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三大疾病にかかる費用はどれくらい?保険を選ぶポイントとは

日本人の半数以上は、三大疾病が原因で亡くなっています。では、この三大疾病とは、どのような病気を指すのでしょうか。今回は、三大疾病とはどんな病気か、治療費はどれくらいか、また三大疾病に対応した保険について解説します。

この記事の目次

三大疾病とは

三大疾病とは、『がん(悪性新生物)・急性心筋梗塞・脳卒中』のことをいいます。

これらの病気の特徴は他の病気と比べ、治療が長期化する傾向にあり、治療費などが高額になる恐れがあることです。また、リハビリが必要になる場合、本人や家族にとって大きな負担になることもあります。

がん

がんは、体の臓器や組織に悪性の腫瘍ができる病気で、悪性新生物や悪性腫瘍と呼ばれることもあります。

人間の体は、数十兆個の細胞からできており、通常正常な細胞は、増殖・分裂し、新たな細胞を作ります。しかし、がん細胞は無秩序に増えたり、他の場所に転移したりして、何年もかけて体に害を与える悪性腫瘍を作ります。これが『がん』です。

がんは胃や肝臓、すい臓などの内臓のほか、血液や骨、皮膚などあらゆる場所に発生する可能性があります。また、最初にできた部位の名前をとって、胃がん、肝臓がんなどと名称が付いています。

急性心筋梗塞

急性心筋梗塞は冠動脈が詰まり、血液の流れが突然途絶える病気です。

心臓は、全身に血液(酸素と栄養)を送るポンプの働きをしています。そのためには、心臓の筋肉にも酸素と栄養(血液)が必要になります。その血液を供給する管が『冠動脈』です。

冠動脈が急に詰まることで、血液(酸素と栄養)を失った心筋が徐々に弱っていき、最終的に心臓の筋肉が死んでしまいます。

脳卒中

脳卒中とは、脳の働きに障害が起きる疾患で、『脳血管障害』ともいわれます。

脳卒中にはいくつかの種類があります。大きくは、脳の血管が詰まる『脳梗塞』と、脳の血管が破れて出血する『脳出血』や『くも膜下出血』に分けられます。

いずれも脳の細胞が損傷するという点では同じで、現れる症状にあまり大きな違いはありません。しかし、壊死した部位によって現れる後遺症は変わってきます。

脳卒中の後遺症は脳性麻痺や言語障害、認知症など、そのほとんどが日常生活に支障をきたしてしまう恐れがあります。

三大疾病の死亡者数

三大疾病は、日本人の死因の上位を占める病気です。厚生労働省のデータで詳しく確認していきましょう。

厚生労働省による統計調査

厚生労働省によると、日本人の死因の第1位はがん(悪性新生物)、第2位は心疾患、第4位は脳血管疾患となっており、いかに死亡リスクの高い病気かということがわかります。

平成28年の死亡総数は130万7,748人で、前年の129万444人より1万7,304人増加しています。

死因別では、第1位の悪性新生物(がん)は37万2,986人(死亡総数に占める割合28.5%)、第2 位の心疾患は19万8,006人(同 15.1%)、第4位の脳血管疾患は10万9,320人(同 8.4%)となっています。

死亡者のおよそ 3人に1人は悪性新生物が死因であることがわかります。また、死亡総数のうち三大疾病の死亡者数は52%で、半数以上を占めています。

平成 28 年(2016) 人口動態統計(確定数)の概況

治療費はいくらかかるのか

他の病気よりも入院が長期化する恐れがある三大疾病ですが、実際、三大疾病に罹患した場合、どれくらい治療費がかかるのかみていきましょう。

三大疾病の入院費用

厚生労働省保険局の『平成27年度医療給付実態調査報告』から、疾病分類別の1入院あたりの平均日数と、疾病分類別の1日あたりの平均診療費をみると、以下のようになっています。

疾病分類 1入院あたりの平均日数 1日あたりの平均診療費
悪性新生物(がん) 12日 5万8,583円
虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞) 6.5日 12万4,003円
脳血管疾患 18.7日 4万1,310円

上記より、平均入院日数と1日あたりの平均診療費を掛け合わせた1入院あたりの平均治療費は、以下のとおりです。

疾病分類 1入院あたりの平均診療費(入院費用)
悪性新生物(がん) 70万2,996円
虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞) 80万6,020円
脳血管疾患 77万2,497円

心疾患の大部分を占める虚血性心疾患は、高度な技術を必要とする手術を行うことが多く、平均診療費(平均入院費用)が三大疾病の中で一番高額になっています。

また、脳血管疾患の平均診療費は、77万2,497円となっていますが、中でも脳卒中は、一命を取りとめても、手足の麻痺や言語障害などが残る可能性が高く、長期間の入院を強いられることもあり、平均以上に費用がかかる可能性があります。

上記入院費用は病気の種類や進行度合い、年齢によっても異なります。より高額になる恐れもあるので、目安として捉えてください。

三大疾病の通院費用

最近は医学の進歩により、通院でも行える治療が増えています。厚生労働省保険局の『平成27年度医療給付実態調査報告』から、1件(入院外)あたりの平均診療費をみると以下のようになっています。

疾病分類 1件あたりの平均診療費(通院費用)
悪性新生物(がん) 4万9,881円
虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞) 1万6,540円
脳血管疾患 1万6,112円

この結果から、悪性新生物(がん)の通院費用は他の2つに比べ、約3倍もかかることがわかります。がん治療は、放射線治療や抗がん剤治療など、通院でも行える治療が増えていることが考えられます。

三大疾病に対応した保険とは

三大疾病保険とは、『がん(悪性新生物)・心疾患・脳血管疾患』のいずれかの病気に罹患した場合に、保険金が支払われます。

誰でも保険金がもらえるわけではない

三大疾病保険に加入しているからっといって、必ず保険金が受け取れるとは限りません。三大疾病による保険金の支払要件は、保険会社の商品ごとに細かく決められています。

各保険会社のパンフレットには、『治療のための手術を受けたとき』、または『特定の状態(所定の状態)になったとき』と記載されていることが多く、この『特定の状態』に各社違いがあります。

特定の状態とは

がんにおいて特定の状態とは、『がんと診断確定されたとき』をいいます。ただし、上皮内がんや皮膚がん、乳がんなどは対象外にしているところもあります。

心疾患では、『60日以上労働の制限を必要とする状態が継続したとき』をいいます。保険会社によっては、急性心筋梗塞のみを対象としている場合もあります。

脳血管疾患も60日以上の制限があり、『60日以上の言語障害、運動失調、麻痺などが継続したとき』などと要件が設けられていることが多いです。

保険を選ぶ際のチェックポイント

近年、三大疾病がメインの保険に加え、通常の医療保険に特約として、三大疾病保障を付加できる保険商品が増えてきました。そのような三大疾病保険を選ぶ際、チェックするポイントを確認しておきましょう。

三大疾病それぞれで受け取れるのか

各社の支払条件をみると微妙な違いがあり、比較しにくいことがわかります。しかし、よくみると『いずれかの一時金で2年1回』と記載されているものと、『それぞれ2年1回』と記載されているものがあります。

『いずれか』となっている場合、たとえば、がんと診断確定され一時金を受け取ると、その後2年間(保険各社による)は、脳血管疾患で倒れても保険金を受け取ることはできません。

しかし、『それぞれ』となっていれば、仮に1年もしくは2年以内に、連続してがん・脳卒中・急性心筋梗塞に罹患した場合でも、一時金は3回受け取れることになります。

支払回数に制限はないか

支払回数においての制限は、『回数無制限』としているところが増えています。しかし、三大疾病の一時金支払を、『通算で5回まで』など、制限を設けているところもあります。

特にがんは、転移や再発を警戒しなければならない病気です。一時金の支払が5回までなど制限があると、少なからず不安が出てくるでしょう。回数無制限であれば、安心して治療を受けることができます。

支払条件が厳しくないか

支払条件は各社さまざまです。まず見逃せないのは、心疾患と急性心筋梗塞の違いです。

もし、『急性心筋梗塞のみ』が支払対象である場合、狭心症は対象外になります。しかし、支払対象が『心疾患』であれば、虚血性心疾患のひとつである狭心症も含まれるということになります。

さらに、入院の条件をみると、入院1日のみでも該当するものもあれば、20日以上入院しないと該当しないものもあります。また、入院日数に関係なく、手術を受けていれば該当するという場合もあります。

三大疾病におすすめの生命保険

ここでは、三大疾病におすすめの保険の中で、入院日数無制限の2社を紹介します。

チューリッヒ 3大疾病保険プレミアム

こちらの保険は、がん・急性心筋梗塞・脳卒中の三大疾病を、一生涯にわたって保障する保険です。

基本保障(主契約)は、がん治療を目的とした放射線、抗がん剤などの治療・投与を受けた月ごとに給付金が支払われます。回数は無制限で、入院・通院は問いません。

この基本保障に三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)の保障を自由に組み合わせることができます。

ガン入院特約(3大疾病特約付加)を付加すると、三大疾病の治療を直接の目的として入院されたとき、『3大疾病入院給付金(日数無制限)』が支払われます。

3大疾病保険プレミアム | チューリッヒ生命

三井住友海上あいおい 新医療保険Aプラス

こちらの保険は入院・手術だけでなく、三大疾病、女性疾病、介護への備えをプラスできる保険です。

基本保障(主契約)は、病気・けがでの入院・手術に加え、放射線治療、集中治療を受けたときも給付金が支払われます。

特に入院は日帰り入院から保証され、三大疾病を直接の原因とする入院は、1回の入院・通算ともに無制限になっています。

&LIFE 新医療保険Aプラスの特徴 | 三井住友海上あいおい生命保険

まとめ

三大疾病は日本人の死因の上位を占め、その割合は50%以上にもなります。また、治療費などが高額になる可能性が高く、大きな負担になることもあります。この機会に、三大疾病に備えた保険を検討してみてはいかがでしょうか。

ただし、三大疾病の保険は、保険会社が定めた所定の条件を満たしていなければ、保険金が支払われないことがあります。加入の際は保険料の比較をするだけでなく、保険金の支払要件をきちんと確認することも大切です。

三大疾病に備える保険とは。基礎知識から住宅ローンとの関係まで

生命保険、医療保険、損害保険、ガン保険などに入る前には保険料が支払えるのか、 保険料はどれくらいになるのか、どのような保障が付いているのかが大事です。 まずはライフプランを作成してみましょう!

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