1. Fincyトップ
  2. クレジットカード
  3. クレジットカードの仕組みを解説。どんなメリットがあるの?

クレジットカードの仕組みを解説。どんなメリットがあるの?

クレジットカードは、どのような仕組みで支払いがおこなわれているのでしょうか。本記事では、クレジットカードの基本的な仕組みや機能などについて解説します。また、クレジットカード決済を導入するメリットも知っておきましょう。

この記事の目次

クレジットカードの基本的な仕組み

まずは、クレジットカードの基本的な仕組みを知っておきましょう。

カード利用者の信用で成り立つ

クレジットカードは、カード利用者の信用のもとで成り立っています。カード利用額の支払いは、いったんカード会社が立替払いし、あとから利用者に請求する『後払い式』になっています。

そのため、カード利用者があとできちんと代金を返済しなければ、カード会社の損害だけが増えていき、クレジットカード決済が成り立たなくなってしまいます。

そこで、カード会社は入会時に審査をおこない、申込者の返済能力の有無を調査します。年収や勤務形態、信用情報(※)などを総合的に見て、信用できると判断できた人にだけ、クレジットカードを発行します。

(※信用情報とは、信用情報機関に登録されている、個人のクレジットカードやローンの契約内容・返済状況・現在の借入額などの情報のことです)

代金が回収されるまでの流れ

クレジットカード決済をした代金が回収されるまでの流れは、以下のようになっています。

  1. クレジットカード決済で、商品やサービスを購入する
  2. 商品やサービスを提供した店舗が、カード会社に売上伝票を送り代金を請求する
  3. カード会社が、代金から手数料を引いた金額を店舗に支払う
  4. カード会社が利用者に代金を請求する(※)
  5. カード会社の定めた引落日に、消費者の口座から代金が引き落とされる

(※カード会社が手数料を引いた分、請求額が安くなるわけではなく、店舗でクレジットカード決済をしたときに提示された金額が請求されます)

決済代行会社とは

決済代行会社とは、店舗とカード会社の間に入り、加盟店契約を代行してくれる会社のことです。

クレジットカードで決済できるようにするためには、それぞれのカード会社と加盟店契約を結ばなければなりません。

しかし、決済代行会社を通さずに契約しようとすると、カード会社ごとに手続きをして審査を受けなければならず、非常に手間がかかります。

また、クレジットカード決済用の端末やシステムなどを開発する必要があり、導入コストも高額になります。

しかし、決済代行会社を通すと、手続きを代行してもらえるほか、クレジットカード決済用の端末やシステムを貸し出してもらえます。

決済代行とは|クレジットカード決済ならROBOT PAYMENT

国際ブランドと発行会社とは

クレジットカードの『国際ブランド』と『発行会社』は、同一のものではありません。どのような違いがあるのか、それぞれの特徴を解説します。

国際ブランドはVISAやJCB

クレジットカードの国際ブランドとは、VISAやJCBなどの世界中で利用されているクレジットカードのブランドのことです。主な国際ブランドは、以下の5つとなっています。

  • VISA
  • JCB
  • Mastercard
  • アメリカン・エキスプレス
  • ダイナースクラブ

また、日本では見かける頻度が少ないのですが、中国の『銀聯(ぎんれん)カード』や、アメリカの『Discover』といった国際ブランドもあります。

クレジットカードには、必ずこれらの国際ブランドのどれかが付帯しており、その国際ブランドと加盟店契約を結んでいる店舗であれば、世界中のどこでもクレジットカードが利用できます。

クレジットカードってどんな仕組み?どのブランドがいいの?

イシュアとは

『イシュア』とは、クレジットカードの発行会社のことです。クレジットカードの発行会社とは、クレジットカードの国際ブランドと提携して、クレジットカードを発行している会社を指します。

また、イシュアはクレジットカードの発行だけでなく、クレジットカードの利用者の管理という役割も担っています。

そのため、クレジットカードの入会手続きや審査、問題が起きたときの問い合わせなどは、すべてイシュアが対応します。

また、クレジットカードのポイントや入会特典などのサービスは、イシュアが利用者獲得のために、独自におこなっているものであり、国際ブランドが提供しているものではありません。

小学生でもわかるクレジットカードの仕組み。イシュアーとはなにか?

アクワイアラとは

『アクワイアラ』とは、クレジットカードの加盟店を管理する会社のことです。また、クレジットカードの加盟店を開拓する役割も担っています。

海外ではイシュアとアクワイアラを、別々の会社が担当していることが多いですが、日本では同一の会社が兼任している場合が多くあります。

クレジットカードの機能は2つ

クレジットカードは、以下の2つの機能を持っています。

ショッピング機能

クレジットカードには、商品やサービスの代金の決済に利用する『ショッピング機能』があります。店舗やネットショップでの買い物だけでなく、公共料金の支払いなどにも利用可能です。

ただし、設定されている『ショッピング枠』の、利用限度額内での利用となります。

分割とリボ払いの違い

カード利用代金の一括払いがむずかしい場合は、分割払いやリボ払いなどの支払方法も選択可能です。分割払いとリボ払いには、以下のような違いがあります。

支払方法 詳細
分割払い ・代金の返済回数を指定する
・利用額や指定した返済回数によって、返済額が変動する
リボ払い ・毎月の返済額を指定する
・利用額に関わらず返済額は一定

キャッシング機能

クレジットカードには、『キャッシング機能』もあります。キャッシング機能とは、クレジットカードのキャッシング枠内で、お金を借りられる機能のことです。

キャッシング枠も無制限に利用できるわけではなく、キャッシング枠の利用限度額内での利用となります。ただし、キャッシング枠はショッピング枠に含まれているので注意が必要です。

たとえば、ショッピング枠が50万円、キャッシング枠が20万円のクレジットカードがあるとします。

これは、ショッピングで50万円、キャッシングで20万円の合計70万円が使えるということではなく、ショッピング枠の50万円のうち、20万円分はキャッシングで利用できるということです。

そのため、このクレジットカードのショッピング枠を35万円使ったとしたら、キャッシングで利用できるのは15万円になります。

限度額は1カ月分ではない

ショッピング枠やキャッシング枠に設定されている利用限度額は、1カ月で使える金額を指すものではなく、そのクレジットカードでいくらまで決済できるかを示すものです。

たとえば、利用限度額50万円のクレジットカードで、5万円の決済をしたとすると、そのクレジットカードで決済できるのは、あと45万円までとなります。

そして、その5万円を完済すれば、また50万円分が使えます。1カ月ごとにリセットされるわけではないので注意しましょう。

よくあるご質問の詳細 -ご利用可能額について教えてください。 | 三井住友カード株式会社

カード発行会社の儲けの仕組み

クレジットカードの発行会社は、どのように収益を出しているのでしょうか。

加盟店手数料をもらう

カード会社の主な収益源は、クレジットカードの加盟店から支払われる『加盟店手数料』です。

加盟店手数料とは、クレジットカード決済を導入している店舗が、クレジットカードで支払われた代金の一部を、手数料としてカード会社に支払うものです。

加盟店手数料は、支払日が決まっているものではなく、カード会社が店舗に代金を支払う際に、加盟店手数料を差し引いた金額を支払う形で回収されます。

加盟店手数料の金額は、カード会社やクレジットカード決済を導入する店舗の業種によって異なるため、契約前に確認するとよいでしょう。

また、加盟店手数料以外に、カード利用者が支払う分割払い・リボ払いの手数料や、クレジットカードの年会費なども、カード会社の収益の一部となっています。

店頭販売加盟店のご契約について|クレジットカードなら、JCBカード

クレジットカードの仕組みとは?カードが使える加盟店と使えないお店

電子マネーの場合も同じ

クレジットカードと同じように、現金を出さずに支払いが完了できる『電子マネー』の場合も、おおまかな仕組みはクレジットカードと同じです。

電子マネー決済を導入している店舗から支払われる加盟店手数料が、電子マネー運営会社の収益源となっています。

電子マネー「楽天Edy(エディ)」 | 加盟店募集|導入までの手順

楽天カードはなぜポイント還元するのか

楽天カードは、ポイント還元率が高いクレジットカードとして人気を集めているクレジットカードです。

楽天カードがコストをかけてポイントを還元する理由は、入会者を取り込んで収益を増やせるからです。

楽天のサービスで楽天カードを利用すると、通常よりもポイント還元率が上がります。そして、楽天カードの利用で貯めたポイントは、街の加盟店だけでなく楽天市場などでも利用できます。

そのため、楽天のサービスを利用してポイントを貯め、それをまた楽天のサービスで利用するという循環が生まれ、他社に顧客を取られにくくなるということです。

さらに、お得に買い物ができるため満足度が上がり、それがまた新たな顧客獲得に繋がります。

また、ポイントが貯まりやすいと、楽天カードの利用頻度が高くなるため、カード会社にとっては、加盟店手数料による収益の増加も見込めるというメリットがあります。

クレジットカード決済導入のメリット

クレジットカード決済を導入することには、以下のようなメリットがあります。

導入店舗のメリット

クレジットカード決済を導入した場合、収益が増える可能性があります。なぜなら、クレジットカード利用者が、年々増加しているからです。

日本クレジット教会『日本のクレジット統計2017年版・クレジットカード動態調査集計結果』によると、クレジットカードによるショッピングの利用額は、増加傾向にあることがわかります。

クレジットカードの利用額
2014年 39兆7,038億8,400万円
2015年 42兆1,533億3,500万円
2016年 47兆5,222億2,500万円
2017年 51兆8,024億3,100万円

クレジットカード決済は、現金を使わずに手軽に支払が完了します。また、ポイントが貯まりお得に利用できるため、クレジットカード決済を選ぶ人が増えています。

クレジットカードの利用頻度が高い人は、クレジットカードが利用できる店舗を選ぶ傾向にあるため、クレジットカード決済を導入することが、収益の増加につながります。

クレジット関連統計|クレジット関連資料|一般社団法人日本クレジット協会

クレジットカード利用者のメリット

クレジットカードを利用することは、利用者側にもメリットがあります。まず、クレジットカードは、代金の引落が翌月以降になるほか、支払方法が選択できるので、現金が足りないときであっても、商品やサービスが購入できます。

また、利用額に応じてポイントが付与されたり、割引などの優待が受けられたりと、さまざまな特典があるため、現金で支払うよりもお得になることがあります。

クレジットカードは使い方に注意

クレジットカードを使用するときには、使い方に注意が必要です。

銀行口座の残高不足に注意

クレジットカード決済をした代金は、カード会社が定める引落日に、まとめて引き落とされます。

このとき、引落用の口座が残高不足になっていると、代金が引き落とせず、延滞になってしまいます。延滞になると延滞分の代金を完済するまで、クレジットカードの利用が停止されます。

また、何度も延滞を繰り返していると、カード会社から信用を失い、クレジットカードの利用限度額を下げられたり、最悪の場合はクレジットカードを強制的に解約されたりすることがあります。

引落日の前日までには、カード利用代金を忘れずに口座に入金しておきましょう。

クレジットカードの仕組みは?銀行引き落としの際の注意点。

限度額を把握しておく

前述したとおり、クレジットカードでの決済は、設定された利用限度額の範囲内となります。そのため、自分のクレジットカードの利用限度額を把握しておきましょう。

また、現在どれぐらいクレジットカードを利用しているのかをこまめに確認し、利用可能額を把握しておくことも大切です。

分割やリボ払いは手数料がかかる

高額な商品を購入するときなどに便利な分割払いやリボ払いですが、これらの支払方法には手数料がかかります。

よって、現金払いや一括払いよりも支払総額が高くなるので、利用するときには手数料を含めた支払総額を計算し、計画的に利用することが大切です。

手数料の金額はカード会社によって異なるため、各カード会社のサイトなどで調べるとよいでしょう。

ショッピングリボ払い・分割払い|クレジットカードはエポスカード

不正利用されないために

クレジットカードを利用する際は不正利用されないように、以下のようなこと心がけましょう。

  • 運営元が不明なネットショップを利用しない
  • 店舗で使う場合は、クレジットカードから目を離さない
  • 怪しいメールのURLをクリックしない

また、定期的に利用明細書をチェックして、不審な請求がないかを確認することも大切です。

もし不正利用された可能性がある場合は、速やかにカード会社に連絡し、クレジットカードの利用を停止してもらいましょう。

クレジットカードの仕組みがよくわかる本

ここでは、クレジットカードの仕組みがよくわかる本を2冊紹介します。

最新クレジット・ローン業界の動向

出典:図解入門業界研究最新クレジット/ローン業界の動向とカラクリがよ~くわかる本[第4版] (How‐nual―図解入門業界研究) | 平木 恭一 |本 | 通販 | Amazon

この本には、クレジットカードやローンの仕組み、発行会社の歴史、今後の動向などクレジットカードやローンの知識が1冊に詰まっています。

図解が多く説明もわかりやすいため、クレジットカードの知識を得るための入門書としておすすめです。

図解カードビジネスのしくみ

出典:新技術で決済が変わる! 図解カードビジネスのしくみ | 本田元 |本 | 通販 | Amazon

クレジットカードビジネスの成り立ちをはじめ、社会保障や税金とカードビジネスの関係など、より深い知識を得たい場合はこの本がおすすめです。

少し内容が複雑になるため、ある程度クレジットカードについての知識をつけた後に読むとよいでしょう。

まとめ

クレジットカードは、カード会社が代金を立替払いし、後からカード利用者に請求する後払い方式になっており、利用者との信用によって成り立っている決済方法です。

クレジットカード決済を導入することには、収益の増加やポイントの付与など、店舗とカード利用者の両方にメリットがあります。

ただし、店舗は加盟店手数料を支払う必要があるため、クレジットカード決済を導入する前に、コストとメリットをしっかり比較することが大切です。

クレジットカードのポイント還元率、自動付帯で保険が付いている、年会費無料で利用できる、空港のラウンジが使える、 店舗で使うとポイントがもらえるなど様々なクレカを比較できます。
ライフプランを作って、もっともあったカードを探しましょう。

関連するお金の記事

関連するお金の相談

  • 楽天カードのゴールドカードについて教えてください

    現在、クレジットカードとして楽天カードをメインカードとして使用しています。楽天ゴールドカードというものがあることをネットで知り検討しているのですが、ゴール...

    30代 / 男性 / 徳島県 / 年収 601-700万円 / 既婚、子供2人

  • 楽天カードの有効期限について質問です

    グレジットカードの有効期限が限られていて、期限が迫っている現状において、新しいグレジットカードが届くのはいつ頃なのでしょうか? 突然カードが使えなくなって...

    30代 / 男性 / 千葉県 / 年収 601-700万円 / 既婚、子供3人以上

  • auWalletの得する使い方

    auWalletではカードを使用した際にポイントが付与され、たまったポイントをカード請求料金へ割り当てることが出来ます。 しかし、ポイント還元率は0.1%...

    20代 / 男性 / 埼玉県 / 年収 501-600万円 / 独身

クレジットカードの人気記事

カテゴリ