ライフプランを立てる前に
ライフプランを考える上で大切なことが、お金をどんなことに使うか計画を立てることです。老後も楽しく暮らせるように、早いうちから具体的な目標を設定し、準備していく必要があります。
ライフプランニングとは
ライフプランとは「生涯生活設計」のことです。
昔人生50年・今人生80年、一回限りの人生、悔いのない生涯、順風満帆や波乱万丈の一生、等など人間は自分の一生を振返る時様々な表現・言い回しをします。
自分の収入で家計を支えながら生活し、将来に向けて貯蓄をしていく場合は、早い時期から家計を管理して支出のバランスを上手く取ることが必要です。
お金と上手に付き合っていくことで、経済的な不安を解消することができます。
ライフプランニングをすることで、理想の人生を効率よく歩むことができ、実現化を早めることができます。
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具体的な目的を設定する
人生設計を考える時に必要なことは、何のために貯蓄をするのかなどの具体的な目標を設定することです。
最初は海外旅行などの自分の好きなプランを思い浮かべることから始め、結婚や仕事の起業など、自分がやりたいことを見つけることが大切です。
目的を達成するために貯蓄をすることで、一つの目標が生まれます。具体的な目標を持ち、その実現に向けて努力することで、より充実した人生を送ることができます。
口座開設と銀行選び
銀行の種類は様々ですが、サービスや金利、手数料などには差がほとんどありません。以下の3点に注意して選びましょう
- 金利
- 安心
- 利便性
金利は定期預金などの金利が高いものを選ぶことで、少しでもお得に貯金を増やすことができます。
銀行が倒産してしまわないか心配な方は、規模が小さい銀行ではなく大手都市銀行などを選ぶのが良いでしょう。
また、店舗を持たないオンライン銀行は、振込みなどの手続きをパソコンでできるという利便性もあります。
自分に合った便利なサービスを提供している銀行を選択することが大切です。
自動積み立てを始める
無理なくお金を貯めるために効率的な方法は、給料からの天引きや自動積立などを使って、自動的にお金が貯まる仕組みを作ってしまうことです。
定期預金は一括で預けたお金を満期になるまで預ける方法ですが、自動積み立ての場合は使いたい時に使うことができるというメリットがあります。
自動とりまとめ定期預金は、毎月一定の日に定期預金として自動積立し、ご指定日に積立額(元利金)を1件の定期預金としてとりまとめて運用します。その後は、一定期間のとりまとめ日ごとにこの取扱をくりかえします。
ライフプランの立て方のポイントとは。おすすめの本とともに紹介
まずはシュミレーションしてみる
節約しながら貯蓄する場合は、貯める目的を明確にすることで、モチベーションを高めていくことができます。
結婚している場合は夫婦で一緒にライフプラン表を作り、子供の養育費やマイホーム、老後への積み立てなどの具体的な貯蓄額を設定することができます。
また、独身の場合でも、人生設計を作ることで将来の不安や悩みを解消し、結婚などの目的に向けて動くこともできます。
夫婦でシュミレーション
夫婦でライフプランを考えた時に必要なことは、以下の項目が挙げられます。
- 子供の養育費
- マイホームなどの住宅ローン
- 老後の生活資金
- もしもの場合の医療費用
この他にも、「子供の数を増やしたい」や「海外旅行に行きたい」など、支出の項目は様々です。
具体的な年数を計算することで、ライフプランのシュミレーションをすることができます。
もしお互いの意見が合わない場合も、早いうちから話し合いをすることで解決することができます。
生命保険を考える
結婚をしたり、子供が生まれたりすると考える必要があるのが生命保険です。
独身の時は扶養する家族がいないため、医療保険のみの場合がほとんどですが、共働きでない場合などは万が一の時に備えて死亡保障が必要になってきます。
死亡保障を選ぶ場合は、以下の二つを考える必要があります。
- 子供が独立するまでにかかる生活費
- 子供が独立後の配偶者の生活費
家族に生活費を残すためももちろんですが、子供がいる場合は教育資金も必要なため、保障額はさらに大きくなります。
ライフプランは保険で対策。保険選びに必要なポイントをおさえよう
住宅ローンや車のローンは慎重に
大きな買い物をする時は慎重になりますが、特に注意しなくてはいけないのが、住宅ローンです。
せっかく積立貯蓄をしていても、収入に見合った金額でない家を買ってしまうと、家計にも大きく影響してきます。
頭金の他にも諸費用がかかるため、預貯金などで準備する場合は頭金を含めて無理のないローンを借りることが大切です。
ライフプランを立てて住宅ローンを組もう。返済で気をつけることは
ライフプラン表
ライフプラン表を作成することで、具体的にいつどんな時にいくら資金が必要なのかを前もって計画し、予定を立てることができます。
マイホームや子供の進学などは節目によって支出額が大きくなります。
前もって危機を予測することができるほか、ライフイベントに必要な資金を計画的に貯めることができます。
大まかな予定や出費を計算
ライフイベント表を作成するにあたり、まずは自分や家族の今後10年~20年の予定をリスト化し、将来のイメージを具体化しましょう。
結婚、出産、新婚旅行など、細かく予定を書き込むことで、より具体的な出費を把握することができます。
住宅ローンの場合はローンを組み始める時期も大切になりますので、返済を終わらせたい年齢などの希望も書き足していくようにしましょう。
また、急な医療費や親の介護費用など、考えられる出費をなるべく詳細に書くことで、緊急時にも対処することができます。
家族と話し合いながら、将来の人生設計図を立てていくことから始めましょう。
ライフプランシートを作成
表を作成する場合は、無料のツールを利用することで、簡単にライフプランを立てることができます。
金額を入力するだけで、1年後や10年後のマネープランが自動で計算されます。
「とりあえずは現在の家計の状態を把握したい」という方は、無料のライフプラン表で現在の家計の状況を理解することが大切です。
ライフプランシートを前もって作成することで、グラフなどによって視覚的に家計のバランスを確認することができます。
ライフプランナーに相談
ライフプランナーは、厳格な採用基準をクリアし、さらに独自のカリキュラムによる徹底した教育と訓練を受けた、真のプロフェッショナル。
保険はもとより、経済・金融・税務などに関する幅広い知識と豊富な経験を兼ね備えています。
お客さまの思いを形にし、ライフプランを守るための保障をご提供いたします。
ライフプランナーとは、ライフプランの実現化に向けてアドバイスをくれる専門知識を持った人達のことをいいます。
経済や法律などの知識があるため、お金の悩みを解消する手助けをしてくれます。
万が一の場合に備えて専門家のアドバイスが欲しいという方は、ライフプランナーに相談することで、悩みを解消し、具体的なプランを立てることができます。
ライフプラン手当とは
給与や賞与の一部を「ライフプラン手当」などという名称で区分します。たとえば従来の給与が30万円だったら、「新給与24万5,000円、ライフプラン手当5万5,000円」というように改定します。総額は変わりません。そしてそのライフプラン手当の活用方法を従業員が選択できるしくみです。「ライフプラン手当は全額給与と一緒に受け取る」と選択すれば、給与口座に入る金額は従来と変わりません。
働く会社によっては、ライフプラン手当として給料と一緒に支払われる制度があります。
活用方法は選ぶことができ、確定拠出年金を選択すれば税金や社会保険料がかからないというメリットがあります。
ライフプランで必要なこと
ライフプランを考える上で大切なことは、現在の自分の状況を把握して、無理のない将来設計を立てることです。
収入よりも大幅に大きい支出は家計を破綻させてしまうことにつながります。
職業や年代などによっても、ライフスタイルは様々です。無理のない計画で自分に合ったプランを考えましょう。
自分に合ったライフプランを立てる
人生の三大資金とは、「住宅資金」「教育資金」「老後資金」の3つを指します。
出典:人生の三大資金についてしっかり考えよう!~マイホームとライフプラン~
自分に合ったライフプランを立てておかないと、結婚を機に家計が赤字になってしまったり、節約していても貯蓄ができなかったりなど、お金の悩みを抱える可能性があります。
人生の三大資金といわれているのが、住宅、教育、老後の資金です。
特に老後は収入が年金のみになる場合もあるため、現在の収入や支出を見直して、無理のない自分に合ったライフプランを立てる必要があります。
家族や夫婦での話し合い
一人で悩んでいてもなかなか解決することはできません。
子育ての場合は公立や私立か、マイホームは家を買うか買わないか、マンションか一戸建てかなど、話し合いをすることで漠然と思い描いていたこともクリアになります。
家族や夫婦の絆を深めるためにも、よく話し合いをすることが大切です。
まとめ
ライフプランを考えることで、人生設計が明確になり、自分のやりたいことの実現につながるだけでなく、将来の生活も安定した暮らしをすることができます。
お金の悩みや不安は抱え込まず、専門家や家族とよく話し合いをしながら、無理のないライフプランを立てていきましょう。