主婦が貯金をすることのメリット
主婦が貯金をする場合、家計を黒字にするだけでなく、将来的にも様々なメリットがあります。
子供の学費や老後資金を準備できる
大きなメリットとしては、貯金することで子供の学費や老後資金を準備できることです。
文部科学省が発表した平成26年度「子供の学習費調査」によると、幼稚園から高校までの15年間で必要な学費は、公立では約523万円、私立で1,770万円以上にもなります。
また、大学に進学した場合、1年間でかかる金額は公立で約85万、私立で約130万円となっています。
そして、老後の生活費については、夫婦2人の場合の最低生活費は平均で22万円となり、旅行などに行けるほどの『ゆとりのある生活費』は平均で34.9万円となります。
日本人の平均寿命は男性が80.98歳、女性が87.14歳ですので、この年齢まで生活する最低生活費も蓄えておきたいところです。
学費、老後資金とも貯めるのには努力が必要ですが、早いうちから節約術をマスターして、貯金を始めれば不安も軽減されます。
老後の生活費はいくらくらい必要と考える?|公益財団法人 生命保険文化センター
家族の緊急事態に備えられる
その他のメリットとしては、家族の緊急事態に備えられるということです。主婦で仕事をしておらず、もし旦那さんが怪我や病気で働けなくなくなった場合、収入が一時的になくなるため、ある程度の貯金が必要になります。
万が一のための生活費として必要な額は、現在の生活費の7割とされています。子供や母親が大きな怪我や病気をして入院となった場合にも、大きな出費が必要となります。貯金をしておけば、そんないざというときにも安心です。
貯金方法の基本は先取り貯金
貯金方法の基本は、先取り貯金になります。先取り貯金とは、毎月の給料が入り次第、貯金額を先に確保しておき、残りの金額でその月をやりくりする方法です。
『残ったものを貯金する』という方法だと、ついお金に余裕があるようにみえてしまい、月末になってほとんどお金が残らないうえに、『何に使ったのか分からない』という状態になる可能性があります。
先取り貯金では、年間の貯金目標額を決め、例えば1年間で30万円貯めたいのであれば、それに合わせて月に2万5千円を先に確保します。その残りの金額で支出を調整しながら生活すれば、毎月確実に貯金ができます。
貯金用の口座を作る
貯金のコツとしては、貯金用に別の口座を作ることです。貯金専用の口座を作れば、どれだけ貯金額が貯まっていくのかがはっきりとみえるため励みにもなります。
また、給与から天引きしたり、自動積立をすれば手間も少なく、簡単に毎月確実に貯金することができます。
毎月やりくりした後に余った金額や、臨時収入があった場合にも貯金用の口座にすぐ移してしまえば、なんとなく使ってしまう浪費も防ぐことができ、さらに貯金がスピードアップして効果的です。
まずは固定費を削減する
具体的な貯金方法としては、まずは固定費を見直すことです。固定費とは、住宅費や光熱費などの、毎月ほぼ変わらない出費のことです。この固定費を削減できれば、毎月の積み重ねで大きく節約できます。
通信費は大幅に削減できる可能性あり
携帯電話やインターネットなどの通信費は、見直せば安くなる可能性が大きい項目です。
最近では格安SIMなど、大手会社と比べてとても安く利用できるプランが多くあります。現在大手会社と契約している場合には、この格安SIMに切り替えるだけで大幅に節約が可能です。
一番安いプランで1,000円程度から始まるプランもあるので、『インターネットなどそんなに使わないのに毎月1万円以上払っている』という場合には、切り替えることで毎月の通信費を大幅にダウンできます。
少しの工夫で水道光熱費を節約
水道光熱費は少しの工夫で節約が可能です。水道費は水の元栓を少しだけ閉めると、自然と水を使う量が減るので節約になります。
また、シャワーは節水用シャワーヘッドに変えたり、トイレに節水ブロックを入れると、さらに節水できます。
電気代を節約するには、契約しているアンペア数を下げることによって電気代の基本料金を下げることができます。
東京電力の場合、契約コースによっては10アンペア下げることによって、基本料金が約280円下げることができます。
電気代が一番かかるのは、夏と冬のエアコンです。エアコンによる節電のコツは、夏は設定温度を高く、冬は設定温度を低く設定することです。
環境庁では、夏は28度、冬は20度を推奨しています。冷房の設定温度を1度あげることによって、13%の節電になり、暖房を1度低めに設定すると10%の節電になります。
主婦におすすめの節約術
固定費を見直したら、次に見直すのは食費です。そして、身の回りの整理整頓をしながら無駄を減らしていきます。
食費を節約する
食費は一番コントロールしやすい分野でもあります。食費を抑えるコツは、最小限の必要なものだけを買い、無駄をなくすことです。
1週間の献立を考える
1週間の献立を大まかに考えると、何が必要なのかを明確にでき、買い物の際に無駄買いを避けることができます。
献立を考える際には、いつも行くスーパーの広告を見ながら、特売の品でできるメニューを考えていきます。野菜はできるだけ使い回しができる食材を選ぶと、すべて使いきることができて経済的です。
買い物リストを持ってまとめ買い
1週間の献立が決まったら、冷蔵庫の中身をチェックしながら、それに沿って買い物リストを作っていき、1週間に一度だけ買い物に行きます。買い物リストに書いたものだけを買うようにして、それ以外は買わないことが大切です。
タイムセールなどで安くなっているものも、リストにないならば買いません。安くなっているものがあるとつい買ってしまうという人は、財布に予算のお金だけを入れて持って行くようにします。
どんな場合でも必ず予算内に収め、在庫をしっかりと把握し、1週間の買い物で買ったものを使い切ることが節約のコツです。
カートを使わない
もうひとつの買い過ぎを避けるコツは、できるだけカートを使わないことです。買い物かごを使えば大量のものは運べません。
それに加えて、かごがどんどんと重くなっていくので、気持ちのうえでもたくさん買っていることが実感できて、最小限のものだけで済ませることができます。
整理整頓でお金を貯める
次に家の中を整理整頓しながら、お金を貯める方法を紹介します。
不用品はフリマやオークションに出品
着なくなった洋服や、使わなくなった小物をフリマやオークションに出品するだけでお金を貯めることができます。売れなかったものは寄付するか、思い切って捨ててしまいます。
最小限のものだけを所有していると、在庫をすべて把握しやすくなるため、無駄買いが防げます。また、買う前に『本当に必要か』を考えるため、衝動買いが防げます。
お金をかけずにきれいになる
毎日使う化粧水や乳液、化粧品などは意外とお金がかかっているものです。そのコストを減らすだけでも、随分と節約になります。
化粧品は試供品やプチプラコスメで
化粧品は高いものも多いですが、できるだけ試供品やプチプラコスメを利用することによって節約できます。
ドラグストアなどに行けば試供品が無料で配られているほか、ネットで注文する場合には、基礎化粧品一式をトライアルサイズで安く購入することもできます。
アイライナーやチークなど、使用頻度が少ないものは100円ショップのプチプラコスメでも十分活用できます。
また、化粧品の口コミサイトなどのモニターに応募すると、化粧品が無料で送られてきて、使用後にアンケートなどに答えるだけで、報酬が支払われる場合もあります。
通常に購入するならば、化粧水、美容液、乳液、などがすべて合わさったオールインワンタイプのものがお金の節約にもなり、お手入れにかける時間の節約にもなります。
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朝の水洗顔でシンプルスキンケア
水洗顔とはその名の通り、朝の洗顔は洗顔料を使わずに水かぬるま湯のみで洗い、化粧水も付けないスキンケア方法です。
朝の洗顔を水洗顔にすると、基礎化粧品代の節約になるだけでなく、肌のターンオーバーを正常に働かせて、コンディションを整えることができます。
乾燥肌やアトピーなどのトラブル肌の人にもよいと言われるお手入れ方法なので、『トラブル肌のために基礎化粧品にお金をかけている』という人は試して価値のあるスキンケア方法です。
まとめ
以上が主婦のための節約方法でした。無理をせずに節約するには、固定費と食費を見直し、家の中の不要なものを削除していくことです。最小限のものを所有することによって在庫を把握しやすくなり、無駄買いを防げます。
また、節約中でも試供品やプチプラコスメを上手に利用することによって、十分なスキンケアをすることができます。習慣化してしまえば続けやすい節約方法ばかりなので、無理のない範囲で続けることが大切です。