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保険の掛け捨てと積み立てはどう違う?それぞれの特徴とおすすめ

民間の保険は、掛け捨てと積み立てに分かれています。掛け捨てと積み立てはどう違うのか、それぞれの特徴やメリット、デメリットについて把握しておきましょう。また、掛け捨てと積み立て、それぞれのおすすめ商品も紹介します。

この記事の目次

保険の主な対比ポイント

民間の保険は、貯蓄性の有無や保障期間によって、いくつかの種類に分かれています。まずは、主な対比ポイントを知っておきましょう。

掛け捨て型と積み立て型

民間の保険は、貯蓄性の有無によって『掛け捨て型』と『積み立て型』に分類されます。

  • 掛け捨て型:解約返戻金(かいやくへんれいきん※1)・満期保険金(※2)などがない、貯蓄性を持たない保険
  • 積み立て型:解約返戻金・満期保険金などを受け取れる、貯蓄性を持つ保険

(※1.解約返戻金とは、保険を解約した際、それまで払い込んだ保険料の金額や加入期間などに応じて、契約者に払い戻されるお金のことです)

(※2.満期保険金とは、保険の保障期間が終了したときに、契約者に支払われるお金のことです)

終身保険と定期保険

民間の保険は、保障期間によって『終身保険』と『定期保険』に分類されます。

  • 終身保険:保障期間に制限がなく、一生涯保障が継続される保険
  • 定期保険:保障期間に制限があり、一定期間だけ保障が受けられる保険

定期保険の保障期間には『年満了(ねんまんりょう)』と『歳満了(さいまんりょう)』があり、多くの商品で、どちらの保障期間にするか選択できます。

  • 年満了:保障期間を10年、20年など年数で決定すること
  • 歳満了:保障期間を50歳、60歳など年齢で決定すること

また、年満了、歳満了ともに、10年・20年・30年、あるいは50歳・60歳・70歳などいくつか選択肢があり、契約時にどの年数、年齢にするかを自分で決めるのが一般的です。

共済との比較

死亡保障や医療保障を確保したいのであれば、共済という選択肢もあります。共済とは、非営利団体である共済組合が行う、組合員同士の助け合いの制度のことです。

組合員が出し合った掛金を積み立て、組合員が死亡したり入院したりしたときに、その積み立て金から共済金が支払われます。民間の保険と共済の特徴を比較して、どちらが自分に合うのかを考えてみましょう。

民間の保険 共済
・保障期間を定期と終身から選べる
・保険料は人によって異なる
・申込時に職業審査があるのが基本
・申込時に健康状態の審査があり、健康診断書の提出を求められることもある
・保障期間は85歳まで
・保険料(掛金)は2000円、3000円などコースによって一律
・申込時に職業審査がない
・健康状態は自己申告

掛け捨て型のメリット

民間の保険の掛け捨てと積み立てのどちらが合うのかは、人によって異なります。それぞれのメリット・デメリットを理解して、どちらが自分に合うのか考えてみましょう。まずは、掛け捨て型のメリットを紹介します。

保険料が安い

掛け捨て型の大きなメリットは『保険料が安い』ことです。解約返戻金や満期保険金は、保険会社の資金から捻出されるものではありません。保険料に解約返戻金や満期保険金の積み立て分が加算されており、その積立金から支払われます。

掛け捨て型は、解約返戻金や満期保険金がない代わりに、保険料に積み立て分が加算されることもないため、保険料が安く抑えられています。

ただし、掛け捨て型の定期保険は注意が必要です。定期保険は、保障期間終了時に更新すると保障期間が延長できます。このとき、更新時の年齢に応じた保険料に引き上げられるのです。

民間の保険は年齢が高いほど保険料も高くなるため、高齢になって定期保険を更新すると、保険料が高額になる可能性があります。

商品数が多い

掛け捨て型の保険は、商品数が多い点もメリットです。民間の保険は、その保険の基礎保障である主契約に、オプションである特約を付加することで保障内容を充実させます。

例えば、生命保険の主契約は死亡保障、医療保険の主契約は入院・手術保障であるのが基本です。しかし、特約に関しては、商品によって大きく異なります。

商品数が多いと、それだけ選べる特約の種類も豊富になるので、自分に合った保障内容の商品が選びやすくなります。

見直しがしやすい

解約返戻金や満期保険金がある保険の場合、支払った保険料の金額や加入期間によって解約返戻金や満期保険金の金額が大きく変わってしまいます。そのため、解約や掛け替えのタイミングがむずかしく、見直しがしづらい点がデメリットです。

しかし、掛け捨てであれば解約返戻金や満期保険金を気にする必要がないので、見直しやすいというメリットがあります。

年齢が若く、これから結婚や出産、住宅購入など、人生が大きく変わる出来事が起こりやすい人は、見直しがしやすい掛け捨て型を検討するとよいでしょう。

掛け捨て型のデメリット

保険料の安さや商品数の多さなど、さまざまなメリットがある掛け捨て型ですが、デメリットも存在します。

いくらも戻ってこない場合もある

掛け捨て型は解約返戻金や満期保険金がないので、保障をあまり利用することがなければ、支払った保険料のうちいくらも戻ってこないということになります。

保険料を支払うことで『万が一の保証』や『安心』を買っているので、厳密には保険料を無駄にしているとはいえません。しかし、目に見えるものではないので、保険料を無駄にした感覚になりやすいというデメリットがあります。

一定期間で終わってしまう

掛け捨て型の多くは定期保険です。そのため、一定期間経過すると、保障が終わってしまいます。更新によって保障期間を延長できる場合もありますが、保障内容は変わらず保険料が上がるので、割高に感じるでしょう。

この先大きなライフイベントがあり、保険を見直す可能性が高いのであれば、保険料が安く、見直しやすい掛け捨て型の定期保険が向いています。しかし、年齢を重ねてライフイベントも落ち着いてきた人は、終身保険に切り替えることも考えてみましょう。

積み立て型のメリット

ここからは、積み立て型について解説します。まずは、積み立て型のメリットを見ていきましょう。

払った金額が無駄になりにくい

積み立て型は解約返戻金や満期保険金あるので、もし保障を受けることがなくても、支払った保険料が無駄になりにくい点がメリットです。基本的には、保険料に加算されていた積み立て分が払い戻されるので、支払った保険料以上の金額が戻ることは少ないでしょう。

しかし、掛け捨て型のように、支払った保険料全額が戻らないわけではないので、どうしても掛け捨て型は保険料を無駄にしている感覚がするという人には、積み立て型が向いています。

上乗せがある場合も

積み立て型は、保険料に加算されていた積み立て分が払い戻されるのが基本です。しかし、商品によっては利率分が上乗せされ、支払った保険料よりも多い金額が払い戻されることもあります。

払い戻しが多い商品は、その分保険料も高くなる可能性がありますが、少なくとも支払った保険料程度は取り戻したいという人は、このような商品を探してみましょう。

貯蓄として使える面も

積み立て型は、解約返戻金や満期保険金を貯蓄として使えるというメリットもあります。定年や子どもの進学時期などに合わせて計画的に解約したり、満期を設定したりすれば、資金の捻出に役立つでしょう。

また、毎月の保険料の中から保険会社が積み立てをするので、自分ではなかなか貯蓄が続けられないという人でも、貯めやすい点もメリットといえます。

ただし、前述のとおり、積み立て型は保険料に加算された積み立て分のみが払い戻される商品が多いものです。一番の目的が貯蓄であるのなら、普通に貯蓄した方が貯まる可能性が高いでしょう。

あくまで保険の一番の目的はもしものときの備えであり、その上で貯蓄としても役立てると考えることが重要です。

積み立て型のデメリット

掛け捨て型と同じく、積み立て型にもデメリットがあります。掛け捨て型としっかり比較できるよう、積み立て型のデメリットも把握しておきましょう。

保険料の相場が高い

積み立て型は、解約返戻金や満期保険金の積み立て分が加算されるため、掛け捨て型と比較して保険料の相場が高いというデメリットがあります。

アクサダイレクト生命の生命保険の保険料を比較してみましょう。掛け捨て型である『定期保険2』は、最安プランであれば30歳男性で月々650円、30歳女性で月々540円の保険料で済みます。

しかし、積み立て型の『終身保険』は、最安プランでも30歳男性で月々2924円、30歳女性で月々2524円と、掛け捨て型の4倍以上の保険料がかかるのです。もしものときに備えることは重要ですが、今の家計の負担になりすぎないよう、保険料についてもじっくり検討しましょう。

定期死亡保険のシミュレーション | アクサダイレクト生命保険
終身死亡保険のシミュレーション | アクサダイレクト生命保険

掛け捨てではないが中途解約で損する場合も

積み立て型は、中途解約すると損する場合がある点にも注意が必要です。解約返戻金や満期保険金の金額は、保険料から積み立てられた金額や加入期間に応じて増えていきます。

そのため、早期解約すると積立金がほとんどなく、解約返戻金や満期保険金が非常に少ないか、0円になる可能性があるのです。

また、積み立て型には『低解約返戻金型』というタイプの商品があります。低解約返戻金型は、保険料を全額払い終えるまでの解約返戻金が少なく、払い終えると通常通りの金額に戻るという商品です。

そのため、保険料を全額払い終える前に解約してしまうと、解約返戻金がかなり少なく、損をする可能性が高くなります。

掛け捨て型よりも商品数が少ない

積み立て型は、掛け捨て型よりも商品数が少ない点もデメリットです。商品数が少ないということは、それだけ特約の選択肢も少ないので、自分が希望する保障内容の商品を見つけにくい可能性があります。

生命保険ランキングで人気の掛け捨て型のおすすめ

ここからは、生命保険ランキングで人気の商品の中から、おすすめの掛け捨て型生命保険を紹介します。

生命保険ランキング 2019 | 発表!人気保険ランキング

オリックス生命 保険定期保険ブリッジ

オリックス生命の『Bridge(ブリッジ)』は、申込手続きが手軽な生命保険です。ネット申し込み専用なので、申し込みから審査まで、すべての手続きをインターネット上で完了できます。申込書を書いたり、審査書類を提出したりといった作業が面倒という人でも、簡単に申し込めるでしょう。

また、保険金額や保障期間の選択肢が幅広い点も特徴です。保険金額は500万~3000万円の範囲で100万円単位、保障期間は年満了と歳満了から選択できるので、自分なりの保障内容にカスタマイズしたい人にも向いています。

死亡保険(定期保険)Bridge[ブリッジ]|オリックス生命保険株式会社

ライフネット生命 かぞくへの保険

ライフネット生命の『かぞくへの保険』は、2019年の価格.com保険アワードで1位を獲得した生命保険です。生命保険は死亡保障の金額を高く設定すると、保険料も上がります。

しかし、かぞくへの保険であれば、2000万円の死亡保障を付けても20代、30代であれば2000円以下の保険料で済むため、家計の負担を抑えつつ手厚い保障が確保できます。

また、死亡保障が一定の金額以下であれば健康診断書の提出が必要ないので、健康診断書の準備が面倒に感じていた人でも申し込みやすいでしょう。

ライフネット生命の定期死亡保険「かぞくへの保険」保険内容の特長を解説

アクサダイレクト生命 定期保険2

保険料を安く抑えたい人には、アクサダイレクト生命の『定期保険2』もおすすめです。保障期間10年、死亡保障500万円の最安プランの保険料を見てみましょう。

年齢 男性 女性
20歳 575円 395円
30歳 650円 540円
40歳 1080円 850円
50歳 2205円 1465円
60歳 4900円 2495円

40歳ごろまでは1000円前後の非常に安い保険料で加入できます。他の生命保険では保険料が高額になりやすい50歳以降でも、男性は5000円以下、女性であれば3000円以下の保険料に抑えることが可能です。

定期死亡保険のシミュレーション | アクサダイレクト生命保険

生命保険ランキングで人気のおすすめ積み立て型

次は、生命保険ランキングで人気の商品の中から、おすすめの積み立て型生命保険の特徴を見ていきましょう。

アクサダイレクト生命 アクサダイレクトの終身保険

アクサダイレクト生命の『終身死亡保険』は、アクサダイレクト生命の定期保険と比較すると保険料が高くなるものの、積み立て型の商品の中では保険料が安いのがメリットです。

アクサダイレクト生命のアンケートによると、保険内容の見直しや掛け替えによって、年平均5万5584円も保険料を削減できたとの結果が出ています。

低解約返戻金型ですが、支払った保険料の60%以上の解約返戻金が受け取れるので、保障を受けることがなくても保険料が全額無駄になることもありません。

終身死亡保険のシミュレーション | アクサダイレクト生命保険

オリックス生命 終身保険RISE

解約返戻金が上乗せされるタイプの積み立て型の商品を探している人には、オリックス生命の『終身保険RISE(ライズ)』がおすすめです。

保険料の払い込み期間を年数か年齢で設定し、期間内に全額払い終えると、支払った保険料よりも多い解約返戻金が受け取れるようになります。

ただし、終身払いを選択すると、解約返戻金の金額が支払った保険料の70%前後という状態が継続するので注意しましょう。

終身保険RISE[ライズ]|オリックス生命保険株式会社

アフラック WAYS

アフラックの『未来の自分が決める保険WAYS(ウェイズ)』は、死亡保障を別の保障に変更できる便利な生命保険です。

まずは死亡保障で契約し、58歳になった時点で死亡保障を継続するか、『介護年金コース』と『医療保障コース』のいずれかに変更するかを選べます。また、60歳以降に死亡保障を『年金コース』に変更することも可能です。

子どもが独立するまでは、もしものときに子どもの教育資金などを確保できるよう、死亡保障を手厚くしておく必要があります。

しかし、子どもの独立後は、子どものための保障を減らし、自分の老後や病気に対する備えを確保しなければなりません。未来の自分が決める保険WAYSであれば、保険を掛け替えることなく、それまでの保障を活用できます。

未来の自分が決める保険WAYS|保険・生命保険はアフラック

まとめ

民間の保険の掛け捨てと積み立ての違いは、貯蓄性があるかないかということです。掛け捨ては貯蓄性がない代わりに、保険料が安いというメリットがあります。

一方、積み立ては掛け捨てと比べて保険料が高い代わりに、貯蓄性があり、老後の資金や子どもの教育費の捻出などに役立ちます。

それぞれにメリットとデメリットがあり、どちらが向いているのかは、人によって違うものです。自分が保険に何を求めるのかを明確にして、自分に向いている保険を考えてみましょう。

生命保険、医療保険、損害保険、ガン保険などに入る前には保険料が支払えるのか、 保険料はどれくらいになるのか、どのような保障が付いているのかが大事です。 まずはライフプランを作成してみましょう!

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