無料で使えるWi-Fiについて知っておこう
無線で簡単にインターネットが使えるWi-Fiは、なにかとネットが必須な現代社会では欠かせないものです。
外出先でも利用できる『無料Wi-Fi』を活用すれば、手軽にインターネットを楽しめます。
ただし、無料Wi-Fiにはデメリットもあるので、正しい知識を身につけ、上手に利用しましょう。
外出先での通信量を抑え携帯代を節約できる
訪日外国人が増えていることを受け、最近ではフリーWi-Fiを用意している飲食店や商業施設、公共施設などが増えてきています。
スターバックスやドトールといったカフェはもちろん、ショッピングモールやコンビニ、一部の空港や駅などで、無料Wi-Fiが使えます。
Wi-Fiからインターネットにアクセスすることによって、スマホ自体のデータ容量を使わずにすむので、結果的に通信料の節約につながります。また、外出先でもパソコンやタブレットからインターネットが使えるので便利です。
多くのホテルが安心のバッファローを使用
現在は大半の宿泊施設がWi-Fiを備えていますが、多くのホテルでは『バッファロー』の無線LANを採用しています。
バッファローは、全国の実売データをもとに年間の販売数1位ベンダーを表彰する、『BCN AWARD 2016』の無線LAN部門において、17年連続して最優秀賞を受賞しており、国内無線LAN市場で最も使われているメーカーです。
バッファローの魅力は、すべてのアクセスポイントが現在最高クラスの暗号鍵方式『AES』に対応しており、セキュリティリスクが非常に少ない点です。
さらに、同じWi-Fiに接続している機器同士ではアクセスできない『プライバシーセパレーター機能』を搭載しています。ホテル側で定期的なパスワード変更も行われているので、安心して使用できるといえるでしょう。
モバイルWi-Fiルーターで外出時にもネットが楽しめる!
モバイルWi-Fiルーターは、「持ち運び可能な無線のインターネット」です。なので、PCの持ち運びが多い方や、外出時にスマホ・PCの利用機会の多い方にもおすすめです。
Wi-Fiがない場所や無料Wi-Fiが繋がらない場合でも安心して使えるので、どんなお店でもオフィスにいるように作業可能で、Wi-Fi環境に悩む心配はありません。
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セキュリティ意識を持ち通信内容に注意
飲食店や商業施設、交通機関などで使える公衆無線LANは便利な反面、誰でもアクセスできるため、しっかりとセキュリティ意識を持って利用することが重要です。
公衆無線LANでは、第三者から通信内容を読み取られたり、偽のアクセスポイントに騙されて個人情報を盗まれたりといった、トラブルが起こる可能性があります。
公衆無線LANを使うときは、アクセスポイントが暗号化されているか確認しましょう。現在最も強固な暗号化方式である『WPA2』が使用されているものがベストです。
また、個人情報はできる限り入力しないのが望ましいですが、どうしても入力が必要な場合には、サイトが SSL通信に対応しているかチェックしましょう。SSL対応のサイトは、URLが『https』から始まっているもので、簡単に見分けがつきます。
接続するには?
無料Wi-Fiの使い方は簡単です。スマホからアクセスする場合は、設定画面から『Wi-Fi』をオンにし、接続したいネットワーク名を選びます。
パソコンからアクセスするときは、右下のタスクトレイからネットワーク画面を開き、接続したいネットワークを選んで、接続をクリックします。
利用登録が必要な場合、ブラウザに登録画面が表示されるので、指示通りに登録手続きを完了すれば使用可能になります。
セキュリティ保護されているWi-Fiへのログインでは、パスワードを要求されるので、間違いないように入力しましょう。
飲食店では注文後のレシートに、Wi-Fiのパスワードが書かれていたり、宿泊施設では宿泊案内の冊子にパスワードが書かれていたりと、施設によって異なります。ログインする前に、パスワードを確認しておきましょう。
フリーWi-Fi自動接続アプリが便利
Wi-Fiネットワークは、その場にある接続可能なWi-Fiをすべて表示するので、選ぶのが面倒だと思う人もいることでしょう。そんな人におすすめなのが、フリーWi-Fiの自動接続アプリです。
タウンWi-Fiで簡単接続
自動接続アプリを活用するのであれば、300万ダウンロードを突破した『タウンWi-Fi』がおすすめです。
50万以上のWi-Fiスポットが登録されているうえ、アプリを通じて自動でログインをすませてくれるので、手間なくWi-Fiにアクセスできます。
土地勘がなく、どこにWi-Fiスポットがあるのかわからない人や、スマホの通信制限を回避したい人などは、このようなアプリを使うことで、ストレスなくフリーWi-Fiを活用できます。
インターネット未接続と表示されるときは?
Wi-Fiにつないだはずなのに、『インターネット未接続』と表示されてインターネットにアクセスできないといったことがあります。
これにはいくつかの原因が考えられ、順番に対処法を試して確認していく必要があります。
SSIDとパスワードは正しいか
Wi-Fiに接続できない原因のひとつは、『SSID』もしくは『パスワード』が間違っている場合です。
SSIDとは、Wi-Fiを飛ばしているルーターの識別名で、簡単にいえばWi-Fiのユーザーネームのようなものです。
また、セキュリティ保護されているWi-Fiを使うときは、正しいパスワードを入力する必要があります。
SSIDとパスワードの両方が正しくなければ、Wi-Fiを使うことができません。間違って入力していないか、今一度チェックしてみましょう。
ルーターからの距離が原因の場合
Wi-Fiに接続できない原因には、ルーターからの距離が離れすぎており、電波をキャッチできないということも考えられます。
『Wi-Fi』はルーターから距離が離れていたり、ルーターと接続機器の間に壁やふすまのような障害物があったりすると、電波が弱くなります。
カフェのラウンジ席やホテルの屋上、ベランダなどでは、ルーターから離れすぎてしまうため、上手くWi-Fiに接続ができないことがあります。そのようなときは、ルーターに近づいてもう一度試してみましょう。
フリーWi-Fiの通信範囲内か確認
自分がWi-Fiの通信範囲内にいるかどうかは、簡単に確認できます。
スマホの場合は、『設定』からWi-Fiの『ネットワーク画面』、パソコンの場合は、タスクトレイから『接続可能なネットワーク』を開くと、Wi-FiのSSIDが表示されます。
表示名の右側にあるアンテナマークが立っていれば、電波が入る範囲内にいるということです。アンテナが立っておらず、ただSSIDが表示されているだけのものは、現在は通信できないWi-Fiになります。
移動しても解決しなければ再起動してみる
SSIDやパスワードが正しく、ルーターに近づいても『インターネット未接続』と表示されるときは、端末を『再起動』してみましょう。
再起動することによって、いったん接続がリセットされて、新たにWi-Fiアクセスポイントを読み取り、未接続の問題が解決することがあります。
パソコンの再起動時には放電処置を
パソコンからWi-Fiを使おうとしている場合は、再起動するときに『放電処置』をしましょう。
長時間パソコンを使っていると、パソコンの内部に電気が溜まり、正常に動かなくなることがあります。
まず、起動中のアプリやソフトを停止して電源を切った後、SDカードやUSBメモリ、ACアダプターやバッテリーなどの周辺機器をすべて外しましょう。そして、そのまま90秒以上待ちます。
その後、電源ケーブルやキーボード、マウスといった周辺機器以外のものを接続して再起動します。こうすることにより、インターネット未接続問題が解決できる場合があります。
iPhoneの場合
iPhoneでWi-Fiに上手く接続できない場合は、ネットワーク設定のリセットを試してみましょう。
ネットワーク設定のリセットを行う
まず、Wi-Fiのルーターに電源が入っており、その通信範囲にいることを確認しましょう。
問題がなければ、『設定』から『Wi-Fi』をタップして、オンになっているかを確認します。オンになっていると右側に緑色の印が表示され、その真下にネットワーク名が表示されます。
左側に青いチェックが入っているネットワーク名が、現在接続を試みている回線です。
もし、ネットワーク名の下に、『自動接続は使用停止中です』と表示されるときは、『自動接続』の設定をオンにしましょう。そして、パスワードを要求されたら、パスワードを入力します。
それでも接続ができなければ端末を再起動して、もう一度同じことを繰り返してみましょう。
設定の一般からリセット画面へ進む
ネットワーク設定をリセットしても接続できないときは、ネットワーク設定をリセットします。『設定』から『一般』→『リセット』→『ネットワーク設定をリセット』を押しましょう。
今まで使ったことがあるWi-Fiのネットワーク名とパスワード、その他VPNやAPNなどの設定がすべてリセットされます。その後、もう一度Wi-Fi接続を試してみましょう。
Androidの場合
AndroidのOSでWi-Fi接続ができない場合は、以下の方法を試してみましょう。
ネットワークを削除して接続しなおす
まず、設定画面から『Wi-Fi』をタップして、オンになっているか確認します。
オンになっていたら、設定画面の『機内モード』を確認しましょう。機内モードがオンになっていると、データ通信ができないのでオフにします。
この2つを確認したら、接続し直してみましょう。設定画面の『Wi-Fi』をタップして接続している、もしくは接続したいネットワーク名を長押しします。
『ネットワークを削除』と、『ネットワークは変更』の2つの選択肢が表示されるので、『ネットワークを削除』をタップしましょう。
そして、Wi-Fiのネットワーク名の一覧から、先ほど削除したネットワーク名を選んで、『ネットワークに接続』をタップします。
端末を再起動する
Wi-Fiに上手く接続できないとき、iPhoneと同じようにAndroidでも端末を再起動することで問題が解決できることがあります。
設定を確認してもうまくいかないときは、一度端末を再起動してみましょう。
Windows8.1/8 PCの場合
ここでは、Windows8.1、8のOSでWi-Fiに接続できないときの対処法を紹介します。
問題のトラブルシューティングを行う
まず、スマホと同じようにパソコンを再起動しましょう。すぐに電源をつけるのではなく90秒以上待ってから、もう一度電源を入れるようにします。それでも解決しない場合は、問題のトラブルシューティングを試しましょう。
画面の右下に表示されているタスクバーから、ネットワークマークを右クリックします。
『問題のトラブルシューティング』と、『ネットワークと共有センターを開く』の2つの選択肢が表示されるので、『問題のトラブルシューティング』をクリックします。
そうすると、パソコンが自動的に問題を調べてくれます。このWindowsネットワーク診断で解決済みになれば、Wi-Fiに接続できる可能性が高いです。
セキュリティソフトの設定を見てみる
上記の方法で解決できない場合、セキュリティソフトの設定を確認しましょう。セキュリティソフトに『ファイアウォール』機能がついている場合、無効化してからWi-Fiの接続を試してみます。
もし、それで接続できるようになれば、これまでセキュリティソフトのファイアウォール機能によって、ブロックされていたことになります。
しかし、原因がわかったからといって、常にこの設定を無効化していると、セキュリティソフトとして十分に機能しない可能性があります。
よって、Wi-Fiを使い終わった後は、すぐにファイアウォール機能の設定を元に戻すようにしましょう。
Windows10 PCの場合
ここでは、OSがWindows10の場合の対処方法を紹介します。基本的には、Windows8と同じ方法になります。
8と同様にトラブルシューティングを実施
まず、パソコンを再起動してみましょう。再起動で解決しない場合は、右下のネットワークマークを右クリックして、『トラブルシューティング』を試してみます。
トラブルシューティングで解決できないときは、ネットワークマークを左クリックして、Wi-Fi設定がオンになっているか、機内モードがオフになっているか確認しましょう。
ネットワークに再接続する
上手くWi-Fiに接続できない場合、一度接続を解除してから、再度接続し直すと解決することがあります。
関連づけを解除するをクリック
ネットワークマークをクリックして、表示された選択中のネットワーク名を、もう一度クリックします。接続の解除をした後に、もう一度そのネットワーク名を選んで、再接続を試みましょう。
Macのパソコンの場合
MacのデバイスからWi-Fiを使いたいのに接続できないときは、以下の方法で再接続します。
ネットワークをいったん削除する
『システム環境設定』から『ネットワーク』を選び、Wi-Fiがオンになっていることを確認します。
オンになっているのに接続できなければ、接続したいネットワークを削除して、再び接続してみましょう。
アシスタントから接続しなおす
『ネットワーク』画面から『詳細ボタン』を押し、接続したいネットワーク名を選びます。そして、ネットワーク名一覧の左下に表示される、マイナスボタンをクリックしましょう。これでネットワークが削除できます。
次に、『ネットワーク』画面から『アシスタント』ボタンをクリックし、削除したネットワーク名を選びます。必要に応じてパスワードを入力して『続ける』をクリックしましょう。これによって、解決できる可能性が高くなります。
まとめ
Wi-Fiに上手く接続できないときは、それぞれの端末にあった方法で再接続を試みましょう。
もし解決しない場合には、端末やルーターの故障などが考えられるので、メーカーに問い合わせることをおすすめします。Wi-Fiを使いこなし、楽しいインターネットライフを送りましょう。
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