1. Fincyトップ
  2. 保険
  3. 医療保険
  4. 医療保険の選び方とは。概要やポイントとおすすめの紹介

医療保険の選び方とは。概要やポイントとおすすめの紹介

医療保険は身近な保険ですが、公的と民間の違いや保障内容をきちんと理解できているでしょうか。医療保険をより効率的に活用できるように、公的と民間それぞれの概要を知っておきましょう。また、民間医療保険の選び方についても解説します。

この記事の目次

医療保険とは

医療保険とは、病気やけがの治療によって発生した費用を、医療保険者からの給付金によって軽減できる制度のことです。

日本の医療保険制度

日本には『国民皆保険』といって、全国民に加入義務が課せられている公的医療保険制度があります。いつどこでも、誰でも平等に保険医療が受けられるよう、1961年に始まった制度です。

国や地方自治体からの公費と、事業主や被保険者(※)が納める保険料によって運営されており、医療費が発生した場合には、そこから給付金が支給されます。病院で保険証を提示したときに支払い額が総医療費の1~3割に軽減されるのは、この給付金のおかげです。

また、医療費軽減後も自己負担額が高額である場合には、支払った医療費の一部が払い戻される『高額療養費制度』も利用できます。もし、公的医療保険制度がなかったら、医療費を全額自己負担することになり、金銭的な負担が増大するでしょう。

(※被保険者とは、保険の保障対象者のことをいいます)

我が国の医療保険について |厚生労働省
日本に国民皆保険が生まれたのは?
高額な医療費を支払ったとき | 健康保険ガイド | 全国健康保険協会

公的医療保険と民間医療保険

医療保険には、前述の『公的医療保険』のほかに、『民間医療保険』があります。公的医療保険は市区町村などの公的機関が運営しているのに対し、民間医療保険は民間の保険会社が運営しています。

公的医療保険があるにもかかわらず、民間医療保険が存在する理由は、公的医療保険の保障範囲が検査や手術、投薬といった『直接的な医療行為』に限られていることです。

差額ベッド代(※1)などの直接的な医療行為以外の費用の保障は受けられないほか、先進医療費(※2)も公的医療保険の保障対象外であるため、全額自己負担しなければなりません。

そのため、民間医療保険に加入して、このような公的医療保険では保障されない医療費に備えるのです。

(※1.差額ベッド代とは、個室や4人以下の少人数部屋に入院した際にかかる費用のことです)

(※2.先進医療とは、厚生労働大臣によって認められている、特定の大学病院などで開発された最新の治療法のことです)

医療保険者とは

『医療保険者』とは、保険料の徴収や被保険者への給付金の支給といった、医療保険事業の運営を行う団体のことです。単純に『保険者』と呼ばれることもあります。民間医療保険の医療保険者は保険会社ですが、公的医療保険の保険者は保険の種類によって異なります。

種類 対象者 医療保険者
国民健康保険 ・自営業者
・パート、アルバイトで職場の健康保険に加入していない人
・無職の人
・市区町村
健康保険 ・会社員 ・協会けんぽ
・健康保険組合
船員保険 ・船員 ・協会けんぽ
共済組合 ・公務員 ・共済組合

民間医療保険の選び方

公的医療保険対象外の医療費の保障を確保するためには、民間医療保険に加入するのが一番の方法といえます。しかし、民間医療保険は商品数が多く、どれにすればよいのか迷うこともあるでしょう。

数多くの民間医療保険から自分に合うものを選ぶには、『主契約』『特約』『保険料の支払い方法と保険期間』をチェックすることが重要です。

主契約

主契約とは保険の基本保障のことをいいます。医療保険の主契約は、『入院給付金』と『手術給付金』の2種類であるのが一般的です。医療保険を選ぶときには、この2種類の給付金の支給条件をよく確認しましょう。

  • 入院初日から給付金が支払われるか
  • 入院給付金の支払限度日数(※)は何日か
  • 手術給付金の対象となる手術の種類は何か

仮に、入院給付金の支払いが入院5日目になっていると、短期入院などに対応できません。また、支払限度日数が短いと、長期入院になった場合に途中で給付金が受け取れなくなってしまいます。

手術を受けたのに給付金が受け取れないということがないよう、手術給付金の対象となる手術も確認しておきましょう。

(※支払限度日数とは、入院給付金が支払われる日数の上限のことです)

特約

特約とは、主契約に付加するオプションの保障のことです。主契約のみで契約することは可能ですが、特約のみで契約することはできません。民間医療保険の特約には、以下のようなものがあります。

  • 通院特約:通院治療した場合に給付金が支払われる特約
  • 3大疾病(※)特約:3大疾病にかかった場合に一時金が支払われるなど、3大疾病に対する保障を手厚くする特約
  • 女性疾病特約:乳がんなどの女性特有の病気にかかった場合に給付金が増額されるなど、女性疾病に対する保障を手厚くする特約
  • 先進医療特約:先進医療を受けた場合に給付金が支払われる特約

特約の種類や内容は商品によって異なるので、自分に必要な特約がある医療保険を選ぶことが大切です。

(※3大疾病とは、日本人の死因の上位を占める、がん・急性心筋梗塞・脳卒中の3種類の病気を指します)

支払い方法と保険期間

保険料の支払い方法と保険期間も重要なチェックポイントです。民間医療保険の中には、保険料の支払い方法を以下の3種類から選べるものがあります。

  • 終身払い:保険期間中、ずっと保険料を払い込み続ける
  • 短期払い:年齢や年数で払込期間を設定し、期間内に全額払い込む
  • 一時払い:全額一括で払い込む

上記のうち、短期払いや一括払いにすると保険料の割引が受けられることがあります。そのため、金銭的に余裕がある場合は、短期払いや一括払いができる商品を選ぶとお得です。

また、民間医療保険には、保険期間に制限がある『定期』と生涯保障の『終身』があります。それぞれの特徴を理解して、自分に向いているタイプを選びましょう。

掛け捨てと積み立ての比較

民間医療保険は、貯蓄性の有無によって『掛け捨て』と『積み立て』に分かれます。

  • 掛け捨て:満期保険金(※1)や解約返戻金(かいやくへんれいきん※2)支払いがない保険
  • 積み立て:満期保険金や解約返戻金が支払われる保険

どちらが自分に合うのかを見極めるために、それぞれのメリット・デメリットを知っておきましょう。

(※1.満期保険金とは、保険期間が終了したときに被保険者が生存していたら支払われる保険金のことです)

(※2.解約返戻金とは、保険を解約したときに、それまでの加入期間や払込保険料に応じて支払われるお金のことです)

掛け捨てのメリット

掛け捨てのメリットは、保険料が安いことです。満期保険金や解約返戻金は、保険会社の資産から捻出されるものではありません。加入者(※)が払い込む保険料の一部が積み立てられており、その積立金から支払われます。

満期保険金や解約返戻金が支払われる保険の保険料には、この積立金の分が上乗せされるので、保険料が高くなります。一方、掛け捨ての場合は積立分の上乗せがないので、保険料が安くなるのです。

ただし、保険料が安いといっても、その分入院給付金が少なくなるなど、積み立てよりも保障内容が劣るというわけではありません。貯蓄性があるかないかという違いだけです。よって、掛け捨てであれば、安い保険料で手厚い保障を確保できます。

(※加入者とは、保険料の支払いをしている人のことです)

掛け捨てのデメリット

掛け捨てのデメリットは、貯蓄性がないために、保険料が無駄になる可能性があることです。満期保険金や解約返戻金があれば、もし保険期間中に給付金を受け取ることがなかったとしても、ある程度保険料を取り戻せます。

しかし、満期保険金や解約返戻金がない掛け捨てでは、払い込んだ保険料が取り戻せません。そのため、給付金を受け取ることがなければ、払い込んだ保険料が無駄になってしまいます。

積み立てのメリット

積み立てのメリットは、やはり満期保険金や解約返戻金が受け取れることです。満期保険金や解約返戻金があれば、老後資金や教育資金など、まとまった額の資金が必要になった場合に、資金の確保に役立ちます。

また、保険期間中に給付金を受け取ることがなくても、満期保険金や解約返戻金によって払い込んだ保険料をある程度取り戻せるので、全額無駄になることもありません。

積み立てのデメリット

積み立ては、積立金の分が上乗せされることによって保険料が高くなります。さらに、満期保険金は収入扱いになるので、受取時に税金が課せられます。

また、解約返戻金は契約期間や払い込んだ保険料などによって金額が決まります。早期解約すると解約返戻金が受け取れない、あるいはわずかな金額しか受け取れない可能性があるので注意が必要です。

訪問看護について

訪問看護を受ける場合に医療保険を利用すると、費用の負担が軽減できます。ここでは、訪問看護の概要や医療保険の利用について見ていきましょう。

訪問看護とは

訪問看護とは、医療従事者が病気や障害によって在宅療養している人の自宅に訪問し、必要な看護や補助を行うサービスのことです。必要に応じて注射などの医療行為も行われます。

主治医が訪問看護の必要性を認めていれば、年齢などの条件にかかわらず利用することが可能です。

訪問看護とは(一般の方むけ) | 訪問看護とは | 公益財団法人 日本訪問看護財団 公式ウェブサイト

医療保険と介護保険

訪問看護は公的医療保険と公的介護保険の対象です。在宅療養者の年齢などで適用される保険が決まります。

種類 対象者 自己負担額
公的医療保険 ・40歳未満の人
・40歳以上で要介護、要支援認定を受けていない人
・『訪問看護指示書』が交付された人
・義務教育就学前:月額の2割
・義務教育就学後~70歳未満:月額の3割
・70歳以上75歳未満:月額の2割(※)
・75歳以上:月額の1割(※)
公的介護保険 ・40歳以上65歳未満の16特定疾患にかかっている人で、要介護、要支援認定を受けた人
・65歳以上で要介護、要支援認定を受けた人
・『訪問看護指示書』を交付された人
・月額の1割(※)

(※公的医療保険、公的介護保険はともに、70歳以上で一定額以上の収入を得ている場合は、自己負担額が2~3割に上がります)

民間保険の場合は

民間医療保険は、入院や手術の保障を目的とした保険です。よって、訪問看護の保障は受けられません。民間保険で訪問看護の保障を受けたいのであれば、『民間介護保険』に加入しましょう。

民間介護保険とは、保険会社が定める要介護状態になった場合に介護保険金が支払われる保険のことです。一般的に、介護保険金の受取方法を『一括(一時金)』か『年金(分割)』のいずれかから選択できます。

訪問看護を必要とする在宅療養者が保険会社の定める要件に該当していれば、民間介護保険から保険金が受け取れます。

海外赴任や海外在住の場合

赴任や移住によって海外に行くことになった場合、公的医療保険や民間医療保険は引き続き利用できるのでしょうか。

籍があれば海外療養費制度が使える

仕事や留学などで海外に行った場合でも、海外に滞在している期間が1年未満の場合は『海外療養費制度』が利用できます。海外療養費制度とは、海外滞在中に現地の病院で病気やけがの治療を受けた場合に、医療費の一部の払い戻しを受けられる制度のことです。

支払った医療費全額が戻るのではなく、日本国内で同じ治療を受けた場合の医療費相当額から、自己負担額の1~3割を差し引いた金額が払い戻されます。また、帰国後に払い戻しの申請を行い、審査を通過した後でないと払い戻しは受けられません。

払い戻しの申請には、診療の明細書などさまざまな書類が必要なので、事前に調べておきましょう。なお、海外滞在期間が1年以上になり、非居住者となった場合は制度の対象外です。

海外で急な病気にかかって治療を受けたとき | 健康保険ガイド | 全国健康保険協会

民間保険の場合は各会社に確認

民間医療保険の海外滞在中の保障については、各保険会社に確認しましょう。海外滞在中の医療費の保障も受けられる民間保険は多いですが、給付金の支給に条件があるのが基本です。

また、入院証明書などの書類の提出が必要になる場合があるので、渡航前に確認しておくとよいでしょう。

海外で入院しました。給付金は請求できますか?|よくあるご質問|オリックス生命保険株式会社

医療保険と控除

公的医療保険、民間医療保険はともに、所得控除の対象となっています。所得控除とは、所定の条件を満たす場合に、所得額(※)から一定額を控除して、税負担を軽減できる制度のことです。

公的医療保険には『社会保険料控除』、民間医療保険には『生命保険料控除』が適用されます。それぞれの概要を理解しておきましょう。

(※所得額とは、給与や報酬などの合計である総収入額から、給与所得者は給与所得控除、個人事業者は必要経費を差し引いた金額のことです)

社会保険料控除

社会保険料控除とは、納税者自身や納税者と生計を同一にしている配偶者、親族の社会保険料を納付した場合に受けられる所得控除です。

社会保険料控除が適用されると、納付額全額を所得額から差し引けます。社会保険料控除の対象となる社会保険料には、以下のようなものがあります。

  • 健康保険・船員保険・国民年金・厚生年金の保険料
  • 国民健康保険の保険料
  • 後期高齢者医療制度の保険料
  • 介護保険の保険料
  • 労働保険(雇用保険・労災保険)の保険料

社会保険料控除を受ける場合は、年末調整や確定申告の際に控除額を申告し、保険料や掛金の証明書を提出しましょう。

No.1130 社会保険料控除|国税庁

生命保険料控除

生命保険料控除とは、民間の生命保険や医療保険に保険料を支払っている場合に受けられる所得控除です。控除額は、支払っている保険料の金額に応じて決まります。

また、生命保険料控除は税制改正によって旧制度と新制度に分かれており、どちらの対象になるかによっても控除額が変わるので注意が必要です。

  • 旧制度:契約日が2011年12月31日以前の保険が対象
  • 新制度:契約日が12年1月1日以降の保険が対象

生命保険料控除を受ける場合も、年末調整や確定申告の際に控除額を申告し、保険料控除証明書を提出する必要があります。

No.1140 生命保険料控除|国税庁

民間医療保険人気ランキングからのおすすめ

最後に、民間医療保険の中でおすすめの商品の特徴を紹介します。

オリックス生命 医療保険 新CURE

オリックス生命の医療保険『新CURE(キュア)』は、7大生活習慣病(※)に手厚く備えられる医療保険です。7大生活習慣病で入院した場合、入院給付金の支払限度日数が延長される、または無期限になります。

手術給付金は約1000種類の手術が対象であるため、手術を受けたのに給付金が受け取れないという事態が起こりにくい点もメリットです。

(※7大生活習慣病とは、日本人の罹患率が高いがん・心疾患・脳血管疾患・糖尿病・高血圧性疾患・肝硬変・慢性腎不全の7種類の疾患を指します)

医療保険 新CURE[キュア]|オリックス生命保険株式会社

アクサダイレクト生命 アクサダイレクトの終身医療

なるべく保険料を安くしたい人には、アクサダイレクト生命の『終身医療保険』がおすすめです。最安プランであれば、保険料が高額になりやすい60歳男性でも月々3140円で加入できます。

入院給付金の支払限度日数は60日ですが、長期入院時一時金給付特約を付ければ61日目以降も保障されるので安心です。

終身医療保険のシミュレーション | アクサダイレクト生命保険

チューリッヒ生命 終身医療保険プレミアムDX

チューリッヒ生命の『終身医療保険プレミアムDX』は、手厚い保障を求める人におすすめです。

日本人がかかりやすい7大疾病での入院の場合、入院給付金の支払限度日数が無期限になります。退院後通院特約を付ければ、退院後の通院治療の保障を受けることも可能です。

終身医療保険プレミアムDX | 医療保険 | チューリッヒ生命

まとめ

医療保険は、医療費の負担を軽くするための保険です。公的と民間の2種類があり、それぞれ保障内容が異なります。

まずは公的医療保険の保障内容を把握し、それを補うために民間医療保険の保障内容を決めると、無駄なく手厚い保障を確保できます。また、公的と民間はいずれも税金の控除の対象になっているので、忘れずに申告するようにしましょう。

生命保険、医療保険、損害保険、ガン保険などに入る前には保険料が支払えるのか、 保険料はどれくらいになるのか、どのような保障が付いているのかが大事です。 まずはライフプランを作成してみましょう!

関連するお金の記事

関連するお金の相談

  • 専業主婦に適切な保険料を教えてください。

    現在第一子を妊娠中の専業主婦ですが、専業主婦はどの程度の保険を掛ければ良いかわからず、払いすぎているのではないかと不安です。 例えば、入院日額は5000円...

    女性 / 愛知県 / 年収 301-400万円 / 既婚

  • プルデンシャル生命のがん死亡保険について

    私は現在プルデンシャル生命保険の終身保険で契約しています。65歳まで払い込みの積立式の死亡保険で契約していて、独身者なので自分の父親が受取人と言契約をして...

    男性 / 大阪府 / 年収 300万円以下 / 独身

  • 第一生命のブライトwayについて教えて下さい。

    子どもが二人います。 下の子どもがまだ2歳なのでトータルの死亡保障は3000万でそのうち大きな病気になったときに先に1000万が受け取れて保険料が免除にな...

    男性 / 兵庫県 / 年収 401-500万円 / 既婚、子供2人

医療保険の人気記事

カテゴリ

保険