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定期保険と終身保険の違い。正確に把握して目的にあった保険選び

定期保険と終身保険は、同じ生命保険でもそれぞれ異なる特徴があります。ここでは保険料や保障期間、解約したときの返金事情などを中心に、定期保険と終身保険の違いについて説明します。保険選びの参考にしてみてください。

この記事の目次

定期保険と終身保険の違いとは

生命保険には大きく分けて定期保険と終身保険の2種類があります。では、定期保険と終身保険の違いは何なのでしょうか。

保険料保障期間が違う

定期保険は一般に、掛け捨て型(※1)と呼ばれる形態をとっているため、終身保険のように貯蓄用の保険料がかからない分、保険料が安く設定されています。

一方終身保険は、一般に積み立て型(※2)と呼ばれる形態をとっており、保障にかかる保険料と貯蓄用の保険料も必要なので、保険料が高く設定されています。

また、保障期間は定期保険の場合だと、保障が受けられるのは契約時に決めた一定期間だけです。契約満了時に更新をすることもできますが、基本的に支払期間が終了すると保障期間も終了するのが特徴です。

一方終身保険の場合、保障が受けられるのは一生涯又は終身までです。終身保険は契約時に決めた支払期間が終了した後でも、終身まで保障期間が継続する点が定期保険と異なります。

(※1)掛け捨て型とは、保険に掛けたお金を捨てるも同然であることから、この呼び名が付いています。

(※2)積み立て型とは、保険料の一部が貯蓄されていき、将来的に積み立てたお金が受け取れるタイプの保険のことです。

解約返戻金が違う

保険を途中で解約した場合に戻ってくるお金のことを解約返戻金と言います。

定期保険の場合、前述したとおり貯蓄用の保険料は組み込まれていないため、途中で解約しても解約返戻金は全く戻ってこないか、あるいは戻ってきたとしても金額はごく僅かです。

一方終身保険は、貯蓄用の保険料が組み込まれているため、途中で解約した場合は解約返戻金を受け取ることができます。この解約返戻金は保険の加入年数や返戻率(※3)に応じて変化していきます。

一般に支払い期間が満了した以降は、支払い額よりも解約返戻金の方が上回っています。しかし、それより前に解約してしまうと、支払った保険料よりも解約返戻金が少なくなってしまうので、解約のタイミングは慎重に見極めることが大事です。

(※3)返戻率とは、支払った金額に対して戻ってくる金額の割合のことです。

優劣の差ではなく目的の違い

定期保険と終身保険は一概にどちらが優れているとは言えません。そのため、どんな目的で保険に加入するのかを明確にしておかないと、保険選びに失敗することもあります。

例えば、小さな子供がいる世帯主が、子供が成長するまでは家計に負担を与えない範囲内で保障を受けたいというような場合には、貯蓄性よりも保障性が高い定期保険が適しているでしょう。

また、収入が安定して家計にゆとりがあり、万が一のときのための死亡保障や、老後のために備えたいというような場合には、貯蓄性と保障性の両方を兼ねた終身保険が適しているでしょう。

定期保険をおすすめする場合

万が一に備えて死亡保障は欲しいが、高い保険料は毎月払えない、将来的に見直しも行いたいという方には定期保険がおすすめです。

保険料を安く抑えたい

先ほど『保険料は定期保険の方が安い』ことについて述べましたが、具体的にどのくらい安くなるのでしょうか。

ここでは30歳男性の場合を例にとります。

性別 年齢 支払期間 保険金額 月額
定期保険 男性 30歳 60歳 500万円 1,215円
終身保険 男性 30歳 60歳 500万円 10,920円

同じ保険金額で支払期間を60歳にすると、終身保険より定期保険のほうが月々9,705円も安くなることがわかります。

年間にすると116,460円まで差が膨らみ、定期保険を選ぶことによって年間の保険料を終身保険の約1/9に抑えることができます。

保険会社や契約内容によっても異なりますが、おおよそ1/5~1/10くらいを目安に安くなるので、契約前に保険内容をよく確認しておきましょう。

人生設計に合わせられる

定期保険は、保障を受ける契約期間を自分で決めることができます。この契約期間の選択方法には、「年満了型」と「歳満了型」の2種類があります。

年満了型は10年、20年というように年数を基準にして契約期間を決め、歳満了型は50歳、60歳というように被保険者(保険を受ける対象者)の年齢を基準にして契約期間を決めるものです。

どちらも契約期間が満了すると更新して継続するか、契約を終了するかを選ぶことができますが、契約を更新する場合は保険料が値上がりすることがあるので注意が必要です。

このようにして契約期間を自分で設定できるので、人生設計に合わせた保険プランを組み立てたい方には、自在性のある定期保険をおすすめします。

終身保険をおすすめする場合

高い保険料を払ってでも老後に備えたい、または半強制的に貯蓄を行いたいという方には終身保険がおすすめです。

貯蓄も兼ねたい

終身保険は、被保険者が死亡したとき、または中途解約をしたときにお金が受け取れます。

長期の入院や介護が必要になったときの治療費や介護料、また自分が亡くなったときの葬儀代や後継者への遺産としてお金を残したい場合に、保険金を立て替えることにより費用を賄うことができます。

また、保険が必要なくなったときに中途解約をすれば、それまで積み立てた解約返戻金を受け取ることができます。

老後の生活に不安のある方は中途解約制度を利用し、生活費の足しにするなどしながら、資産運用として利用することも可能です。

更新の手続きが不要

終身保険の場合、一生涯保障され保険料も定額である場合が多いことから、基本的に更新手続きは不要です。

手続きが必要になるのは、特約をつけたり解約の申請をしたりするときくらいなので、一度組み立てたプランをそのまま継続していきたい方や、更新手続きが面倒で手間を省きたい方には終身保険がおすすめです。

まとめ

保険は何かあったときのために、保障を受けられるようにするためのものです。

現在、自分の求めている保険は何なのか、今の家計で無理なく加入できる保険はどちらなのかを、まずはしっかりと考える必要があります。それぞれの保険料や保障期間の違いを把握し、自分に合った保険を選びましょう。

この記事の監修者

明治大学出身。上場保険代理店にて1年目新人賞、2年目社長賞受賞後にFPとして独立。これまで約2,000人と面談、プランニングを手掛ける。一人ひとりの資産設計の参謀として、お金の貯め方・守り方・増やし方などをアドバイスしている。 掲載メディア:ゼクシィ、Lifehacker、みんなのおかねドットコム、RAINBOW Town FM、他

生命保険、医療保険、損害保険、ガン保険などに入る前には保険料が支払えるのか、 保険料はどれくらいになるのか、どのような保障が付いているのかが大事です。 まずはライフプランを作成してみましょう!

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