも出金の申し込みができます。つまり、いつでも申し込みができ、追加手数料が不要なことからも気軽に売買取引ができるのです。
「THEO(テオ)」ではリスクの軽減を目標にした「分散投資」と「長期投資」をしています。投資銘柄も多く、それぞれのニーズに合わせた運用が可能です。
「THEO(テオ)」でできること
「THEO(テオ)」では、運用を開始する前にシミュレーションをします。無料診断で5つの質問に答えれば、結果を元に登録できることが特徴です。
1人1人に合った運用ができる
その後、登録すると診断結果に基づいた資産運用方針を決定します。「グロース・インカム・インフレヘッジ」など、それぞれのパーセンテージがでてきて、利用者に合った方法が分かるのです。
おまかせ運用で簡単に投資できる
また、それを利用して自分自身で運用しても構いませんが、「THEO(テオ)」には「おかませ運用」があります。さらに、「THEO(テオ)」には約30種類以上のETFから構成されたポートフォリオがあり、さまざまな組み合わせを作ることが可能です。
「THEO(テオ)」の投資対象は約11,000個以上の銘柄があり、地域や種類は幅広くなっています。おまかせ運用では、ポートフォリオを作るだけでなく、自動でメンテナンスもしています。
最適な運用を進められる
新しい運用方法を利用し、最適な運用を進められることが特徴です。また、「リバランス」を意識し、値動きで変動した分を調整しています。ポートフォリオを最適化するのは、グロースとインカムが約3ヶ月ごと、インフレヘッジが約1ヶ月ごとです。
運用実績のある安心のサービス
「THEO(テオ)」は2016年に開始したサービスです。
運用者数は約65,000人以上
2019年1月の時点での運用者数は約65,000人以上になっています。
2017年1月は約6,800人でしたが、1年後に約33,000人まで増えました。そして、2019年までの2年間で、運用者数は約9.6倍も増えたのです。
預かり資産も約362億円超え
これは、2018年~2019年にロボアドバイザーが急速に発展し「THEO(テオ)」に興味を持った人が増えたことによります。また、2019年1月の預かり資産は、約362億円です。
2017年の預かり資産額は約60億円でしたが、2019年までの2年間で運用者数が増え、資産も約6倍になりました。
毎月の平均預かり資産額は、約27,216円
2019年1月31日の時点では、一人当たりの平均預かり資産額は約550,000円です。
よって、平均預かり資産額と運用者数から出した毎月の平均預かり資産額は、約27,216円になります。
継続的に預けて利回りを得る長期投資をする人が多く、一人当たりの投資額が増えているのです。
積立率は約62.2%
また、「THEO(テオ)」では積立による資産運用があり、2017年11月~2019年1月の期間における積立率は約62.2%でした。
平均積立率も年々上昇していて、長期的な資産運用をしている人が多いことも表しています。
どんな人におすすめなの?
「THEO(テオ)」が実施したユーザーアンケートによると、約50%の人が「投資経験はほとんどない」という結果になりました。残りの約30%が「少しの経験はある」、約20%の人が「経験はある」です。
投資初心者の方、資産運用が初めての方
「THEO(テオ)」はロボアドバイザーとして資産運用の方針決定やおまかせ運用をしているため、運用初心者に向いています。
資産運用の知識や経験が少ない人でも、安心して気軽に始められるのです。資産運用の経験が豊富な人でも、ロボアドバイザーの知識を利用すれば、さらに高度な投資に挑戦できます。
余裕資金や所有資産の一部で運用したい方
また、「THEO(テオ)」に預けている資産は、90%以上の人が所有資産の約20%以下です。つまり、多くの利用者は所有資産の一部を利用しています。よって、「THEO(テオ)」は余裕資金や所有資産の一部で運用したい人に向いているのです。
男女ともに20〜40代の利用が多い
アンケートの結果から、「THEO(テオ)」を利用する人の性別は男性が全体の約77%、女性が約23%です。男性の利用割合が高い結果となっていますが、女性からの人気も
また、年齢では20代~40代で利用者全体の約80%を占めています。つまり、性別や年齢から、働き世代と呼ばれる年代が多く利用しています。
docomoユーザーはさらにお得に?
「THEO(テオ)」は「THEO+docomo」として、携帯電話や回線などを提供する株式会社NTTドコモと提携しています。
dアカウントやメールアドレスの登録でかんたん
無料診断後にdアカウントやメールアドレスの登録をすれば、簡単に始められるものです。入金する時は、「THEO+docomo」にログインし、「入金」のボタンを押します。
「ドコモ口座と連携」ボタンを押し、同意した上で入金額の記入をすると、該当の口座から入金されます。出金する時は「出金」ボタンから手続きすると、ドコモ口座へ振り込まれます。
dポイントが毎月貯まる?
「THEO+docomo」ならではの特徴は、預けている資産額に応じたdポイントが毎月つくことです。ドコモ回線を利用している場合、付与されるポイントは1.5倍になります。
例えば、ドコモ回線で約100万円を預けている場合、毎月150ポイントずつ付与される仕組みです。長期投資で預けている限り、毎月dポイントの付与があるのはdocomoユーザーのメリットともいえます。
dカード払いで「おつり積立」できる
また、「THEO+docomo」では「おつり積立」という制度があり、dカードで支払った時、設定金額に応じたお釣りの積立が可能です。設定金額は100円と500円、1,000円の3種類になります。例えば、500円と設定していてdカードで300円の買い物をした場合、200円はお釣りとして積立できるのです。
きめ細かい運用ができる!その特長とは?
「THEO(テオ)」のポートフォリオには「グロースポートフォリオ」「インカムポートフォリオ」「インフレヘッジポートフォリオ」の3種類があります。
それぞれのニーズに応えられるポートフォリオを作り、状況に応じて組み合わせ比率を変えていることが特徴です。
きめ細かい運用ができ、様々なニーズに対応
よって、きめ細かい運用ができ、さまざまなニーズに対応しています。グロースポートフォリオでは、株式ETFを利用した「長期的資産形成」を目指すことが多いです。
給与所得者などの資産形成層が、継続した運用をする時に向いています。インカムポートフォリオは「低リスクでインカムを得る」というニーズに基づいたものです。リターンが多い債権ETFなどを利用し、定期的に得られる安定した利益を目標にしています。
インフレヘッジポートフォリオは富裕層に向いているもので、「インフレによる資産減少を避ける」という目標があります。よって、不動産ETFや債券ETF・コモディETFなど、投資金額が高いものを選定することが多いです。また、theoでは機関投資家向けのチャネルブランドを立ち上げ、大きな資産運用にも対応しています。
スマートベータ運用とは?
「THEO(テオ)」の運用手法として「スマートベータ運用」があります。これは、新しい投資理論に基づく運用手法です。
複数の利益を組み合わせて効率的に運用できる
スマートベータ運用では、市場の動きで得る利益だけでなく、他の要因からの利益も得ようとします。よって、「市場全体のリスクを避けて得られたリターン」「他の要因からのリターン」など、複数の利益を組み合わせて効率的に運用しているのです。
失敗の可能性も低くなる
同時にリスクの低減もしているため、失敗の可能性も低くなります。スマートベータ運用は、世界中の機関投資家やプロの投資家も採用する手法です。
代表的な方法として、ベンチマークに連動する「パッシブ運用」、分析や独自の手法でベンチマークを超える運用をする「アクティブ運用」があります。
「THEO(テオ)」が行うスマートベータ運用は、この2つの中間に位置する運用方法です。スマートベータ運用では、「指数に連動した運用」という意味では、パッシブ運用の要素を含んでいます。
一方で、時価総額加重ではない指数を使いパフォーマンスを向上しているため、アクティブ運用の要素もあるのです。
自動でニーズに合わせた運用方法
「THEO(テオ)」は口座開設後に情報入力と入金をすれば、自動でニーズに合わせた運用をしてくれます。
入金後は為替交換を任せることも可能です。海外のETFを購入するためには、米ドルへの為替交換をしないといけません。
有利なレートで取引できる
窓口購入では決められた時間の基準値レートを使って取引しますが、「THEO(テオ)」ではリアルタイムのインターバンクレートを使用しているのです。つまり、状況によっては、窓口購入よりも有利なレートで取引できます。
リバランスの機能が充実
「THEO(テオ)」のETF取引ではリバランスの機能が充実しています。1ヶ月に1回の「即時リバランス」で、追加購入やポートフォリオの再調整を行っていることが特徴です。
その他にも、銘柄や配分を見直す「リアロケーション」は毎月もしくは3ヶ月に1回実施されています。さらに、市場変化や年齢によって投資配分を変える「レクリエーション」や「リプロファイリング」を1年に1回行い、それぞれに合った運用方法を提案しているのです。
基本的には「THEO(テオ)」に運用を任せますが、定期的に状態を確認するため、それぞれに合った運用を実現できます。
手数料はどれくらい?カラーパレットとは?
ロボアドバイザーを利用するためには、手数料がかかります。これは、ロボアドバイザーのサービスを提供し続けるためにも必要な手数料です。
業界の中でも低い設定
「THEO(テオ)」は他のロボアドバイザーを提供するウェルスナビやフォリオと比較すると手数料が低く、業界の中でも低い設定になっています。
「THEO Color Palette(テオカラーパレット)」とは
「THEO(テオ)」が実施する手数料は「THEO Color Palette(テオカラーパレット)」というものです。利用状況に応じて手数料が決まっていて、長期的な資産運用をサポートしています。
「THEO Color Palette(テオカラーパレット)」早見表
カラー | 手数料 | カラー基準額 |
---|---|---|
ホワイト | 1.00% | なし |
ブルー | 0.90% |
|
グリーン | 0.80% |
|
イエロー | 0.70% |
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レッド | 0.65% |
|
「ホワイト」は1万円未満の人で、手数料は1.0%です。ブルーは1万円以上50万円未満の人で、手数料は0.90%になります。グリーンは50万円以上100万円未満で、手数料は0.80%です。
イエローは預けている金額が100万円以上1,000万円未満で手数料は0.70%、レッドは1,000万円以上を預けている人で手数料は0.65%になります。
金額が多ければ多いほど、利用手数料は低くなる
つまり、theoに預けている金額が多ければ多いほど、利用手数料は低くなるのです。それぞれのカラーは自動で決定し、利用者が更新手続きなどをする必要はありません。利用者が把握しやすいように、マイページに手数料区分のカラーが表示されています。
初回積立のサポートが充実で安心
資産運用の積立とは、定期的に一定額を投資し、リスクの分散や購入単価の平準化をする方法です。
積立応援プログラムが充実
「THEO積立」では、決まった金額を決めた日に自動入金しています。THEO積立を初めて利用する場合、「積立応援プログラム」などのサポートを受けることが可能です。
例えば、口座開設と積立金額を決定し、3ヶ月連続の自動積立をすると、現金のプレゼントがあります。プレゼントは利用金額に応じて、利用している「THEO(テオ)」口座に振り込まれるのです。
プログラムの条件は、3ヶ月連続で自動積立を行い、該当期間中は出金していないことになります。条件に該当すると、プログラム終了の約2ヶ月後に500円~5,000円がプレゼントされるサービスです。
カラーパレットを上手に活用しよう
また、カラーパレットの区分分けをして、手数料を値引きする取り組みも充実したサポートの一つです。通常は利用手数料が1%と決まっていますが、利用状況に応じて最大35%の値引きがあります。
例えば、50万円未満でも手数料は10%オフです。預けている投資金額が1,000万円以上の場合は、35%オフで手数料は0.65%になります。
運用時の注意点とは?
「THEO(テオ)」の入金方法として「銀行振込」「積立」「クイック入金」の3種類があります。クイック入金は都合のいいタイミングで入金できる方法です。振込手数料は無料で、入金するとすぐに運用開始できるというメリットがあります。
クイック入金の対応銀行に注意しよう
しかし、クイック入金の対応銀行は限られているため、注意が必要です。対応しているのは、住信SBIネット銀行や三菱UFJ銀行、じぶん銀行、みずほ銀行、三井住友銀行の5つになります。よって、ゆうちょ銀行や地方銀行などは対応していません。
クイック入金の対応銀行
- 住信SBIネット銀行
- 三菱UFJ銀行
- じぶん銀行
- みずほ銀行
- 三井住友銀行
クイック入金の非対応銀行
- ゆうちょ銀行
- 地方銀行 など
最低投資金額が10,000円
他の投資方法では、最低投資金額が1,000円など、低コストで始められるものもあります。しかし、「THEO(テオ)」では最低投資金額が10,000円からと決まっているため、注意するといいでしょう。
また、「THEO(テオ)」の預り金が10万円以上であったとしても、出金した際に、その後の預かり金が10万円以下になると口座が自動解約されます。よって、引き出しをする時は、残金の把握が重要です。
複数口座を開設することはできない
さらに、「THEO(テオ)」はdocomoやJAL・地方銀行などと提携していて、全部で19種類あります。ただし、複数口座を開設することはできません。よって、「THEO(テオ)」を使って資産運用を始める時には、どの口座を開設するのか検討する必要があります。
口座開設方法を紹介
「THEO(テオ)」の口座開設は無料診断をしてから、利用者情報の入力とマイナンバーなどの本人確認書類を画像添付するだけです。
申し込み数日後には審査がおり、入金ができるようになります。「THEO(テオ)」は自宅で簡単に口座開設でき、おまかせ運用を実施していることが特徴です。ロボアドバイザーを検討している場合は、「THEO(テオ)」を利用してみるといいでしょう。
まとめ
「THEO(テオ)」はロボアドバイザーとして資産運用の方針決定やおまかせ運用をしているため、運用初心者に向いています。資産運用の知識や経験が少ない人でも、安心して気軽に始められるのです。
「資産運用に興味がある、だけど投資経験がない、何から始めれば良いか分からない」という方にもおすすめです。「THEO(テオ)」ではおまかせ運用もできるので安心です。