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損害保険のメリットとデメリット。種類や特徴を合わせて解説します

損害保険は、偶然のリスクによって生じた損害をカバーするための保険です。自然災害や自動車事故、盗難などリスクに応じて、必要な損害保険の種類は変わってきます。今回は、損害保険のメリット・デメリットをはじめ、保険の種類や特徴などを解説します。

この記事の目次

損害保険の特徴

まず、損害保険の特徴や生命保険との違いについて詳しくみていきましょう。

実損払い

損害保険の大きな特徴は、損害額により保険金の支払いが変わる『実損払方式』が中心となっている点です。保険金は契約時の保険金額を上限として、実際に損害にあった金額分だけが支払われます。

損害保険では、損害より不当な利益を得ることを防ぐという考え方があり、これが『実損払い』の基本になっています。

反対に、あらかじめ契約によって定められた金額を支払うことを『定額払い』といいますが、生命保険や傷害保険、医療保険などではこうした定額払いが基本となっています。

日本損害保険協会 - 損害保険について

1年契約で年払い

基本的に損害保険は掛け捨ての1年契約がほとんどで、満期の到来前に封書などで通知が届き、継続手続きをしていきます。

しかし最近は、保険期間が3年や5年などの長期契約の損害保険も増えています。また、保険料は1年ごとに払い込む年払いのものが多いですが、分割して支払う分割払いもあります。

分割払いの場合は、年払いに比べて保険料の総額が高くなることがあります。

日本損害保険協会 - 損害保険 損害保険の契約について

生命保険との違い

生命保険と損害保険はともに金銭的な備えという意味では共通していますが、次のような点で違いがあります。

  • 保険の対象が違う
  • 保険金の受け取り方が違う
  • 保険金額の設定が違う

生命保険は、人の生死や病気・ケガによる入院などに備える保険で、保障は人に掛けますが、損害保険は突発的な事故や災害などの損害に備える保険で、補償は個人の財産やモノに掛けます。

また、生命保険の保障は契約時に決められた金額を受け取れる定額給付になっており、ある程度自由に保険金額が設定できます。

一方、損害保険では、事故や被害で生じた損害分を補償するのが一般的で、保険の対象になるモノの値段や価値に合わせて保険金額を設定します。

日本損害保険協会 - 損害保険 損害保険について

代表的な損害保険の種類

自動車事故や火災、ケガや賠償事故など、日常生活にはいつもさまざまなリスクが潜んでいます。損害保険はそんなリスクに対応するために、幅広い商品が揃っています。ここでは、代表的な損害保険を紹介します。

自動車保険

自動車保険は自動車事故により、他人の生命や身体、財物に与えた損害、運転者・同乗者が被った身体の傷害、自動車本体に生じた損害を補償するための保険です。

自動車保険には、すべての自動車に加入が義務付けられている『自賠責保険』と、上乗せとして契約する『任意保険』があります。

自賠責保険は、被害者を救済することを目的としているため、自分の傷害や物損事故に対する賠償責任、自分の自動車の損害などは補償されません。自動車事故に伴う損害に十分に備えるには任意保険が必要です。

保険商品をよく知ろう(自動車保険編)

火災保険

火災保険は、建物や家財の被害に備える保険です。火災だけではなく、風水災などの自然災害や水濡れ・盗難の事故などによって被った損害を補償するための保険です。

建物と家財は、それぞれ別に保険金額を設定して契約することになります。また、賃貸住宅の場合も家財については、入居者自らが契約する必要があります。

貴金属・宝玉・宝石・書画・骨董(とう)・彫刻物などの美術品は、1個または1組の価額が30万円を超えるものは、契約時に明記しておかないと補償の対象にならない場合があります。

日本損害保険協会 - 損害保険 火災保険

地震保険

地震保険は、火災保険では補償されない地震や噴火・津波によって生じた建物や家財の損害を補償するための保険です。地震が原因で火災になった場合、火災保険では補償されません。そのため、地震保険と火災保険の両方を契約する必要があります。

地震保険は、政府が保険責任を分担し官民一体の制度をとっているので、商品内容・保険料についてはどの保険会社も同じです。

地震保険の契約は、建物と家財のそれぞれで契約する必要があります。契約金額は、火災保険の契約金額の30%~50%の範囲で設定します。ただし、建物は5,000万円、家財は1,000万円が上限になります。

日本損害保険協会 - SONPO | 損害保険の解説・相談窓口 - 損害保険の解説 - 地震保険

傷害保険

傷害保険は、『急激・偶然・外来の事故』によりケガをして入院や通院、死亡した場合などに保険金が支払われる保険です。傷害保険にはいくつか種類があり、被保険者(保険の対象者)の範囲や補償される事故の範囲が異なります。

たとえば、家族傷害保険やファミリー交通傷害保険などは、家族で加入することもできます。

また、傷害保険は契約時に定めた保険金額が、保険金として支払われる『定額払い』が基本となっています。このため、健康保険、生命保険、労災保険などからの支払いとは関係なく保険金が支払われます。

日本損害保険協会 - 損害保険 傷害保険

個人賠償責任保険

個人賠償責任保険は、誤って人にケガをさせてしまったり、他人の財物を壊したりし、法律上の賠償責任を負担した場合、その負担した損害金をカバーするための保険です。

たとえば、飼い犬が他人に噛み付いてしまった、買い物中にお店の商品を誤って壊してしまったなど、賠償責任が発生した場合に適用されます。

個人賠償責任保険は単独では販売されておらず、 自動車保険や火災保険、傷害保険など付帯して契約します。

保険商品をよく知ろう(個人賠償責任保険)

損害保険のメリット

ここからは、損害保険のメリットを解説します。

万が一のときの補償

いちばんのメリットは、事故などのトラブルがあった際の補償です。日常生活の中ではいつどのようなトラブルに巻き込まれるかわかりません。万が一のときに補償があるのは、経済面だけでなく気持ちの面でも余裕を与えてくれます。

とくに、自動車事故で相手を死傷させてしまった場合や、住まいが全焼してしまった場合などの賠償額や損害額は、非常に大きくなります。このような事故による経済的リスクをカバーしてくれる損害保険は、非常にありがたい存在です。

ネット保険は保険料が安い

シェアはまだまだ代理店におよばないとはいえ、ネット保険の勢いは年々増しています。その理由はやはり保険料の安さでしょう。

ネット保険は、保険会社との間に仲介となる代理店を挟まず、直接それぞれの保険会社と契約します。そのため、仲介手数料などのコストがかからないことから、保険料が安くなることが多いです。

ただし、自動車保険の場合、ネット保険では契約できる車種が限られるなど制限があります。

損害保険のデメリット

損害保険にはデメリットもあります。

特定の損害しか補償対象にならない

保険を付ける対象となる物を『保険の目的』といいますが、基本的に保険の目的外のものには保険金は支払われません。たとえば、火災保険で建物のみの契約であれば、家財は補償対象になりません。

また、保険の目的がはっきりしていても、特定の損害に対してしか保険金が支払われないこともあります。よって、補償内容をしっかり確認しておきましょう。

損害保険契約時の注意事項

損害保険の契約時には、注意しておきたい点がいくつかあります。

自分のニーズに沿ったものを選ぶ

損害保険にはさまざまな種類があり、その補償内容は細かく決められています。そのため、補償範囲から外れている場合は、保険金が支払われません。

たとえば、登山中ケガをした場合、普通の登山であれば傷害保険が使えます。しかし、ピッケルやアイゼンを使うような、本格的な登山の場合は対象外になります。

損害保険に加入する際は補償内容を確認するのはもちろん、注意喚起事項にも目を通し、自分のニーズに沿った補償内容か、しっかり確認しておく必要があります。

申込書には正しい内容を記載する

申込をする際は説明内容を十分に確認してから、申込書に必要事項を記入しましょう。事実と異なる記載や告知は保険金が支払われない場合があるほか、途中で契約を打ち切られてしまうこともあります。

また、申込書の写しは、後から契約の経緯などを確認することができるので、保険証券が手元に届くまで大切に保管しましょう。万一保険証券が届かない場合は、保険会社に連絡しましょう。

契約手続および契約時の注意点

クーリングオフが可能な場合もある

保険契約が1年を超える場合、契約の申込を撤回、またはクーリングオフ(解約)することができます。

平成8年の保険業法改正により法定化され、契約の申込をした日か、クーリングオフの説明書を受け取った日の、いずれか遅い日から起算して8日以内であれば申込の撤回、またはクーリングオフ(解約)を行えます。

クーリングオフの申出では、以下のような事項を必要書類に記載し、保険会社に郵送する必要があります。

1.クーリング・オフする旨の記載
2.契約者の氏名(押印)、住所、連絡先電話番号
3.当該契約の契約申込日
4.契約の保険種類
5.証券番号
6.保険料領収証番号
7.当該保険会社の取扱営業店
8.取扱代理店、扱者

出典:日本損害保険協会 - 損害保険 損害保険の契約について

まとめ

損害保険は、偶然の事故によってモノや家財などの財産などに生じた損害をカバーするための保険です。生命保険とは違い、損害額により保険金の支払いが変わる実損払いがほとんどです。

損害保険の種類は、さまざまなリスクに対応するため多岐にわたっています。契約をする際には正しい情報を申込書に記入し、自分のニーズに合った保険に加入しましょう。

生命保険、医療保険、損害保険、ガン保険などに入る前には保険料が支払えるのか、 保険料はどれくらいになるのか、どのような保障が付いているのかが大事です。 まずはライフプランを作成してみましょう!

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