一般クレジットカードとゴールドカードの違い
ゴールドカードは、一般カードよりもランクの高いカードです。まずは、ゴールドカードと一般カードの違いをみていきましょう。
ゴールドカードとは
ゴールドカードはサービスがよい分、年会費が高いという特徴があります。一般カードの場合は年会費無料から5,000円ほどですが、ゴールドカードの場合は10,000円以上するものも少なくありません。
また、年会費が高い分、利用限度額が高く設定できるという特徴もあります。一般カードの限度額は高くても100万円ほどなのに比べて、ゴールドカードの場合は倍の200万円に設定されることもあります。
ゴールドカードのメリット
ゴールドカードは年会費がかかる代わりに、一般カードにはあまり付帯していない特典やサービスが充実しています。
- 航空ラウンジサービス
- 旅行傷害保険
- 送迎サービス
空港ラウンジは空港利用者が休憩できるスペースのことで、通常は有料のサービスですが、空港ラウンジサービスが付帯しているゴールドカード持っていれば、無料もしくは割引価格で利用できます。
また、旅行傷害保険は一般カードにも付帯されていますが、補償額が高いうえ、利用付帯(旅行の交通費などをカード払いにすると保険が有効になる)ではなく、自動付帯(旅行の際に保険が有効になる)の場合が多いのが、一般カードとの違いです。
送迎サービスは、出国や帰国時に会員専用のタクシーで送迎してくれるサービスで、一般カードよりも安く利用できます。また、利用制限回数も一般カードより多く設定されています。
このように、ゴールドカードは年会費がかかる代わりに、一般カードよりも優れたサービスを受けられるメリットがあります。
ゴールドカードを持てる条件
ここでは、ゴールドカードを持つための条件について説明します。
勤続年数が大きなポイント
ゴールドカードは年会費が高いものだけでなく、格安ゴールドカードなどもあります。格安ゴールドの場合の審査基準は、一般カードと変わらない場合もありますが、安定した収入があることが絶対条件になります。
一般カードと異なるのは勤続年数です。年会費の高いステータスゴールドカードと呼ばれるものは、勤続年数が5年以上でないと審査に通れない可能性があります。
クレジットヒストリーもチェックされる
さらに、クレジットカードの審査基準において重要になってくるのが、クレジットカードヒストリーです。
クレジットカードヒストリーとは、クレジットカードの利用履歴のことです。クレジットカード会社は審査の際クレジットヒストリーを照合し、これまでに支払いの遅延や延滞がなかったかをチェックします。
よって、過去に遅延や延滞を何度も繰り返している場合は、審査においてマイナス評価となり、カードが発行されないこともあります。
ゴールドカード発行条件やサービスの違いを比較
ゴールドカードの中でも発行条件やサービスが異なります。ここでは、3種類のゴールドカードをそれぞれ比較していきます。
イオンゴールドカード
「イオンゴールドカード」は、ゴールドカードの中では珍しく年会費が無料です。海外旅行傷害保険や国内旅行傷害保険が付帯しており、最高3,000万円まで補償してくれます。また、羽田空港のラウンジを無料で利用することもできます。
「イオンゴールドカード」は招待制で、最初からゴールドカードを選ぶことはできません。また、招待される条件ですが、年間100万円以上のカード利用や、イオン銀行の住宅ローンの利用などの条件以外は、非公開となっています。
MUFGカードゴールドプレステージ
「MUFGカードゴールドプレステージ」は年会費が10,000円(税別)です。国内主要空港のラウンジが無料で利用できるほか、海外旅行傷害保険が自動付帯で、最大で5,000万円まで補償されます。
また、本会員の家族であれば、別途補償してくれる家族特約も付帯しており、家族でも安心して旅行を楽しむことができます。
申込条件は20歳以上で安定した収入があることなため、学生や収入のない専業主婦は申し込めません。
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ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」は年会費31,000円(税別)で、ゴールドカードの中では高い部類に入ります。
一般カードはポイントの有効期限が3年ですが、ゴールドカードは無期限です。また、ANAグループでの航空券や旅行商品を購入すると、ポイントが通常の2倍になります。
また、空港ラウンジが無料で利用でき、空港からの手荷物配送サービスもあるので、海外に行く機会が多い人におすすめです。
さらに、海外旅行のツアーなどの代金をクレジットカードで支払うと、海外旅行傷害保険は最大1億円まで補償されます。クレジットカードで支払いがない場合でも、最大5,000万円まで補償されます。
審査は比較的難しくないといわれていますが、こちらもやはり20歳以上で安定した収入があることが申込条件となっています。
まとめ
ゴールドカードは一般カードに比べて、年会費が高く維持費がかかりますが、その分手厚い補償やサービスが受けられます。
特に、旅行や出張で海外に行く機会の多い人は、空港のラウンジが無料で利用できたり、保険の補償額が高かったりとメリットが多いです。
持っているだけでステータスにもなるので、気になった人は一度検討してみてはいかがでしょうか。
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