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家計のやりくりはどうしてる?おすすめの方法や本を紹介

家計のやりくりは、どうすれば上手くいくのでしょうか。おすすめの家計のやりくりの方法や、家計のやりくりに役立つ本を紹介します。どれくらい貯蓄があればよいのか目安を考えるために、貯蓄の平均値と中央値も知っておきましょう。

この記事の目次

貯蓄額の平均は

家計を上手く管理して、貯蓄を増やしたいというときには、まず『いつまでにいくら貯めるのか』という目標を立てることが大切です。

例えば、3年後までに100万円貯めたいという目標を立てたとしましょう。すると、毎月の貯蓄額は2万7700円程度と判断できます。しかし、目標がないと毎月の貯蓄額があやふやになり、貯蓄が続きにくくなるのです。

そうはいっても、いくらを目標にすればよいかわからないという人は、貯蓄の平均値や中央値を参考に、貯蓄額の目標を立ててみましょう。

平均値に届かない世帯が多い

『2018年・家計の金融行動に関する世論調査』によると、貯蓄の平均値は単身世帯が『744万円』、2人以上世帯が『1430万円』です。

しかし、貯蓄額別の割合を見ると、平均値に届かない世帯が単身世帯では『約75.5%』、2人以上世帯では『約55.3%』と非常に多いことがわかります。

貯蓄額 単身世帯(%) 2人以上世帯(%)
貯蓄なし 38.6 22.7
100万円未満 15.3 3.6
100~200万円未満 7.1 3.9
200~300万円未満 4.3 3.2
300~400万円未満 3.5 3.9
400~500万円未満 2.1 3.4
500~700万円未満 4.6 7.8
700~1000万円未満 3.6 6.8
1000万円以上 18.3 38.3

各種分類別データ(平成30年) ― 家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](平成19年以降)|知るぽると
各種分類別データ(平成30年) ― 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](平成19年以降)|知るぽると

中央値も参考にしよう

平均値に届かない世帯が多いのは、貯蓄額が高額な世帯によって、数値が押し上げられているからです。

仮に、貯蓄額1万円が2世帯、貯蓄額1000万円が1世帯あるとしたら、貯蓄額1万円の世帯が多いにもかかわらず、平均値は334万円になります。

そのため、貯蓄額の目標を立てるときは、『中央値』も参考にしましょう。中央値とは、ある項目についての数値を順に並べた場合に、真ん中に位置する数値です。貯蓄額1万円が2世帯、貯蓄額1000万円が1世帯の場合、中央値は1万円になります。

再び『18年・家計の金融行動に関する世論調査』を見てみましょう。単身世帯の貯蓄の中央値は『50万円』、2人以上世帯では『609万円』となっており、こちらのほうが実態を反映していると考えられます。

収入別の貯蓄の平均は

収入が年間200万円の世帯と1000万円以上の世帯では、やはり貯蓄に回せる金額も変わってくるものです。

貯蓄のデータから貯蓄額の目標を考える際には、自分の世帯と同程度の収入を得ている世帯の平均値や中央値もチェックしましょう。

300万円未満

年間の収入が300万円未満の世帯の貯蓄の平均額は、以下の通りです(収入がない世帯は含みません)。

単身世帯 2人以上世帯
473万円 838万円

中央値も見ておきましょう。

単身世帯 2人以上世帯
10万円 240万円

平均値と中央値から考えると、年間の収入が300万円未満の単身世帯の貯蓄額は、かなり低いと判断できます。2人以上世帯では少し貯蓄額が増えますが、それほど多いとはいえません。

300万円から500万円

年間の収入が300~500万円未満の世帯の貯蓄の平均額は、以下の通りです。

単身世帯 2人以上世帯
738万円 1349万円

中央値も見ておきましょう。

単身世帯 2人以上世帯
124万円 650万円

年間の収入が300~500万円未満でも、単身世帯の貯蓄の平均額はあまり高くありませんし、中央値はかなり低いです。一方、2人以上世帯では、まとまった額の貯蓄ができてきていると判断できます。

500万円から750万円

年間の収入が500~750万円未満の世帯の貯蓄の平均額は、以下の通りです。

単身世帯 2人以上世帯
1919万円 1536万円

中央値も見ておきましょう。

単身世帯 2人以上世帯
800万円 827万円

年間の収入が500~750万円未満になると、家計に余裕が生まれやすくなり、単身世帯でも貯蓄の平均額が増えます。

ただし、家計に余裕が生まれると余計な出費が増えやすくなるので、貯蓄を増やしたいときには支出の増加に注意しましょう。

750万円から1000万円

年間の収入が750~1000万円未満の世帯の貯蓄の平均額は、以下の通りです。

単身世帯 2人以上世帯
3548万円 1937万円

中央値も見ておきましょう。

単身世帯 2人以上世帯
2100万円 1201万円

年間の収入が750~1000万円未満になると、単身世帯、2人以上世帯ともに貯蓄の平均額が1000万円を超えます。

しかし、これくらい収入が増えてくると、所得税、住民税を合わせた実効税率が14%ほどになり、社会保険料も上がるなど出ていくお金も多くなるものです。思わぬ出費で貯蓄が減ったり、生活が苦しくなったりしないよう、支出の管理は徹底しましょう。

1000万円以上

年収1000万円以上の世帯の貯蓄の平均額も見てみましょう。まずは、年間の収入が1000~1200万円未満の世帯の平均額です。

単身世帯 2人以上世帯
3433万円 2661万円

中央値は以下の通りです。

単身世帯 2人以上世帯
1000万円 1700万円

年間の収入が750~1000万円未満と大差ありません。年間の収入が1200万円以上の貯蓄の平均額はどうでしょうか。

単身世帯 2人以上世帯
2940万円 4387万円

中央値も見ておきましょう。

単身世帯 2人以上世帯
33万円 2700万円

平均額は上がっていますが、やはり税金が高くなったり出費が増えたりしやすいため、しっかりと家計を管理することが重要です。

やりくり下手でもできる管理方法

家計をしっかり管理できれば貯蓄が増やせるとわかっていても、なかなか上手くいかないこともあるものです。ここでは、やりくり下手でもできる、家計の管理方法を紹介します。

黄金比率とは

家計をやりくりするときに重要なのは、『各支出の予算を決めること』です。毎月好き勝手にお金を使っていると、すぐに赤字になってしまいます。

そうはいっても、どの項目をいくらにすればよいかわからないという人は、『黄金比率』を参考にするとよいでしょう。黄金比率とは家計における支出や貯蓄の理想的な割合のことをいいます。以下は、テレビ番組でも紹介された黄金比率です。

項目 割合
住居費 25%
食費 15%
水光熱費 6%
通信費 5%
生命保険料 4%
日用品費 2%
医療費 1%
教育費 4%
交通費 2%
被服費 2%
交際費 2%
娯楽費 2%
し好品 1%
小遣い 8%
貯蓄 18%
その他 3%

家計の黄金比率 名古屋、岐阜で組織、社員教育、人材育成のコンサルタント エモーショナルマネジメント株式会社

ズレは費目間で調整すればOK

黄金比率はあくまでも目安であり、多少のズレは支出項目ごとに調整すれば問題ありません。

例えば、子どもの教育費を手厚くしたいという場合は、教育費の割合を4%から6%に上げる代わりに、交際費と娯楽費を1%ずつ減らすなどして調整します。

一旦、黄金比率通りに予算を振り分けてみて、状況に応じてそれぞれの金額を変更していけば、自分なりの理想の比率ができるでしょう。

家計管理の具体的方法1、封筒の活用

ここからは、さらに具体的な家計管理の方法を紹介します。まずは、誰でもすぐに始められる、封筒を活用した家計管理の方法です。

袋分け簡単管理

各支出の予算を決めても、それが守れないと意味がありません。しかし、食費や日用品などの予算をまとめて財布に入れてしまうと、どれをいくら使ったのかが把握できなくなります。

そこで、支出項目ごとに、封筒などの袋に予算を分けて保管するのです。そうすれば、どの予算をいくら使い、残高がいくらあるのかが一目でわかるようになります。

節約財布を作ってみよう

わざわざ封筒に予算を分けて、使うたびに出し入れするのは面倒だという人は、節約財布を作ってみましょう。節約財布とは、財布の中に仕切りやポケットがたくさんあり、予算ごとにお金を分けて収納できる財布のことです。

出典:【楽天市場】プラス シンプルワーク カラーインデックスシート A4 5色5山 FL−103CH 1組:クラウドショップ楽天市場店

上記のようなシートで財布の中に仕切りを作ると、普段使っている財布が節約財布に変身します。封筒や画用紙などを使ってもかまいません。インデックスがあり、用途が記載できるようにすると管理しやすいでしょう。

自分で仕切りを作るのが面倒な人は、はじめからたくさんのポケットを備えた財布を購入するのがおすすめです。

出典:Amazon | [Mr.CROWN] 長財布 メンズ 財布 カーボンレザー 本革 【YKK使用】 (ブルー) | Mr.CROWN | 財布

家計管理の具体的方法2、クレジットカード

次は、クレジットカードを活用した家計管理方法と、注意点を見ていきましょう。

ポイントの活用と支出の管理

クレジットカードは、使い過ぎないようにきちんと管理して使えば、家計のやりくりの強い味方になります。

例えば、食費や日用品など、買い物のときに毎回クレジットカードを使うようにしてみましょう。家賃や水光熱費などもクレジットカード払いできることがあるので、可能な限り1枚のクレジットカードで支払うようにします。

すると、自分で家計簿をつけなくてもクレジットカードの明細を見るだけで、その月の支出が把握できるようになるのです。

さらに、ポイント還元率が高いクレジットカードにしておくと、どんどんポイントが貯まります。そのポイントでちょっとした買い物などを済ませるようにすれば、節約にも役立つのです。

リボルビングには注意

家計管理にクレジットカードを活用する場合は、『リボルビング払い』には注意しましょう。リボルビング払いとは、その月の利用額がいくらであっても、毎月の請求額が一定になる支払方法です。

どれだけ使っても請求額が同じなので支出の管理はしやすいですが、完済までに長期間かかるうえに、利息が高いので余分な支払いが増えてしまいます。

クレジットカードは、1回払いで使用することを徹底しましょう。クレジットカードによっては、初期設定がリボルビング払いになっているので注意が必要です。

家計管理の具体的方法3、複数の口座管理

複数の預金口座を使い分けるのも、上手な家計管理の基本です。ただし、あまりに細かく口座を分けると、かえって管理しにくくなります。生活費用・貯蓄用・特別出費用の3つに分ける程度がよいでしょう。

生活費用

生活費用の預金口座は、給与振込用の預金口座と一緒にするのがおすすめです。生活費用と給与振込用の口座を分けると、引き落としの度に入金する手間がかかり、入金忘れのミスも起こりやすくなります。

また、できるだけ引き落としは同じ預金口座にまとめましょう。そうすれば、通帳の入出金明細でおおよその支出が管理できるようになるので、家計簿をつける手間が省けます。

貯蓄用

貯蓄用の預金口座は、生活費用の預金口座としっかり分けておきましょう。生活費の引き落とし用と貯蓄用の預金口座が一緒になっていると、今の貯蓄額が把握しづらく、貯蓄まで引き出して使ってしまう可能性があります。

なかなか貯蓄が増えないという人は、給与が入った当日に貯蓄用の口座に貯蓄分の予算を移すことも徹底しましょう。

それも続かない場合は、積立式定期預金を使うのがおすすめです。満期日と積立日、積立金額を指定すると、積立日に自動で普通預金口座から定期預金口座に資金が移されます。

積立日を給料日に指定しておけば、給料を使ってしまう前に資金が移されるので、貯蓄が苦手な人でもしっかり貯められるでしょう。

積立式定期預金 |定期預金・普通預金|イオン銀行

特別出費用

冠婚葬祭や病気などで急な出費が発生したときに、毎回生活費や貯蓄を取り崩していると家計が上手く回らなくなるので、特別出費用の預金口座も用意しておくとよいでしょう。

冠婚葬祭だけでなく、旅行や外食などのための資金も、特別出費として計画的に貯めることが大切です。

家計のやりくりでおすすめの本

もっと家計のやりくりについて知りたい、家計簿をしっかりつけられるようになりたいという人は、家計のやりくりに関する本も活用しましょう。

家計に関する知識が学べるだけでなく、家計簿をつける練習ができる本や、袋分け家計管理キット付きの本など、役立つ本はたくさんあるものです。ここでは、たくさんの家計に関する本の中から、おすすめの本を紹介します。

「ズボラ家計簿」練習帖

出典:1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖 (講談社の実用BOOK) | あき |本 | 通販 | Amazon

『「ズボラ家計簿」練習帖』は、家計管理が苦手だった著者が、2年間で350万円貯められるようになった実体験をもとに作られた簡単家計簿です。

家計管理が苦手な人が作ったというだけあって、非常にシンプルで続けやすい作りになっています。

つけるだけで「節約力」がアップする家計ノート

出典:細野真宏のつけるだけで「節約力」がアップする家計ノート2019 (LADY BIRD 小学館実用シリーズ) | 細野 真宏 |本 | 通販 | Amazon

もっと節約上手になりたいという人には、『つけるだけで「節約力」がアップする家計ノート』がおすすめです。

レシート1枚につき1行書き込んでいくだけで、家計のお金の流れが見え、節約につながるように作られています。

正しい家計管理

出典:正しい家計管理 | 林 總 |本 | 通販 | Amazon

もっと家計管理についての知識をつけたい人には、『正しい家計管理』がよいでしょう。家計のやりくりが上手くいかないのは、日々の習慣に原因があります。

その習慣を改善し、自動的に収支が黒字になるような仕組みづくりをするための知識が詰まった本です。

袋分け家計簿セット

出典:かんたん! 袋分け家計簿セット | 永岡書店編集部 |本 | 通販 | Amazon

袋分け家計管理を実践しようと思った人におすすめの本は、『かんたん! 袋分け家計簿セット』です。

家計簿と予算を入れるための封筒がセットになっているので、すぐにでも袋分け家計管理を始められます。さらに、レシート保管用の袋や便利帳など、家計管理に役立つ付録がたくさん付いているのも魅力です。

まとめ

上手く家計をやりくりしたいのであれば、支出項目ごとに予算を決めましょう。自分で金額を決めきれない場合は、黄金比率を参考に予算を振り分けていけば、手軽に予算が決められます。

ただし、予算を決めてもそれを守らなければ意味がありません。支出項目ごとに予算を袋に分けて管理したり、預金口座を生活費用や貯蓄用などに分けたりして、予算を守るための仕組みを作ることが大切です。

家計管理の知識が学べる本や、家計簿付き、袋分け用の封筒付きなど、家計のやりくりに役立つ本もたくさんあるので、自分に合う方法を探してみましょう。

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