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家計を管理する方法は?共働きの強みを活かして貯金を増やそう

夫婦共働きだからもっとお金を貯めたいとけれど、なかなかうまくいかいとお悩みの人は、なぜ貯金が増えないのかをまず考える必要があります。本記事では共働き夫婦の家計管理の仕方や、貯金ができない原因とその解決法を紹介します。

この記事の目次

共働きと専業主婦の貯金額は?

共働きだから収入はそこそこあるのに、なぜか思うように貯まらない…こういった声はよく聞かれます。

一方、専業主婦でもしっかりと家計管理をしているおかげで、お金を貯められるという事例もあります。実際のところはどうなのでしょうか?

どちらの方が貯金が多いのか

結論から言うと、共働き家庭よりも専業主婦家庭のほうが貯金は多いという結果が出ています。

金融広報中央委員会 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](平成26年)の金融資産保有額(金融資産保有世帯)から、世帯主のみの就業家庭と世帯主と配偶者のみの就業家庭の貯蓄額を取り出した表をみてみましょう。

世帯主のみ就業 世帯主と配偶者のみ就業
100万円未満 6.8% 6.4%
100~200万円未満 8.6% 7.1%
200~300万円未満 4.9% 5.9%
300~400万円未満 4.6% 5.5%
400~500万円未満 5.8% 5.1%
500~700万円未満 8.4% 11.7%
700~1,000万円未満 9.4% 11.2%
1,000~1,500万円未満 11.9% 13.5%
1,500~2,000万円未満 8.6% 7.3%
2,000~3,000万円未満 6.9% 7.3%
3,000万円以上 13.0% 9.3%
平均値 1,591万円 1,305万円
中央値 862万円 755万円

金融資産保有額の平均値・中央値とも、世帯主のみの就業家庭、つまり専業主婦の方が上回っており、3,000万円以上の金融資産があるのも、専業主婦家庭の方が多くなっています。

貯蓄のボリュームゾーンも、専業主婦家庭は3,000万円以上と2,000万円~3,000万円未満で、共働き家庭の1,000~1,500万円未満と500~700万円未満に比べると、ガッチリ貯めている様子がうかがえます。

収入とやりくり強いのはどちらか

この調査から言えるのは、収入が多いからといって必ずしも貯蓄が多いとは限らないということです。

当然のことながら、いくらたくさん稼いでも浪費が多ければ、貯金はなかなか増えません。しかし、さほど収入が多くなくても堅実に貯蓄を続けていれば、貯金は徐々に増えていきます。

また、家計管理を細かく行うことや、特売を利用したり食事を手作りしたりすることで、食費を浮かせるといったやりくりには、ある程度の時間が必要です。

一般的に、専業主婦は共働き家庭の主婦より時間がたくさんあるため、共働き家庭の主婦がお金で時間を買っているのと反対に、時間でお金を節約することができます。収入とやりくりの勝負は、やりくりの勝ちと言えそうです。

共働きなのになぜ貯まらない?

専業主婦家庭との比較から、共働き家庭の貯金が思うように増えないのはやりくりの仕方に原因があるということがわかりました。ここからはもっと深堀りして、やりくりがうまくいかない理由をみていきましょう。

お金の流れを把握できていない

専業主婦家庭では大黒柱が一本きりなので、収入は1カ所からしか入ってこないことと共に、いくら入ってくるのかまでをよく理解しています。

多くの場合、妻が家計管理を一手に引き受けているので、お金の流れもシンプルで把握しやすくなっており、結果的に家計に対してよく目が行き届くようになります。

それに対して共働き家庭では、自分たちがいったいいくら稼いでいるのか、お金の流れがどうなっているのかが、お互いによくわかっていない傾向があります。

小遣いと称して何にいくら使ったのかわからないお金があっても、あまり気にすることもありません。また、お互いに相手も貯金しているだろうと考えるなど、油断しやすいのも共働き夫婦の特徴と言えるでしょう。

共働きゆえに油断している

共働き夫婦の問題点は、『二人で稼いでいるのだから大丈夫だろう』という油断にあります。

できれば妻の収入はないものとして、貯金するくらいの意気込みがほしいところですが、実行するのはなかなか難しく、あればあるだけ支出が膨らみがちです。

妻が出産や育児で仕事を辞めたりパート勤務に切り替えたりすると、とたんに家計が苦しくなるのがその証拠です。

平成29年1月に男女雇用機会均等法が改正され、妊娠・出産・育児休業や介護休業による不利益な取り扱いは禁止されましたが、職場や業種によってはまだ徹底されていません。

男性に比べて女性が仕事を続けることは難しいのが現実で、油断している隙はないことを肝に銘じておく必要があります。

家計に穴がある

共働き家計には穴があっても見えないという点も問題のひとつと言えます。見えないものは把握できない、つまり穴からお金が漏れ続けていることに気付くことができないのです。

この問題への対策としては、お互いの収入や貯金の額を開示し合って、家庭の状態を共有することです。そうすれば、どこに問題があるのかがよく見えるようになり、対策を講じらます。

ただし、お互いの稼ぎの全てを干渉してしまうと息苦しさを感じるものです。小遣いは金額だけ決めておき、何を買うかはお互いに干渉しないようにすれば、ストレスを感じずにすむでしょう。

家計管理の意識改革が必要

なんとなく貯金はしているけれど、ちっとも増えない…このようなケースは改善が必要です。

計画的に貯金する習慣をつける

貯金をコップの水に例えると、水を入れ続けていればいずれ一杯になるはずです。それなのにちっとも水が溜まらないというのは、途中で水を飲んでしまっているか、コップにヒビが入っているかのどちらかです。

途中で飲んでしまうことは、少し貯まるとレジャーなどに使ってしまうこと、コップのヒビは、赤字補填に回していることが考えられます。

また、貯金をしているといっても、お金が余ったら貯金しているという状態であれば、当然ながら貯金はなかなか増えません。

コップの例で言えば、少しずつでも水を注ぎ続けるからこそ、いつコップが一杯になるかが予測できます。気が向いたら水を足すような状態では、コップがいつ一杯になるのかは運任せということです。

夫婦でお金の使い方を決める

共働き夫婦に最も必要な意識改革は、夫婦のお金の捉え方です。夫婦のお金とは、家族のために使ういわば公共財のようなもので、私用に使い込んで減らしてしまうようでは、家計に負担になってしまいます。

夫婦のお金の使い方をうやむやにしていると、公共財はどんどん削り取られていきます。

簡単にできて貯まる家計管理法

家計管理の重要性は理解できていても共働きの場合は、実際の問題として時間が足りないことは否めません。共働き家庭にとって家計管理を行う上で重要なのは、時間を掛けずに簡単にできることです。

家計管理はシンプルにする

今まで穴だらけのザル会計だった理由は、家計管理の重要性を認識できていなかっただけではなく、時間がなくて手が回らなかったからでもあります。

共働き家庭において時間は大切な資産です。そのため、家計管理を極力シンプルにすることが第一です。

まずは給与振込口座とは別に家計管理専用の口座を設け、そこへそれぞれが家計費を入れるようにします。家計費を一括管理できるようにすれば、通帳に支出の記録が残るため、別途家計簿を付ける手間が省けます。

口座引き落としにならないものだけを、簡単な現金出納帳のようなもので管理するとよいでしょう。

社内預金や財形貯蓄を利用する

共働き夫婦なら、会社の社内預金や財形貯蓄を利用しましょう。ともに給与から天引きで貯蓄できます。社内預金は厚生労働省が最下限の金利を定めており、現在0.5%となっています。

普通預金の金利は最も高いイオン銀行でも0.1%なので、社内預金の金利は際立っています。

さらに、財形貯蓄の金利は一般の金融機関と同水準ですが、財形年金と住宅財形の合計が550万円までなら、利息が非課税になります。ただし目的以外で引き出せば課税対象です。

社内預金制度 |厚生労働省

No.1319 財形年金貯蓄|所得税|国税庁

No.1316 財形住宅貯蓄|所得税|国税庁

アプリを活用する

家計管理に役立つアプリを2つ紹介します。『マネーフォワード』と『Zaim』は、どちらもレシート読み取りができる総合管理タイプの家計簿アプリで、手軽に資産の一括管理ができるものです。ともにAndroid とiOSの両デバイスに対応しています。

マネーフォワードはGoogle Playが選ぶベストオブ2016受賞の人気アプリです。銀行や証券口座と連携して収入や支出を自動で取り込み、資産の残高や残高推移もひと目で把握できます。

Zaimもマネーフォワードと同じような機能があり、続けやすさで人気の高いアプリです。レシート自動入力のほか音声入力もでき、スーパーの特売情報を配信して節約をサポートしてくれます。

家計簿アプリ・家計簿ソフト「マネーフォワード」

日本最大級!無料の家計簿アプリ・レシート家計簿「Zaim」

まとめ

共働きなのに思うように貯金が増えないという悩みを解決するために、お金が貯まらない原因を探り、それらを改善するための意識改革や家計管理法、共働きならではの貯金法やおすすめの家計管理アプリなどを紹介しました。

夫婦で協力して、ひとつずつ問題点を解決していけば、専業主婦家庭に負けない資産を作ることができるようになれるはずです。共働き家庭の強みである二馬力を最大限に活かして、効果的に貯金をしていきましょう。

この記事の監修者

明治大学出身。上場保険代理店にて1年目新人賞、2年目社長賞受賞後にFPとして独立。これまで約2,000人と面談、プランニングを手掛ける。一人ひとりの資産設計の参謀として、お金の貯め方・守り方・増やし方などをアドバイスしている。 掲載メディア:ゼクシィ、Lifehacker、みんなのおかねドットコム、RAINBOW Town FM、他

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