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投資信託の種類を紹介。資産クラスやリスクの種類について

投資信託には、たくさんの種類があります。ネット証券のなかには、2500以上の銘柄を取り扱っているところもあり、どの商品を購入したらよいか迷っている人もいるのではないでしょうか。本記事では、投資信託の種類とリスクについて詳しく解説します。

この記事の目次

設立形態により異なる2つの投資信託

投資信託は、どのように設立されたかにによって、『契約型』と『会社型』の2種類に分けられます。

契約型は3社の信託契約により運用される

契約型は、『運用会社』『信託銀行』『販売会社』が契約を結び組織され、運用を行う投資信託です。信託銀行は、投資家から集めたお金を管理し、運用会社が資産の運用をします。

販売会社は、銀行や証券会社、ゆうちょ銀行、信用金庫などの金融機関が請け負っており、投資信託の売買の受付や分配金の支払いなどを担当します。日本の投資信託のほとんどは契約型です。

投資信託の仕組み - 投資信託協会

会社型は投資法人から収益の分配を受ける

会社型は、投資を目的とする『投資法人』を設立し、運用する投資信託です。投資家は、投資法人に出資をすることで株主となり、投資法人から収益の配当を受けます。

日本では会社型の投資信託は多くありませんが、不動産を投資対象とした投資信託である『REIT』などでは、会社型が採用されています。

会社型投資信託 | 金融・証券用語解説集 | 大和証券

資産クラスとその特徴を比較しよう

投資信託は商品により、どのような資産に投資しているかが異なります。投資される資産は、値動きやリスクの特性により種類分けされ、その分類は『資産クラス(アセットクラス)』と呼ばれます。

ここからは、資産クラスごとの値動きの特徴やリスクについて詳しく説明します。

野村證券 | アセットクラス(証券用語解説集)

株式型ファンド

『株式型ファンド』は、株式を投資対象とした投資信託です。上場企業のみに投資しているものや、成長性のある企業を選んで投資しているものなど、各投資信託の運用方針により投資先が決まります。

運用方針によりリスクが異なるため、購入の際は交付目論見書(※)などで運用方針をよく確認することが重要です。

(※交付目論見書とは、投資の判断に必要な重要事項が記されている書類のことです。投資信託の運用方針やリスク、運用実績、手数料などが記載されます)

リスクとリターンとは | 投資のすすめ | 水戸証券株式会社

リスクはあるが売却益を期待できる

株式型ファンドは、一般的に債券型ファンドやREITなどに比べ、値動きが大きいことが特徴です。そのため、値下がりにより損をするリスクがありますが、市場の状況によっては売却益を得られる可能性もあります。

株式型投資信託はリスクを取っても、大きな値上がりを期待したい人に向いているファンドだといえるでしょう。

リスクとリターン - 投資信託協会

債券型ファンド

『債券型ファンド』は、国内外の債券に投資する投資信託です。景気上昇局面で値上がりする株式ファンドやREITとは異なり、債券ファンドは、景気下降局面でパフォーマンスが好調になる傾向にあります。

値動きの違いを活かし、株式ファンドやREITと併せて債券ファンドを持つと、市場の状況による値下がりのリスクを分散できるでしょう。

株式と比べ値動きは穏やか

債券は株式に比べて値動きが少なく、リスクの低い資産とされます。売却益といった大きな値上がりではなく、長期にわたる安定した資産の成長を目指す人に向いた投資信託だといえます。

REITやコモディティ

投資信託のなかには、株や債券以外に投資をしている商品があります。ここでは、『REIT』と『コモディティ』を見ていきましょう。

REIT コモディティ
投資先 不動産
・オフィスビル
・商業施設
・集合住宅など
商品
・エネルギー
・貴金属
・農作物など
特徴 賃貸料を原資とした安定した分配金 インフレ(物価上昇)に対応できる

REITやコモディティに個人で投資しようとすると、ある程度まとまった資金が必要です。新興国などの資産は、個人での投資が難しいことも考えられます。

投資信託を利用すれば、少額でさまざまな不動産や商品に投資ができるメリットがあります。REITやコモディティに興味がある人は、投資信託での投資を検討しましょう。

REIT(不動産投資信託)│株式│SMBC日興証券
投信・外貨建MMF|SBI証券

投資先が国内か海外かによる違い

投資信託には、国内の資産に投資するものだけでなく、海外の資産に投資する商品もあります。国内と海外の投資の違いは、以下の通りです。

国内資産 海外資産
為替リスク なし あり
国内市場の影響 受ける 受けない(投資先の国の市場の影響を受ける)
カントリーリスク(※) 低い 国により異なる(新興国などは高め)

海外の資産に投資するメリットは、リスクの分散ができる点です。海外の資産を投資先に組み入れておけば、国内の市場が下落したときの資産の減少を軽減できます。

分散投資のひとつとして、海外の資産も上手に取り入れていきましょう。

(※カントリーリスクとは、投資する国や地域において、政治経済の混乱により証券市場や為替市場に影響が出るリスクのことです)

野村證券 | 国際分散投資(証券用語解説集)
カントリーリスク│初めてでもわかりやすい用語集│SMBC日興証券

投資信託のひとつ ETFはどんな投資方法?

投資信託のひとつに、『ETF(上場投資信託)』があります。ETFは、投資信託と株の特徴を併せ持った商品です。以下にETFの特徴をまとめました。

投資信託 ETF
購入場所 販売会社
・銀行
・証券会社
・郵便局など
証券会社
取引価格 基準価額(1日1回算出) 市場価格(時価)
取引時間 9~15時 取引所の取引時間内
手数料 ファンドおよび販売会社により異なる 証券会社により異なる

ETFと投資信託、株式の違い | ETF(上場投資信託)|日興アセットマネジメント

分散しながら株のように売買できる

ETFは投資信託の1つであるため、『少額から始められ運用のプロが分散投資してくれる』投資商品です。ただし、売買は株のように、市場が開いている時間にいつでも時価で行えます。

よって、リスクを抑えながら、より積極的に運用をしていきたい人に向いている商品だといえるでしょう。

信託報酬が割安

ETFは、通常の投資信託よりも信託報酬が割安です。信託報酬は投資信託を保有している間、必要となる手数料なため、運用を成功させるには信託報酬の低い投資信託を選ぶことも重要です。

長期での運用を予定している場合にも、保有期間中のコストを安く抑えられるETFは、選択肢の1つとなるでしょう。

ETFの特色 | ETF(上場投資信託)|日興アセットマネジメント

投資信託における主なリスクの種類

投資信託は、預貯金とは異なる投資商品です。インフレに対応でき、預貯金よりもお金を増やせるメリットがある一方、元本割れをする可能性もあります。

ここでは、投資信託のリスクを詳しく解説します。

価格や為替、金利の変動リスク

投資信託は、市場や経済状況によって価格や為替、金利変動の影響を受けます。経済状況による投資信託の基準価額の変動傾向は、以下のとおりです。

経済状況 投資信託の値動き
景気上昇局面
・株価が上がる
・金利が上がる

・株式型ファンド、およびREITが値上がりする
・債券ファンドは値下がりする
景気下降局面
・株価が下がる
・金利が下がる

・債券ファンドが値上がりする
・株式型ファンド、およびREITは値下がりする
円高局面 海外資産に投資する投資信託の価格が値下がりする
円安局面 海外資産に投資する投資信託の価格が値上がりする

どのような経済状況でも、大きな損失を被ることがないよう、さまざまな資産投資をし、リスクを分散することが重要です。

投資信託が持つリスク - 投資信託協会

債務支払不能リスク

『債務支払い不能リスク』は、デフォルトリスクや信用リスクとも呼ばれるもので、債券発行体(国や企業など)の経営状態の悪化により、利息や償還金の不払いが起こるリスクです。

国や企業の債務支払い不能リスクは、格付機関による信用格付で確認できます。その投資信託が投資している国や、企業の格付を調べてみましょう。

債務不履行リスク│初めてでもわかりやすい用語集│SMBC日興証券

カントリーリスク

投資信託は運用のプロが分散投資をするため、自分では投資をすることが難しい国に、投資ができる点も魅力の1つです。

例えば、投資信託を利用することで、これから成長が期待される新興国などに投資することも可能です。投資した国や地域が成長すれば、大きな利益を得られるでしょう。

しかし、新興国などは、経済や政治の混乱により市場に影響がでる『カントリーリスク』を含みます。新興国に投資する投資信託は、一般的な投資信託に比べリスクが高めであることを覚えておきましょう。

投資信託の種類や基本知識が学べる本

投資信託の種類についてさらに詳しく知りたい人は、本を読んで勉強することもおすすめです。ここでは、初心者でも読みやすい投資信託の本を紹介します。

図解 はじめての投資信託

学研プラスが発行する『図解 はじめての投資信託』は、投資信託の基礎知識から商品の選び方、購入後の管理方法までが詳しく説明されている本です。図による解説もあり、初心者でもわかりやすく読めます。

年齢や資産運用の目的など、投資者それぞれに合った商品の選び方が解説されています。資産作りの1つとして投資信託を取り入れたい人は、参考にしてみるとよいでしょう。

お金のきほん『図解 はじめての投資信託』 | 学研出版サイト

まとめ

投資信託は、投資家から集めた資金を運用のプロが運用してくれるため、初心者でも始めやすい投資商品です。しかし、商品数が多いため、どの商品を選ぶかが大切なポイントとなります。

投資信託は、商品により投資している資産クラスが異なります。それによりリスクの種類や大きさが変わるため、購入の際には投資先や運用方針を、よく確認しなければなりません。

運用に必要な重要事項は、交付目論見書で確認できます。購入する投資信託の特徴やリスクをよく知り、自分に合った投資信託を選びましょう。

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