保険

生命保険の保険料を滞納。大切な保障を守るための方法とは?

家族や自分自身を守るための大切な備えが生命保険です。契約を守るために保険料の支払いには猶予期間が設けられています。生命保険料を滞納したときの契約を守る方法と合わせて、保険の仕組みについても詳しく解説します。

生命保険料を滞納するとどうなる?

生命保険料を滞納すると、保険契約はどうなってしまうのでしょうか?生命保険料を滞納したとき、いくつかの選択肢があります。詳しくみていきましょう。

保険契約の失効

生命保険料の支払いを滞納したまま一定期間を経過すると、契約は自動的に失効します。契約者が解約の手続きを行わなくても、契約は効力を失い保険金請求や受け取りができません。

保険契約が失効するタイミングは、契約時の保険料の払込方法で変わります。月払い契約の場合、指定された払込日の翌々月1日に失効となります。年払い・半年払いの場合、指定された払込日の翌々月の契約応当日の翌日に失効となります。

保険料滞納時の選択

生命保険料を滞納したときは、いくつかの選択肢があります。

  1. 滞納保険料を保険会社の窓口で支払う
  2. 月払い契約で口座振替の場合、翌月に2カ月分引き落とされるのを待つ
  3. 保険料を減額するため契約内容を見直す
  4. 保険契約の下取りを利用して契約を見直す

2の場合、月払い契約で口座引き落としの契約の場合は、翌月の口座振替日に前月の滞納保険料と合算され2カ月分の保険料が振り替えとなります。

窓口へ行く時間がない場合や、問い合わせをするのが面倒という場合は、滞納した翌月の引き落とし前に、必ず2カ月分の保険料を口座へ入金しておきましょう。3と4の場合、滞納の状態でも保険契約を見直せます。

積み立てや解約返戻金が発生する契約の場合、現時点での積み立て分や解約返戻金分を今後の保険料へ充当し「契約払い済み」とします。

そうすることで支払いが済み、保障は契約満了まで継続されますが、多くの場合、最初に加入した契約の保障内容よりも、受けられる保障は少なくなります。

払済:お手続きの流れ|その他ご請求・お届け|第一生命保険株式会社

また、「転換」という見直し方法があります。現在の契約で積み立て分や解約返戻金を、新しい契約に切り替えるときに下取りしてもらう方法です。

多くの場合、最初の契約時より年齢が上がっているため、保険料は高くなりますが、医療保険や特約などは新しい保障内容へ見直せます。

転換制度|用語集|第一生命保険株式会社

保険料の自動立替制度

生命保険料を滞納したとき、なにもせず一定期間を経過すると契約は失効となってしまいます。しかし、現在の契約に解約返戻金がある契約では、立替により自動的に滞納分の保険料に補てんされる仕組みになっています。

自動立替が行われた場合は、契約者貸し付け扱いとなり返済義務が発生します。借りたままでも契約は継続できますが、保険会社が定める利率で貸し付け利息がつきます。

立替金を返済しないままにしてしまうと、契約の効力がなくなることや、保険金を受け取るときに建て替え元利金は差し引かれます。また、契約の見直しや下取りの場合にも清算されることになります。

保険料の支払い猶予期間とは

生命保険契約には大切な契約を守るために、保険料の支払いが滞った場合でも、一定の猶予期間が設けられています。

月払い契約の場合は、支払い期日または口座引き落とし日から約1カ月間です。年払いまたは半年払いの契約の場合は、約1カ月半の猶予期間があります。そのため、この間に滞納している保険料を支払えば、契約はこれまで通り継続します。

滞納保険料の支払い期限と支払い方法

保険料を滞納した場合の支払い方法は以下の通りです。

  • 次回口座振替時に滞納保険料を合算して引き落とし
  • 保険会社の窓口にて支払い
  • コンビニ振込用紙にて支払い(要手続き)
  • 一時立て替え払い

多くの場合、猶予期間前に支払い期日がきます。滞納してしまった次の月の保険料支払い期日までに、支払いや口座振替ができなかった場合は、保険会社の窓口での支払いとなります。

保険料のご入金:お手続きの流れ|第一生命保険株式会社

保険料滞納時の保障は?

生命保険料を滞納している猶予期間中であっても契約は有効です。万が一、支払い猶予期間中に保険金請求に該当する事態になっても、猶予期間内に保険料を支払えば、保険金請求や受け取りはできます。

保険契約が失効になってしまうと、猶予期間中に起こったケガや病気でも保険金を受け取ることはできません。

また、保険料滞納により自動立替となっている場合にも、受け取る保険金から立替元利金が清算されます。

保険契約の復活

保険料滞納により契約が失効してしまった場合でも、条件をクリアできれば保険契約を復活できたり、失効解約の解約返戻金を受け取れたりする場合があります。

いずれにしても放置しておかずに、コールセンターや保険担当者に連絡をして手続きをしましょう。

保険契約の復活可能期間

保険契約が失効してから3年以内で、以下の所定の条件をクリアできれば、契約を復活できます。

  • 新たに健康状態の告知申し込みや診査をクリアする
  • 復活日までの保険料を支払う

契約を復活させる場合であっても、事実を隠して復活手続きをしたりした場合には、告知義務違反となります。契約復活後に失効中の傷病について保険金を請求する場合、その傷病歴の申告が必ず必要になるので注意が必要です。

大切な保険を守るために

生命保険は目に見えない備えです。保険金を受け取るような状態になって、はじめて「保険に入っておいてよかった」と改めて実感することでしょう。万が一のとき、家族や自分自身を守ってくれる「保険金」は大切な備えです。

保険料を滞納しないように、給与引きができる勤務先であれば、予め支払い方法を定めておきましょう。クレジットカード払いや口座引き落とし、ネット保険などは携帯料金と合算払いなど、多様なサービスが用意されています。

滞納してしまった場合や、保険料の支払いが困難になりそうなときは、すぐにコールセンターや保険担当者へ、支払い手続きや見直しなどの相談をしましょう。

まとめ

生命保険料を滞納してしまったとしても、翌月の支払日に2カ月分の保険料の支払いができれば、面倒な手続きや窓口まで行く必要はありません。

一度滞納してしまっても猶予期間がいつまでなのか、支払いができない場合には「払い済み」や「見直し」などの方法があるのか、などを知っておくとせっかく継続してきた保険を無駄にしないで済みます。

困ったときには契約保険会社へ連絡をして、相談をしてみるのがよいでしょう。

生命保険、医療保険、損害保険、ガン保険などに入る前には保険料が支払えるのか、 保険料はどれくらいになるのか、どのような保障が付いているのかが大事です。 まずはライフプランを作成してみましょう!

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