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がん保険のおすすめの選び方。チェックしたいポイントを解説します

がん保険はどのように選べばよいのでしょうか。本記事では、がん保険を選ぶときにチェックしたいポイントを、がん保険の概要やメリット、デメリットと併せて解説します。また、がん治療の際に役立つ、公的医療制度についても知っておきましょう。

この記事の目次

がんの実情

まずは、がんの治療にかかる医療費や入院日数の平均など、がんの実情を把握しましょう。

がんは日本人の死因のトップ

がんは、日本人の死因第1位の病気です。厚生労働省発表の『2017年・人口動態』の調査結果を見てみましょう。

死因1位は悪性新生物〈腫瘍〉(がん)、2位は心疾患、3位は脳血管疾患です。下表から、がんの死亡数が圧倒的に多いことがわかります。

死因 がん 心疾患 脳血管疾患
死亡数(人) 37万3178 20万4203 10万9844


平成29年(2017)人口動態統計月報年計(概数)の概況|厚生労働省

がんでの平均入院日数

厚生労働省『患者調査(表番号49)』によると、がん治療のために入院した場合の平均入院日数は『19.9日』です。がんの種類別の結果を見ても、それほど大きな差はありません。

がんの種類 平均入院日数(日)
胃がん 19.3
結腸・直腸がん 18
気管・気管支・肺がん 20.9

患者調査 平成26年患者調査 上巻(全国) 年次 2014年 | ファイルから探す | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口

平均自己負担額

がん治療のために入院した場合の平均自己負担額はいくらぐらいか、全日本病院協会『医療の質の評価・公表等推進事業』をもとに算出します。下表は、公的医療保険適用前のがんの種類別平均医療費です。

がんの種類 1入院あたりの平均費用
胃がん 99万9342円
結腸がん 85万3652円
直腸がん 93万5574円
気管支・肺がん 77万6424円

そして、次は公的医療保険適用によって、自己負担額が上記の3割に軽減された場合の概算です。

がんの種類 自己負担額
胃がん 29万9803円
結腸がん 25万6096円
直腸がん 28万672円
気管支・肺がん 23万2927円

医療費:医療の質の評価・公表等推進事業:病院運営支援事業 – 全日本病院協会

がん保険とは

ここでは、がん保険の概要やメリット・デメリットについて見ていきます。

医療保険との違い

がん保険とは、がん治療の保障に特化した民間の保険です。医療保険も治療費の保障を受けられる民間の保険ですが、両者には以下のような違いがあります。

がん保険 医療保険
・保障対象が『がん』のみ
・給付金の支払日数は無期限が基本
・診断一時金や通院給付金がある商品が多い
・様々な病気が保障対象
・給付金の支払日数に上限がある商品が多い
・診断一時金や通院給付金がない商品が多い

医療保険は様々な病気が保障対象で、がん治療の保障も受けられます。ただし、入院と手術の保障が基本で、診断一時金や通院給付金は付いていない商品が多いです。

一方、がん保険は保障対象ががんのみになる代わりに、がん治療に対する手厚い保障が受けられます。

がん保険のメリットとデメリット

がん保険には、以下のようなメリットとデメリットがあります。

メリット デメリット
・費用が高額になりがちながん治療に対して、手厚く備えられる
・診断一時金や通院給付金など、がん保険ならではの保障がある
・基本的に無期限で給付金を受け取れるため、長期治療にも対応しやすい
・がん治療しか保障されない
・死亡保障は付いていない商品が多い

頼りになる公的医療制度

がん治療を受ける際に、頼りになる公的医療制度があります。がん保険への加入を検討する前に、公的医療制度でどこまでカバーできるのかを把握しておきましょう。

健康保険で負担は3割

健康保険や国民健康保険といった公的医療保険を利用すると、自己負担額が総医療費の3割になります(年齢などの条件によっては総医療費の1~2割)。これにより、がん治療にかかる費用の負担が大幅に軽減できるでしょう。

ただし、公的医療保険が適用されるのは『直接的な医療行為にかかった費用のみ』と定められています。そのため、検査や手術などの費用はカバーできますが、差額ベッド代(※1)や入院中の食事代などには適用されません。

またがん治療には、先進医療(※2)や自由診療(※3)による治療という選択肢もあります。これらの治療法は費用が高額になる場合が多いですが、公的医療保険対象外の治療法であるため、かかる費用は全額自己負担です。

(※1.差額ベッド代とは、個室や2~4人の少人数部屋への入院を希望した場合にかかる費用のことです)

(※2.先進医療とは、特定の大学病院などで開発された高度な医療技術を用いた最先端の治療法のうち、厚生労働大臣が先進医療と認めた治療法を指します)

(※3.自由診療とは、日本では未承認の薬物を用いた治療など、公的医療保険対象外の治療法を指します)

医療費の自己負担|厚生労働省

高額療養費制度

公的医療保険を利用しても自己負担額が高額になった場合の救済制度として、『高額療養費制度』もあります。

この制度は、1カ月の医療費の自己負担額が上限(自己負担限度額)を超えた場合、超過分の医療費の払い戻しを受けることが可能です。払い戻しは自動で行われるのではなく、保険者(公的医療保険運営者)に申請書類を提出する必要があります。

また、自己負担限度額は、公的医療保険の被保険者の年齢や収入によって異なるので、自分の自己負担限度額をあらかじめ調べておくことが重要です。

なお、払い戻しの対象となるのは公的医療保険が適用される費用のみのため、差額ベッド代や先進医療費などの払い戻しは受けられません。

高額な医療費を支払ったとき | 健康保険ガイド | 全国健康保険協会

様々な保障制度

公的医療保険や高額療養費制度以外にも、様々な公的保障制度が存在します。

例えば、がん治療中の収入減には、『傷病手当金』が有効です。業務外の事由のケガや病気がもとで休業し、その間十分な収入が得られない場合に給付金が受け取れる制度のことです。

給付金の受け取りには条件があるほか、国民健康保険加入者は対象外の制度ですが、がんの治療中には大きな助けになるでしょう。

また、1年間の医療費の自己負担額が一定額を超えた場合、所定の金額を所得(※)から差し引き、税金の負担を軽減できるのが『医療費控除』制度です。先進医療費なども対象に入るため、がん治療で高額な費用を自己負担した場合に役立ちます。

(※所得とは、給与などの収入額から自営業者は必要経費、給与所得者は給与所得控除を差し引いた金額のことです)

病気やケガで会社を休んだとき | 健康保険ガイド | 全国健康保険協会
No.1120 医療費を支払ったとき(医療費控除)|国税庁
No.1122 医療費控除の対象となる医療費|国税庁

がん保険は公的医療保険の不足分を補う

ここまで紹介したように、がん治療による金銭的な負担は、公的医療制度の利用でも大きく軽減できます。

しかし、再発などにより治療が長期化したり、公的医療保険対象外の費用が発生したり、公的医療制度だけではカバーしきれなくなることもあるでしょう。がん保険は、そのような公的医療制度の不足分を補う目的で加入するものです。

がん保険の保障内容を充実させれば手厚い保障が受けられますが、その分保険料が高くなります。そのため、公的医療制度でカバーできる範囲を把握したうえで、必要な保障に限定して保険料を抑えるのが賢いがん保険の選び方でしょう。

がん保険の選び方は保障内容を確認して

ここでは、がん保険の中で重要な保障について解説します。

がん保険は、がん治療による入院・手術に対する保障を主契約(※1)とし、その他の保障を特約(※2)として付加するのが一般的です。特約の内容は商品により異なります。がん保険を選ぶときには、重要な保障が特約に含まれているか確認しましょう。

(※1.主契約とは、その保険の基本となる保障のことです)

(※2.特約とは、主契約にオプションとして付ける保障のことです。特約単体では契約できません)

がん診断一時金

『がん診断一時金』は、がんと診断を受けた場合に支給される給付金です。

支給条件は商品により異なりますが、入院や手術の有無を問わないことも多く、用途も自由です。入院や手術費用はもちろん、治療中の生活費や入院中に使用する日用品代など様々な費用に充当できるため、がん治療を続けるうえで非常に役に立つでしょう。

最近のがん保険では、がん診断一時金が主契約に含まれているものも増えています。がん保険を選ぶ際には、その商品のがん診断一時金の取り扱いについても見ておきましょう。

抗がん剤治療給付金

『抗がん剤治療給付金』とは、抗がん剤治療を受けた場合に支給される給付金のことです。

主要ながんの治療法として、『手術』『抗がん剤治療』『放射線治療』『免疫療法』などがあります。その中の抗がん剤治療とは、薬物を投与してがん細胞を死滅させたり、増殖を抑えたりする治療法です。

抗がん剤には様々な種類があり、がんの種類や患者の状態などで使用する抗がん剤が異なるほか、患者の身長や体重で使用量も異なります。抗がん剤は、1回数百円程度から数万円まで幅広く、中には公的医療保険対象外になるものもあります。

抗がん剤治療給付金が支給されるがん保険に加入していれば、高額な抗がん剤を使用しても費用の負担軽減が可能です。

PDFダウンロードページ【抗がん剤治療の主な副作用とその対応 Q&A】

放射線治療給付金

『放射線治療給付金』とは、がんの主要な治療法のひとつである放射線治療を受けた場合に支給される給付金です。

がんの種類や患者の状態によって治療回数などが異なるほか、治療後の経過によって治療方針が変更されることもあり、高額な費用がかかる可能性があります。

放射線治療給付金が支給されるがん保険に加入していれば、治療回数が多くなったり途中で治療方針が変更されたりした場合、費用に対する不安を軽減できるでしょう。

放射線治療の費用 | 大阪市の多根総合病院

先進医療給付金

『先進医療給付金』とは、先進医療を受けた場合に支給される給付金のことです。がんの治療に使われる先進医療には、『重粒子線治療』や『陽子線治療』などがありますが、これらの治療には数百万円もの費用がかかります。

  • 重粒子線治療にかかる平均費用:309万3057円
  • 陽子線治療にかかる平均費用:276万22円

先進医療は公的医療保険適用外となっており、かかる費用が全額自己負担になるため、なかなか選択しづらい治療法です。しかし、先進医療給付金が支給されるがん保険に加入していれば、先進医療も検討しやすくなるでしょう。

中央社会保険医療協議会『2016年6月30日時点で実施されていた先進医療の実績報告について』

重視したいがん保険の選び方のポイント

給付金の種類以外に、がん保険を選ぶときに重視したいポイントについても知っておきましょう。

がん診断一時金が何度でも給付される

がん診断一時金が受け取れるがん保険の中には、支給が1回に限られる商品と何度でも支給される商品があります。支給が1回のみの商品では、初めてがんと診断されたときしか支給されません。しかし何度でも支給される商品では、再発した場合も受給可能です。

がんの再発率はがんの種類や状態で異なりますが、例えば大腸がんでリンパ節への転移が見られる場合、5年以内の再発率が30.1%と非常に高くなっています。再発のリスクを考慮すると、何度でもがん診断一時金が支給されるほうが安心できるでしょう。

がんの再発はどれくらいあるか | がんと再発予防 | 株式会社GCリンフォテック

長期通院にも対応できる

がん保険を選ぶときには、長期通院にも対応できる保障内容かどうかを確認することも重要です。

アフラックの『がん罹患者アンケート調査』によると、がんの治療・検査のために通院した期間の平均は『3年5カ月』です。長期の通院となると、医療費や通院の交通費がかさみます。また通院のために仕事を休み、収入が減少する可能性もあるでしょう。

そのため、金銭的な不安を感じることなく治療に専念できるよう、通院に対する保障についても確認が必要です。

アフラック がん罹患者アンケート調査(2013年8月実施)

保障が一生涯続く

保障が一生涯続くかどうかもポイントです。がんは、年齢が上がるほど罹患率(病気にかかる確率)や死亡率が上がる病気なので、高齢になるほどがんに対する保障が重要になります。

がん保険には、保障期間が一定の年数に限られる『定期型』と、生涯保障が受けられる『終身型』があります。定期型のほうが保険料が安いため、年齢が若く、がんの罹患率が低い間は定期型でもよいでしょう。

しかし、高齢になってから保障が切れると困るので、ある程度の年齢でがん保険に加入する場合は、終身型に加入するのがおすすめです。

がん保険で気を付けたいこと

ここでは、がん保険に加入する前に知っておきたい注意点について解説します。

診断一時金の支払い条件

がん治療を始めるときに大きな助けとなるがん診断一時金の支払い条件は、商品により異なります。

多くの商品では、入院や手術の有無にかかわらず受け取り可能です。しかし、商品によっては『がんと診断され、入院治療を開始した場合』などの条件が指定されていることがあります。

また、がん診断一時金が複数回支給される商品では、2回目は入院必須となる場合や1回目の支給から2年以上の経過が条件の場合があります。条件が満たず、がん診断一時金が受け取れないことがないように、あらかじめ支給条件を確認しましょう。

加入後の支払い猶予期間があること

基本的にがん保険は、加入直後から保障を受けることはできません。契約日から一定の支払い猶予期間(免責期間)を経て、保障が開始されるのです。

猶予期間は、すでにがんにかかっている人が、自分の罹患に気付かずにがん保険に加入することを防ぐ目的で設けられています。いざというときに保障が受けられないことがないよう、猶予期間の有無や日数について調べておきましょう。

おすすめの人気が高いがん保険

最後に、おすすめのがん保険を紹介します。

アクサダイレクトのがん終身

保険料を安く抑えたい人には、アクサダイレクト生命の『がん終身保険』がよいでしょう。30歳男性であれば月々855円という保険料で、がんに対する生涯保障を確保できます。

がん終身保険のシミュレーション | アクサダイレクト生命保険

ライフネット生命がん保険ダブルエール

がん治療中の収入減にも対応できるがん保険を探している人には、ライフネット生命の『がん保険ダブルエール』がおすすめです。プレミアムコースならがん治療に対する保障だけでなく、治療中の収入減に対応する『がん収入サポート給付金』も受け取れます。

ライフネット生命のがん保険「ダブルエール」 これからのがん保険!

オリックス生命がん保険Believe

手厚く備えたいのであれば、オリックス生命保険の『がん保険Believe(ビリーブ)』がおすすめです。がん初回診断一時金やがん治療給付金のほかに、先進医療給付金やがん退院一時金も受給可能で、治療の初期から退院時までしっかりカバーできます。

がん保険Believe[ビリーブ]|オリックス生命保険株式会社

まとめ

がん保険に加入すると、医療費が高額になりやすいがん治療に手厚く備えられます。ただし、がん治療にかかる費用は、公的医療制度で補える部分も多いです。

どこまでを公的医療制度でカバーできるか把握し、その不足分を補えるようながん保険を見つけましょう。

生命保険、医療保険、損害保険、ガン保険などに入る前には保険料が支払えるのか、 保険料はどれくらいになるのか、どのような保障が付いているのかが大事です。 まずはライフプランを作成してみましょう!

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