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がん保険の保険料はどのくらい?免除特約や保険料控除を解説します

保険料払込免除特約や生命保険料控除を利用すると、がん保険の保険料による金銭的な負担を軽減できます。特約や控除の詳細を理解して、お得にがん保険に加入しましょう。また、がん保険に加入する際のチェックポイントなどについても解説します。

この記事の目次

がん保険とは

がん保険とは、がんの治療費の保障が受けられる民間の保険です。

がん(悪性新生物)は、日本人の死因第1位の病気になっています。つまり、それだけ罹患率(病気にかかる確率)も高いということです。

さらに、がんは治療費が高額になりやすい病気でもあります。以下は、がんの種類別の平均医療費(1入院あたり)です。

種類 1入院あたりの平均費用
胃がん 99万9342円
結腸がん 85万3652円
直腸がん 93万5574円
気管支・肺がん 77万6424円

公的医療保険の利用で上記の金額は1~3割に軽減されるものの、1回入院しただけでも高額な費用がかかることがわかります。

平成29年(2017)人口動態統計月報年計(概数)の概況|厚生労働省
医療費:医療の質の評価・公表等推進事業:病院運営支援事業 – 全日本病院協会

がん保険のメリット

がん保険に加入するメリットは、がんに対する手厚い保障が受けられることです。前述のとおり、がん治療のために入院すると高額な費用がかかります。

さらに、入院費以外にも、差額ベッド代(※)や手術費がかかる可能性もあります。また、近年のがん治療は入院せずに、通院のみで治療を進めるケースが増えているため、通院治療代や交通費がかさむこともあるでしょう。

医療費の保障が受けられる民間の医療保険もありますが、保障は入院費と手術費のみなのが一般的です。しかし、がん保険であれば、上記のような様々な費用に対する保障が充実しているため、費用の心配をすることなく治療に集中できます。

(※差額ベッド代とは、患者が自ら希望して1~4人部屋に入院した場合に請求される費用のことです)

がん保険のデメリット

がん保険のデメリットは、がん治療にかかった費用しか保障されないことです。がん保険は、入院、手術以外の保障も充実していますが、すべての保障ががん治療を受けた場合にしか適用されません。

また、日本人の死因第1位の病気ですが、死亡保障が付いていない商品がほとんどです。がん以外の病気に備えたい場合や死亡保障が必要な場合は、がん保険とは別に医療保険や生命保険に加入する必要があり、保険料の負担が増加します。

がん保険に加入する際のポイント

ここでは、がん保険に加入する際に確認しておくべきポイントを解説します。

保障期間

がん保険は、保障期間によって2種類に分類されます。ひとつは『定期型』、もうひとつは『終身型』です。

  • 定期型:契約時に定めた年数、あるいは年齢までの限定された期間内のみ保障が受けられる
  • 終身型:被保険者の死亡時まで保障が受けられる

例えば、子どもが小さい間だけ保障を手厚くしたい場合は定期型、老後に向けた保障を確保したい場合は終身型など、目的に応じて使い分けましょう。

保障内容

がん保険の保障内容は商品によって異なるため、保障内容を比較しておくことも重要です。がん保険の主な保障としては、以下のようなものがあります。

  • 入院給付金:がん治療のために入院した場合に支給される
  • 手術給付金:手術を受けた場合に支給される
  • 診断給付金:がんと診断されたときに支給される
  • 通院給付金:通院治療費が発生した場合に支給される
  • 先進医療給付金:先進医療(※1)を受けた場合に支給される

上記のうち、入院、手術給付金が主契約(※2)になっているもの、診断給付金が主契約になっているものなど、商品によってメインの保障が異なります。

また、治療中の収入保障など上記以外の保障が受けられることもあるので、自分に必要な保障が充実しているがん保険を探しましょう。

(※1.先進医療とは、所定の大学病院などで研究、開発された先端医療のうち、厚生労働大臣が先進医療と認めた治療法のことです)

(※2.主契約とは、その保険の基礎となる保障のことです)

保険料

がん保険の保険料は、保険会社が独自に設定しているものです。そのため、同じ保障内容でも商品によって保険料が変わります。できるだけ安く抑えられるように、保険料も比較しておきましょう。

なお、終身型のがん保険では、保険料の支払方法を『一時払い』『短期払い』『終身払い』などから選択できる場合があります。

  • 一時払い:保険料を全額一括払いすること
  • 短期払い:年齢や年数などで保険料の支払期間を設定して、短期間で保険料の支払いを完了させること
  • 終身払い:保障を受けている間、保険料を支払い続けること

このうち、一時払いや短期払いを選択すると、保険料の割引が受けられる可能性があるので、併せて確認しておきましょう。

保障期間でがん保険を分類する

がん保険の『定期型』と『終身型』について、詳しく見ていきましょう。

更新で保険料が上がる定期型の特徴

限定された期間内のみ保障が受けられる定期型は、保険料が掛け捨て(※)になる商品が多いのが特徴です。

保険料が安い点がメリットですが、満期を迎えて契約更新を行うと、そのときの年齢に応じた保険料に引き上げられます。保険料は年齢が上がるほど高くなるため、60、70歳と高齢になってからの更新は、非常に高額になる可能性があるでしょう。

定期型に加入する場合は、念のため契約更新した場合の保険料まで確認しておくことが重要です。

(※掛け捨てとは、保険の解約時や満期時に、解約返戻金や満期保険金の支払いがないことをいいます)

保険料が上がらない終身型の特徴

終身型の保険料は、保険料の総額を保険料の支払期間で等分した金額になります。そのため、特に年齢が若いうちは、定期型に比べて毎月の保険料が割高になるのが特徴です。

しかし、契約更新による保険料の引き上げがなく、最初に設定された金額が継続するため、高齢になってからは定期型よりも安くなる場合があります。また、終身型の多くは支払方法が選べるので、一時払いや短期払いを選択して、保険料の割引を受けることも可能です。

ただし、年齢が若いうちに解約することになると、定期型よりも高い保険料を払った分損をする形になるので、加入は慎重に検討しましょう。

がん保険の保障内容のチェックポイント

がん保険の保障内容を比較するときに、チェックしておきたいポイントについて解説します。

診断給付金の支払い回数

がん保険の保障内容を比較するときには、診断給付金があるか、そしてそれが何回支払われるかをチェックしましょう。

診断給付金は、他の給付金とは違い治療開始前に受け取れます。また、使い道も自由なので、医療費だけでなく治療中の生活費や病院までの交通費に充てることも可能です。早い段階で用途が自由な資金を確保できれば、治療の際に大きな助けになるでしょう。

しかし、商品によっては診断給付金がなかったり、診断給付金は支給されるものの、初めてがんと診断されたときのみだったりすることがあります。1度しか診断給付金が受け取れないと、再発に対応できない可能性があるので注意が必要です。

上皮内新生物は保障の対象かどうか

上皮内新生物が保障対象に含まれるかどうかも、重要なポイントです。上皮内新生物とは、がん細胞が上皮内に留まっていて、深い組織に広がっていないことをいいます。

転移や死亡のリスクが低いことから、商品によっては上皮内新生物が保障対象外になっていることもあるのです。

しかし、上皮内新生物の治療には、手術が必要になることもあります。そうなると、それなりの医療費がかかるため、上皮内新生物の治療も保障されるがん保険に加入したほう安心です。

上皮内がん、上皮内新生物について | 保険医学総合研究所

保険料払込免除特約の条件の確認

保障内容を比較する際には、保険料払込免除特約の適用条件もチェックしておきましょう。(保険料払込免除特約の詳細については後述します)

多くのがん保険には保険料払込免除特約がありますが、適用条件は商品ごとに異なります。条件が満たせずに特約が適用されないことがないように、契約前によく確認しておくことが重要です。

がん保険の保険料の平均的な金額は?

がん保険は、条件によって保険料が大きく変化するため、具体的な平均額を出すことができません。

年齢が上がると保険料も上がる

がん保険の保険料は、定期型や終身型などの種類によって大きく異なります。また、がんは年齢が高いほど罹患率が高くなるため、年齢に比例して高くなります。

保障内容によって保険料に違いが出る

保険料は保障内容によっても大きく変わります。がん保険は、診断給付金や入院給付金を主契約とし、その他の保障を特約として付加するのが一般的です。

付加する特約の数が多いほど保障は充実しますが、特約の付加は基本有料であるため、特約を付けた分保険料も上がります。大切なのは保険料の平均額よりも、自分に必要な保障と家計の負担にならない保険料の金額を把握することです。

何があってもいいように診断給付金を重視する、既存加入の医療保険と重複しない保障内容の商品にするなど、自分に必要な保障を整理しましょう。そして、家計状況から保障内容と保険料のバランスを考え、加入するがん保険を決めることが大切です。

がん保険の保険料免除について

ここでは、がん保険の保険料払込免除特約の詳細について解説します。

保険料払込免除特約とは

保険料払込免除特約とは、保険会社が定める条件を満たした場合に、それ以降の保険料の支払いが免除される特約です。

がんにかかると、医療費が高額になったり収入が減少したり、家計への負担が重くなる傾向にあります。しかし、がん保険の保険料は支払い続けなくてはなりません。

金銭的に苦しくなり保険料が支払えなくなると、保障が受けられなくなってしまいます。保険料払込免除特約があれば、保険料の支払い義務がなくなり、かつ保障はそのまま継続されるため、治療中の金銭的な負担が軽減可能です。

がんと診断されると保険料が免除される

多くのがん保険では、がんと診断された場合に、それ以降の保険料の支払いが免除されるという条件になっています。商品によっては、その他にも条件が定められている場合があるので、加入前に確認しておきましょう。

終身型のがん保険は払込免除特約が有効

保険料払込免除特約は、終身型のがん保険に加入している場合に有効な特約です。終身型は、一時払いや短期払いにしない限り、生涯保険料の支払いが続きます。

早い段階でがんにかかり、その後の保険料が免除された場合、少ない保険料で生涯保障が受けられるため、メリットが大きいです。ただし、保険料払込免除特約を付けると保険料が上がるほか、条件を満たせなければ特約が無駄になるので慎重に検討しましょう。

がん保険の保険料も保険料控除の対象

がん保険の保険料は、『生命保険料控除』の対象です。生命保険料控除とは、民間の保険に加入している人を対象とした所得控除(※1)のことです。

所得(※2)から1年間で支払った保険料の総額に応じた金額を差し引くことにより、所得税や住民税の負担を軽くできます。

控除を受けるには、年末調整や確定申告で控除額を申告しなければなりません。しかし、正しく申告すれば節税ができ保険料の負担軽減につながります。

(※1.所得控除とは、所得から所定の金額を差し引くことにより、税負担を軽減できる制度のことです)

(※2.所得とは、収入額から給与所得者は給与所得控除、自営業者は必要経費を差し引いた後の金額のことです)

No.1140 生命保険料控除|国税庁

がん保険は介護医療保険料控除に該当する

生命保険料控除には、一般生命保険料控除・介護医療保険料控除・個人年金保険料控除の3種類があり、がん保険は『介護医療保険料控除』に該当します。

ただし、生命保険料控除は税制改正によって旧制度と新制度に分かれており、旧制度の対象になった場合は、『一般生命保険料控除』が適用されます。

  • 新制度:12年1月1日以降に契約した民間保険が対象
  • 旧制度:11年12月31日以前に契約した民間保険が対象

新制度と旧制度では控除額が異なるので注意が必要です。

生命保険料控除制度 改正のポイント|アフラック

保険料控除の書き方

ここでは、年末調整で控除額を申告する場合の申告書の書き方について解説します。まずは、勤務先で『保険料控除申告書兼給与所得者の配偶者特別控除申告書』をもらいましょう。

出典:税理士がやさしく解説 平成29年分保険料控除申告書の書き方

その申告書の『生命保険料控除』という項目の中に、『介護医療保険料』という箇所があります。

出典:税理士がやさしく解説 平成29年分保険料控除申告書の書き方

そこに、以下の内容を記入しましょう。

  • 保険会社等の名称
  • 保険等の種類
  • 保険期間又は年金支払期間
  • 保険等の契約者の氏名
  • 保険金等の受取人の氏名・続柄

そして、『Cの金額を下の計算式1に当てはめて計算した金額』という欄に算出した控除額を記入し、保険料控除証明書(※)と併せて勤務先に提出します。

控除額の計算がむずかしい場合は、手軽に控除額が計算できる保険会社のシミュレーターを利用するとよいでしょう。

(※保険料控除証明書とは、保険会社から送付される、1年間で支払った保険料の総額を証明する書類です)

生命保険料控除申告サポートツール | ソニー生命保険

人気のがん保険の保険料を比較する

最後に、人気のがん保険の保険料を比較してみましょう。

アフラック生きるためのがん保険Days1

アフラックの『生きるためのがん保険Days1』は、診断給付金・入院給付金・通院給付金と、主契約が充実しているがん保険です。

保障内容に保険料払込免除特約を含む『スタンダードプラン』で契約した場合、毎月の保険料は30歳男性で3394円、40歳男性で5025円となります。50歳になると保険料が8128円と大幅に上がるため、加入は早めに決定したほうがよいでしょう。

生きるためのがん保険Days1:特長・保険料例|保険・生命保険はアフラック

メットライフ生命ガードエックス

メットライフ生命の『ガン保険 ガードエックス』は、シンプルタイプ・充実タイプ・オリジナルプラン設計の3種類のタイプから選択可能です。どのタイプを選択しても、保険料払込免除が付いているため、別途特約として付加する必要がありません。

40歳男性で、通院給付金や診断給付金などが受け取れる充実タイプ(50万円コース)を選択した場合、毎月の保険料は3982円になります。

ガン保険 ガードエックスのメットライフ生命

オリックス生命保険Believe

オリックス生命保険の『がん保険Believe(ビリーブ)』も、特約の付加をせずに保険料払込免除が受けられるがん保険です。

40歳男性で、入院給付金日額1万円、先進医療給付金や通院給付金ありを選択すると、毎月の保険料が5025円になります。診断給付金や退院一時金、がん治療給付金などが受け取れるため、手厚い保障を確保したい人によいでしょう。

がん保険Believe[ビリーブ]|オリックス生命保険株式会社

まとめ

保険料払込免除特約や生命保険料控除を利用すると、がん保険の保険料の負担を軽減できます。また、公的医療制度や既存加入の医療保険などでカバーできる範囲を把握し、保障内容を絞れば、その分保険料を抑えることが可能です。

いざというときに後悔しないように、契約前に保障内容や保険料、公的医療制度などについてよく理解しておきましょう。

生命保険、医療保険、損害保険、ガン保険などに入る前には保険料が支払えるのか、 保険料はどれくらいになるのか、どのような保障が付いているのかが大事です。 まずはライフプランを作成してみましょう!

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