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ライフプランシートの作り方。大切な家族のために作ってみよう

家族の将来を考えるときには、ライフプランシートを作るのがおすすめです。そもそも、ライフプランシートとはどのようなものか、そしてなぜライフプランシートを作るとよいのか解説します。また、ライフプランシートの作り方や使い方も知っておきましょう。

この記事の目次

ライフプランを作ろう

ライフプランとは、『子供を留学させたい』、『いつかマイホームを持ちたい』などといった、理想の人生を実現するための、資金面を含めた具体的な人生計画のことを指します。

わたしたちのくらしとお金 | 日本FP協会

なぜ人生設計が必要なのか

ライフプランが必要な理由は、社会や環境の変化に対応するため、そして、理想の人生を実現できるように資金を準備するためです。

社会や環境の変化に対応

近年、年金などの社会保障制度や雇用環境が大きく変化しており、年金受給年齢の引き上げや非正規雇用の増加など、将来の見通しが不透明になっています。

また、転職や結婚、出産などにより、家庭環境や家族構成が大きく変化する場合もあります。

ライフプランを立てるときは、20年、30年先のことまで計画するのが基本なので、将来の見通しが立てやすくなり、大きな変化が起きたときにも柔軟に対応できるようになるのです。

特別支給の老齢厚生年金の受給開始年齢の引上げについて|日本年金機構

目的が明確であると貯蓄がしやすい

ライフプランを立て将来の目標を明確にすると、貯蓄がしやすくなります。ライフプランを立てるときには、いつどのようなライフイベントを実現する予定で、資金はどれぐらいかかるのか、おおよその時期や金額を洗い出します。

そうすることにより、いつまでにいくら貯めなければならないのか、毎月の貯蓄額や貯蓄の期限がはっきりするため、貯蓄しやすくなるのです。

ライフプランを設計。具体的なポイントや気をつけることとは

キャリアプランとあわせて考える

ライフプランを立てるときには、キャリアプランとあわせて考えることが大切です。

女性にとって重要なライフプランとの両立

女性は妊娠・出産、夫の転勤といった、自分のキャリアプランに大きな影響を与える出来事が起こることが予想されます。そのため、キャリアプランと両立できるライフプランを考えることが重要です。

たとえば、いつか子供が欲しいと思っており、出産後は仕事を辞めて育児に専念したいのであれば、夫の収入のみで生活できるように、収支を考えなくてはなりません。

また、出産後に復職したいのであれば、現在の職場に復帰するのか、パートやアルバイトなどに変更するのかといったことも考える必要があります。

数年後に昇進したい、キャリアアップしたいと考えているときに、妊娠・出産が重なってしまうと、叶えるのがむずかしくなってしまいます。

妊娠・出産や夫の転勤などは、自分でタイミングを決めるのがむずかしい出来事です。さまざまな理想がある中でどれを最優先するのか、どのようにすれば両立できるのかを、前もって考えておくことが大切です。

エクセルで作るライフプランシート

エクセルを活用すれば、自分でライフプランシートが作成できます。

出典:ライフプラン | 福井県鯖江市の「アイアイ家計相談ねっと」

基本の作成方法

ライフプランシートには、以下のようなことを記入しましょう。

  • 西暦
  • 家族全員の名前
  • 家族全員の年齢
  • 収入額と支出額
  • ライフイベント
  • ライフイベントに必要な資金額
  • 貯蓄額

家族の名前は、親に介護が必要となったときのことも考えて、親の名前も書いておくのがおすすめです。

また、将来子供を持つ、あるいは2人目、3人目の出産を考えている場合は、その子供についても記入しておきましょう。収入額や支出額、貯蓄額は、現在の収支や貯蓄の状況から予測した金額を記入します。

ライフプラン作成の勧め | 日本FP協会

縦軸と横軸の使い方

縦軸には、家族の名前や支出項目などを記入します。共働きであれば、夫婦の収入を個別に記入できるようにしておきましょう。

また、支出項目は生活費と住居費、子供を持つ予定がある場合は、教育費を個別に記入できるようにしておきます。横軸には西暦と、家族のその年の年齢を記入しておきましょう。

西暦何年に誰が何歳になり、どんなライフイベントがあるのか、収支はどのような状況になるのかが一目で確認できるよう、『家族の年表』を作ると考えるとわかりやすいでしょう。

家族のライフイベントを記入

ライフプランシートにはマイホームや車の購入、子供の進学といった家族のライフイベントを、20年・30年先の分までできる限り記入します。

また、それぞれのライフイベントに必要な資金額も記入しておきましょう。そうすることで、予想している収入額や貯蓄額と、ライフイベントに必要な資金額を照らし合わせ、赤字にならないかをチェックできます。

無料でダウンロードできるひな形

ライフプランシートを一から自分で作るのがむずかしい場合は、無料でダウンロードできる、ひな型を活用するとよいでしょう。

日本FP協会

日本FP協会のホームページで、『ライフイベント表』がダウンロードできるようになっています。

記入する項目は、家族の年齢とライフイベント、ライフイベントにかかる資金額のみというシンプルなひな型なので、収支や貯蓄額などを細かく書くのが面倒だという人におすすめです。

詳細なライフプランシートを作りたい人は、ライフイベント表の内容に加えて、収入額や支出額、貯蓄額などの記入欄がある、『家計のキャッシュフロー表』をダウンロードするとよいでしょう。

便利ツールで家計をチェック | 日本FP協会

おすすめのシミュレーションシート

もっと手軽にライフプランを立ててみたい人や、客観的なデータを得たい人は、ライフプランのシミュレーションサイトを活用してみましょう。

ゆうちょマネーガイド

『ゆうちょマネーガイド』では、質問事項に回答していくと、回答から予測される将来の家計状況がグラフで表示されます。

また、今のままの生活を続けた場合、退職後に貯蓄や負債が、どれぐらいの金額になりそうかという結果も表示されるため、家計を見直すきっかけ作りに役立ちます。

ライフプランシミュレーション-ゆうちょ銀行

全国銀行協会

全国銀行協会のライフプランシミュレーションは、『きほんシミュレーション』と『くわしくシミュレーション』の、2種類から選べます。

きほんシミュレーションでは年齢や年収、配偶者や子供の有無といった簡単な質問に、くわしくシミュレーションでは年齢や年収以外にも、マイホームの購入や自分の性格といった細かい質問に答える必要があります。

回答が完了すると、将来の家計状況を表すグラフと、今後のアドバイスが表示されます。もし、将来的に赤字になりそうな場合は、改善方法を考えましょう。

自分で描く未来予想図 ライフプランシミュレーション

スルガ銀行

スルガ銀行のライフプランシミュレーションは、30秒でできる『簡易シミュレーション』と、10分ほどかけておこなう『詳細シミュレーション』の2種類から選べます。

簡易シミュレーションでは、世帯主の年齢や年収、配偶者や子供の有無などの質問に回答すると、ライフイベント表や貯蓄額の推移グラフなどが確認できます。

詳細シミュレーションでは、簡易シミュレーションの質問内容に加え、オプションの質問に答えることで、より細かいシミュレーションが可能です。

ライフプランシミュレーション | スルガ銀行

ライフプランシートの使い方

ライフプランシートは、ただ作って満足するのではなく、活用してこそ意味があります。ライフプランシートが完成したら、家計が赤字になりそうな時期がないかチェックしましょう。

もし、赤字になりそうな時期があれば、貯蓄額を増やしたり、ライフプランの実現時期を遅らせたりといった、対策を考えなくてはなりません。

また、それぞれのライフプランを実現するために必要な資金額や、資金の調達方法も考えてみましょう。貯蓄を始めるのであれば、期間や毎月の貯蓄額を算出する必要があります。

このように、作成したライフプランシートは、将来の家計のシミュレーションや、具体的な行動に移すための指針として活用するものなのです。

家族で共有して共通の目標に

作成したライフプランシートは家族で共有して、共通の目標にすることも大切です。家族全員で共通の目標を持ち、お互いに協力し合うことで、目標を実現しやすくするためです。

また、妻は出産を機に専業主婦になりたいと思っているのに、夫は正社員として復帰してほしいと思っているなど、自分が思い描いている将来と、家族が思い描いている将来に、大きなズレがある可能性も考えられます。

ライフプランシートを共有すれば、このようなズレに気づくことができ、早めに修正できます。

目につくところに掲示する

ライフプランシートは、印刷して目につくところに掲示しておきましょう。毎日目にすることで、目標達成のモチベーションを維持しやすくなります。

たとえば、マイホーム購入の頭金のために貯蓄している場合、ふとしたときに無駄遣いをしそうになっても、目標が目に入ると気をつけられます。

また、ライフプランシートだけでなく、理想とする家の間取りやインテリアの写真など、目標に関連するものも一緒に貼っておくと、より効果的です。

1年に一度は見直しを

ライフプランシートは、1年に一度は見直すようにしましょう。どれだけ綿密に計画を立てていても、予定より早く妊娠した、よい物件が見つかりマイホーム購入時期を早めたなど、予定外のことは起こるものです。

そのようになると、その後のライフプランも変化するので、あらためて計画を立て直す必要があります。そのため1年に一度、できれば予定外のことが起こったら、その都度ライフプランを見直すのがおすすめです。

まとめ

ライフプランシートとは、理想の人生を実現するために、現在何をするべきかを考えるためのツールです。

いつごろ何をしたいのか、そのためにはどれぐらいの資金が必要なのか、詳細なプランを立ててみましょう。

完成したライフプランシートは、将来の家計のシミュレーションに利用したり、家族と共有して、目標達成のためにそれぞれが協力できるようにしたりと、どんどん活用していきましょう。

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気になるという方は、「お金の専門家」に相談するために、まずは
ライフプランを作成してみましょう。

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