貯金のコツは資産運用。保険を活用した運用方法をご紹介

将来のために貯金は大切です。しかし、昨今の低金利では、なかなか預金だけでお金は貯まりません。今回は、資産運用したいが何から始めたらよいかわからない、なるべくリスクを取らずにお金を増やしたいという方に、保険を活用した資産運用をご紹介します。

預金金利では貯金を増やせない現状

日本銀行が、2016年2月にマイナス金利政策を導入して以降、預金金利は目を凝らさなければ見えないほどのわずかなものになっています。

銀行にお金を預けても増えるどころか、ATMを1回利用するだけで損してしまうこともあります。これから貯金を増やすにはどうすべきか考えていきましょう。

預金金利はほぼ皆無

銀行預金の金利の中で、最も基本的な金利である普通預金や定期預金の金利を下記にまとめました。

*金利は2017年12月4日現在(100万円を預け入れた場合の金利)

銀行名 普通預金 定期預金(1年) 定期預金(3年)
大手銀行 みずほ銀行 0.001% 0.01% 0.01%
三菱東京UFJ銀行 0.001% 0.01% 0.01%
三井住友銀行 0.001% 0.01% 0.01%
ゆうちょ銀行 0.001% 0.01% 0.01%
ネット銀行

 

イオン銀行 0.001% 0.05% 0.1%
ソニー銀行 0.001% 0.15% 0.02%
ジャパンネット銀行 0.015% 0.02% 0.02%

大手銀行においては普通預金、及び定期預金の金利は、ともに横並びの状況です。例えば、1年の定期預金(金利0.01%)で100万円預けても、利息は100円です。

一方、ネット系の銀行は大手銀行と比べると高い金利が設定されています。しかし、店舗がないのでネット環境を整えるか、コンビニや銀行のATMが生活圏にないと不便です。

いずれにしてもお金を増やすには、高い金利で預けるのが一番ですが、現在のような低金利では難しいと言えます。

資産運用は必要

資産運用とは、自身の持つ資産を貯金・投資し、効率的に資産を増やしていくことです。しかし、現在の低金利時代では、ただ銀行にお金を預けているだけでは、効率的に資産を増やすことはできません。

日本は、今後一層高齢化が加速します。2065年には高齢化率は38.4%に達し、約2.6人に1人が65歳以上になります。また、平均寿命においては男性84.95年、女性91.35年となり、女性の平均寿命は90年を超えるというデータがでています。

今後、セカンドライフの期間も長くなり、より多くの資金が必要になります。さらに、社会保険制度においても少子高齢化の影響で、徐々に厳しい状況になるでしょう。

このような時代の流れから、国や企業に頼るだけでなく、自分の力で資産を運用し、リスクに備える自助努力が必要となります。

高齢化の状況|平成29年版高齢社会白書(概要版) - 内閣府

保険の役割とは

保険というと病気やケガでの入院や死亡、突発的な事故に備えるイメージが大きいのではないでしょうか。実は保険は資産運用のひとつでもあります。

支払っている保険料は、保険会社が運用しています。そのため、保険金の支払いがなく一定期間経過すると、保険の種類によっては、支払った保険料以上の満期金や解約返戻金を受け取れるものもあります。

保険の仕組みと種類

保険とは、大勢の人々がお金を出し合って大きな共有の財産をつくり、万一のときには、その中からまとまったお金を出して、経済的に助け合うという仕組みになっています。

このような保険の仕組みを考えると、本来保険の目的は、万一のための備えという保障を重視した商品です。しかし、それだけでなく貯蓄を目的とした積立タイプの商品もあり、この積立型タイプの商品を活用し資産運用をすることができます。

保険で資産運用する際の注意点

預金は、積み立てた金額に利息がついて手元に戻ってくるという元本が保証された商品です。それに対し保険は、種類や年齢、契約期間などによって戻る金額が違います。よって、元本が保証された商品ではないということを理解しておきましょう。

また、保険は毎月の保険料が単純にそのまま積み立てられるわけではありません。将来必要な金額や返戻率は何%なのかなど、加入前に十分検討する必要があります。

貯蓄型保険で資産運用

資産を運用するには、貯蓄型の保険を活用することになります。貯蓄型の保険は、銀行の定期預金より、高く金利設定されていることが多いです。貯蓄型保険にはどのような種類があるかご紹介します。

貯蓄型保険の種類

貯蓄を目的とした積立タイプの保険には、主に終身保険、養老保険、学資保険、個人年金保険の4つあります。保険が満期になったときや、解約したときにお金が受け取れます。

保険には、運用利回りを予測した予定利率というものがあり、これが高いと解約返戻金も多くなります。

しかし、貯蓄型保険の予定利率は、年々下げられ2013年から標準利率が1.0%となっており、さらに2017年4月から、この標準利率を従来の1.0%から0.25%にまで引き下げられています

終身保険

終身保険という名の通り、死亡・高度障害の保障が一生涯続きます。

終身保険の中でも低解約返戻金型終身保険は、保険料の払込が終了するまでの期間、解約返戻率が低く設定されています。その代わり、保険料の払込完了後は普通の終身保険より返戻率がよく、資産運用に人気があります。

養老保険

養老保険は、死亡保険金と生存保険金(満期保険金)が同額の保険です。保険期間中に死亡、または高度障害になったときや、保険期間満了まで生存したときに保険金が支払われます。

超低金利時代の今、養老保険は元本割れするリスクもあり、販売停止した保険会社も少なくありません。

学資保険

学資保険は、子どもの将来の学費や教育費などを備えるための保険です。小・中・高校の入学時に祝い金や満期学資金として保険金が受け取れ、子どもが病気やケガをした場合に保障されるものもあります。

さらに、契約者(親)が万一亡くなった場合は、その後の保険料支払いが免除されるだけでなく、育英年金のように一定金額の年金が支給されるものもあります。

個人年金保険

個人年金保険は、公的年金とは別に、個人で老後に備えるための保険です。年金受取開始前に万一のことがあっても、それまで払込んだ保険料相当額の死亡保険金が支払われます。

また、年金受取中に本人が死亡した場合は、残りの期間分(保証期間付き終身保険は残りの保証期間分)が年金、または一時金で遺族に支払われます。

貯蓄型保険のメリット

  • 貯蓄と保障を同時に備えることができる
  • 定期預金より高い利率で積み立てられる
  • 毎月自動で引き去ってくれるので確実に資金が貯まる
  • 株や投資信託よりリスクが少ない

貯蓄型保険のデメリット

  • 保険期間中に解約すると解約返戻金が元本割れする
  • 特に早い段階で解約するとほとんど返戻金がない
  • 急にお金が必要でも簡単にお金を引き出せない
  • 健康状態によっては加入できない

まとめ

資産運用に保険を活用する際は、メリットとデメリットを把握したうえで、検討されるとよいでしょう。資産を分散するという意味で、保険は十分活用できるのではないでしょうか。ご自分のライフプランに合わせ、しっかり計画を立てて活用してください。

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