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老後も安泰なライフプラン。子どもなしでも幸福度の高い人生を

近年はライフスタイルの多様化で、子どものいない世帯は増加傾向にあります。子どもの有無で幸福度は違うのでしょうか。子どもがいなくても幸せな人生を送り、安心して老後が過ごせるよう、どのような準備が必要か考えていきましょう。

この記事の目次

子どもの有無による幸せ度の違い

生涯子どものいない生活を送ることは、幸せではないのでしょうか。「将来子どもがいないと誰に面倒見てもらうの?」というようなことを言われた経験がある人もいるでしょう。子どもの有無で、老後の楽しみに違いはあるかみていきましょう。

老後の楽しみに違いはあるのか?

総務省の統計では、2050年に65歳以上の割合は38.8%、75歳以上の割合は24.6%というデータがでています。3人に1人は高齢者という時代に突入するなか、どんな生活を送っているのでしょうか。

日本生命の「敬老の日・老後の生活」に関する調査によると、『今最も楽しいことは?』という質問に、『旅行』と答えた人が1番多く、次に『友達との時間』、『家族との時間』という回答が続きました。

また、就労している方に限ってみると、『家族との時間』より『仕事』と回答した人の方が多く、子どもがいてもいなくても、老後の楽しみにほとんど違いはなさそうです。

幸せ度を高めるためには?

内閣府の高齢社会白書によると、高齢者の多くは日ごろ『健康や病気のこと』『介護』『自然災害』『生活のための収入』などに不安を感じているという回答をしています。幸せ度を高めるには、この不安要因を減らすことが重要です。

健康に心がけ、生活に困らない程度の金銭を蓄え、さらに周囲の人と会話ができる関係を構築すれば、一層幸せ度は高まりそうです。

幸福感、不安に関する意識|平成27年版高齢社会白書(概要版) - 内閣府

子どもの有無によるライフプランの違い

子どもの有無に関わらず、ライフプランの違いは少なからずあるでしょう。では、子どものいる・いないでどう違うか、下記2つの視点からみてみましょう。

経済的な違い

子ども1人を育てるのに、幼稚園からすべて国公立に通った場合は765万円、すべて私立だと2,109万円かかるという調査結果がでています。そこに、教材費、通学費、塾代などを含めるとさらに費用は高額になります。

ニッセイ学資保険 お子さまの教育費|日本生命保険相互会社

当然、このほかにもさまざまな出費がかかることが予想されます。子どものいない夫婦には、こういった費用がかからないぶん、経済的余裕があることは確かです。

しかし、子どものいない夫婦は、高齢になってどちらかが病気で入院したり、介護が必要になったりしてくると、他人に頼らざる負えません。このような場合に備えて、老後の資金を多めに準備しておくことが必要になります。

日常的な違い

子どものいる・いないで違いがでてくるのは、どちらか先に亡くなったときでしょう。

子どもがいない夫婦は、頼る相手がいなくなります。子どもがいれば、買い物や身の回りのことなど、気軽に頼めたり、話し相手になったりしてくれることもあるでしょう。

老後寂しい思いをしないためにも、夫婦以外の知り合いを増やしていくことは大切です。

老後にはどれだけ備えたらいい?

老後資金を備えるにあたり、まずは老後にどんな生活を送りたいか、それには1カ月あたりいくら必要かを考えてみましょう。

今の家計簿から老後の生活費を推定する

  • 定年後の支出の変化
定年によって不要となる
支出の例
定年に関係なく発生し続ける
支出の例
定年によって発生する
支出の例
・住宅ローン(完済する場合)
・会社員としての交際費・食費
・スーツ、ワイシャツ、ネクタイなど
ビジネス被服代
・子供の教育・扶養費用(成人・
独立の場合)
・厚生年金保険料
・雇用保険料
・健康保険料
・食費や光熱・水道代など生活費
・家賃
・住居費(固定資産税、リフォーム
費用など)
・生命保険や損害保険の保険料
・介護保険料
・近所づきあいの交際費
・趣味や生きがいのための費用
・妻の国民年金保険料(妻が
60歳になるまで)
・国民健康保険料

出典:セカンドライフの生活費は現役時代とどう違う?|公益財団法人 生命保険文化センター

老後の生活費は、現役時代の支出が目安となります。上記の表からもわかるように、不要になる支出がある一方で、新たに発生する支出もあります。これらを踏まえて、試算するとより具体的な額がわかるでしょう。

  • 世帯主が60歳以上の無職世帯(2人以上の世帯)の1カ月間の収入と支出

上記の内訳を参考に、まずは自分の支出を洗い出してみましょう。

貯金だけで老後に備えるには

貯金だけで老後に備えるにしても、いくら必要か算出しなくてはいけません。上記の1カ月間の収入と支出より、月額約25万必要だとわかります。

65歳男女の平均余命は、男性19.55歳、女性は24.38歳と厚生労働省が発表しています。老後の生活費を試算するうえで、このデータをもとに試算してみます。

男女余命に差があるので平均余命を22年とします。25万円×12カ月×22年=6,600万円となります。

一方、収入は上記の『公的年金などの社会保障給付』より、17万7,970円となっているので、17.7万円×12カ月×22年=4,672.8万円となります。

よって、6,600万円−4,672.8万円=1,927.2万円で、約2,000万円必要になることがわかります。しかし、そのほかの費用やゆとりある生活を考えると、3,000万円を目標に備えるのがよいでしょう。

無理せず貯金をしよう

目標額が決まったら、毎月いくら貯金が必要か計算しましょう。

仮に 現在30歳とすると、3,000万円÷(65歳‐30歳)÷12カ月≒7.2万円となります。

もし、勤め先に給与天引きで確実に貯めることができる制度がある場合は、利用するのもひとつの手です。ただし、 住宅や車など大きなローンの返済があるなら、そちらを優先しましょう。

子どもなしでも老後を安泰に暮らすために

最近では、自分の時間がほしいという理由で、子どもを作らないという夫婦も、よく見かけるようになりました。子どものいない夫婦が安泰に暮らすにはどうしたらよいかみてみましょう。

夫婦でペットを飼う

共通の話題をつくる意味でも、ペットを飼ってみるのもよいでしょう。楽しく過ごしているが、趣味が忙しくて互いに何をしているかわからない、といった言葉を耳にすることがあります。

夫婦が共通で楽しみ、可愛いがることができるペットがいれば、改めて夫婦の絆が強くなるかもしれません。

介護付き老人ホームの利用を検討

子どものいない夫婦の生活は、子どもがいる夫婦より金銭的余裕がある一方で、病気や介護の問題がでてきます。2人が安心して暮らせるように、夫婦で介護施設に入ることもひとつです。

夫婦同室で暮らすこともできるほか、介護もしてもらえるので安心です。しかし、高額な費用を請求されるところもあるので、信頼のできる機関から紹介してもらうことをおすすめします。

相続について考える

通常、万一夫が亡くなった場合、妻に財産の1/2、子ども全員で残りの1/2を相続します。しかし、子どもがいない夫婦の場合、夫の両親、もしくは夫の兄弟姉妹に財産が分与されます。

もし、両親と兄弟姉妹も亡くなっている場合は、その兄弟姉妹の子どもと配偶者に相続権が与えられます。あまり会ったことのない兄弟に財産を分けなくてもよいように、2人で話し合って、公的な遺書を残すことも検討しましょう。

まとめ

子どもの有無によって、経済的・日常的な違いは多少あるものの、健康で生活に困らない程度のお金と友人がいれば、幸せ度に違いはないと言えそうです。

ただし、1人になったとき困らないよう、介護付き老人ホームなどを利用する検討はしておいたほうがよいでしょう。

保険・住宅ローン、お金の悩み、現在の家計・老後の家計や将来が
気になるという方は、「お金の専門家」に相談するために、まずは
ライフプランを作成してみましょう。

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