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節約は家賃から始めよう。引越しにかかる費用は取り戻せるのか?

毎月の給料日後、真っ先に支払いを迫られる費用が家賃です。滞納はできませんし、支出の中でも大きな割合を占めているので、なんとか節約したいものです。そこで、適切な家賃は月収の何割程度か、引越しすることで節約できるのかを考えていきます。

この記事の目次

適切な家賃はいくらか

日本生活協同組合連合会が実施している2016 年「全国生計費調査」によると、消費支出の内訳は『食費』が1位(68,196円)、『家賃・地代』が2位(56,197円)、『教育費』が3位(52,490円)となっています。

単身世帯では、毎月の支出に占める家賃の割合はより高くなるので、適切な家賃を知っておくことは重要です。

手取りの30%が目安

宅建協会が実施している意識調査によると、妥当と思う『月収に占める家賃の割合』は、3割以内と回答している人が全体の95.0%を占めています。

順位 1位 2位 3位 4位 5位
月収に占める家賃の割合 2割 1割以内 3割 4割 5割以上
回答率 40.7% 29.3% 25.0% 2.9% 2.2%

一人 暮 ら し に 関 す る 意 識 調 査-全宅連

引越しで家賃を節約できるのか

少しでも家賃が安くなればその分節約できますが、引越し代なども含めてトータルで節約できるかを考えてみる必要があります。

節約効果をシミュレーションする

シミュレーション例を見ていきましょう。

期間 1カ月 1年
現在の家賃 8万円 96万円
引越し先の家賃 6万円 72万円

『引越し1年目にかかる費用(初期費用)』

  • 引越し代:10万円
  • 敷金・礼金:12万円(それぞれ家賃1カ月分が相場)
  • 仲介手数料:6.48万円(家賃1カ月分+消費税が相場)

引越し1年目の節約効果:96万円-(72万円+10万円+12万円+6.48万円)=-4.48万円

引越し2年目の節約効果:96万円-72万円-4.48万円=19.52万円

引越し3年目の節約効果:96万円-72万円=24万円

引越し先に何年住むかが重要

上記シミュレーション例を見ると、引越し1年目は初期費用が発生するので、節約効果はマイナスになっています(初期費用の金額によっては、プラスになる可能性もあります)。

2年目は1年目のマイナス分を補填するので、3年目から家賃差額分がそのまま節約効果となります。

家賃節約を成功させるポイント

家賃を節約するには、具体的にどのような方法があるのか見ていきましょう。

礼金がない物件を選ぶ

敷金は、借主が家賃を滞納したり、施設を破損させたりした場合に補填するための費用です。問題がなければ、退去時にクリーニング代などを差し引かれて返還されます。しかし、礼金は大家さんへの謝礼金であるため、退去時に変換される金額はありません。

初期費用を抑えるためには、礼金がない物件を選びましょう。

家賃の値引き交渉に挑戦する

  • 家賃相場を調べる。
  • 具体的な金額を伝える。
  • 契約する手前で値引き交渉する。

まずは、借りたい物件と同じような条件(場所、間取、方位、築年月など)の物件を何軒か探しましょう。次に1平方メートルあたりの賃料(賃料÷専有面積)を計算します。家賃6万円、専有面積50平方メートルであれば、1平方メートルあたりの賃料は1,200円です。

もし借りたい物件の家賃が7万円、専有面積56平方メートルの場合は、1平方メートルあたりの賃料が1,250円です。『1㎡あたりの賃料は同条件の物件より50円高く、56㎡では2,800円高い』と主張できます。

算出したデータをもとに、切りのよい数字で『あと3,000円値引きしてくれたら、この物件の契約を考えている』と交渉してみましょう。

引越し代を節約する

引越し代をいかに安く抑えるかも重要です。引越し業者の選び方、代金の安い日時を見ていきます。

一括見積サービスを利用する

  • 引越し業者間で価格競争してもらう。
  • 同じ条件で金額を比較できる。
  • 予想外の格安業者が見つかる場合がある。

複数業者の見積を比較することで、おおよその相場が把握できます。また、『曜日・時間帯・業者の空き状況』などの条件が合えば、相場より大幅に安い業者が見つかる場合があります。

引越し業者が安い日時を利用する

利用者 時期
利用者が多い(代金が高い) 月末、休日、休日前、午前中、大安
利用者が少ない(代金が安い) 月初~月中、平日(休日前以外)、午後、仏滅

有給休暇などを利用し、なるべく利用者が少ない日時を設定して引越し代を少しでも安く抑えましょう。

断捨離して運ぶものを減らす

引越し料金は、運ぶ物が少なくなればそれだけ安くなります。この機会に使う物と使わないものを整理し、物を減らして部屋も広く使いましょう。

まとめ

家賃は手取りの3割に収まっていなければ、引越しを考えた方が得策です。また、引越しに伴う初期費用を取り戻すことも考えて、3年以上住むことを前提に計画を立てましょう。

引越し代を安く抑えることも重要ですが、家賃は毎月ずっと発生します。3,000円の値引き交渉に成功すれば、1年で36,000円、3年で108,000円も節約できます。

1平方メートルあたりの賃料比較により具体的な金額を提示しつつ、有利に交渉しましょう。

家賃を節約する方法。収入に対する家賃の割合はどれくらい?

この記事の監修者

明治大学出身。上場保険代理店にて1年目新人賞、2年目社長賞受賞後にFPとして独立。これまで約2,000人と面談、プランニングを手掛ける。一人ひとりの資産設計の参謀として、お金の貯め方・守り方・増やし方などをアドバイスしている。 掲載メディア:ゼクシィ、Lifehacker、みんなのおかねドットコム、RAINBOW Town FM、他

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