クレジットカードの利用限度額とは
クレジットカードの限度額とは、クレジットカードの所有者がカード払いやキャッシングで利用できる上限金額のことです。
利用限度額はカードのランクや、所有者の過去のカード利用履歴、返済履歴などによって決められるので人によって異なります。
基本的に、初めてクレジットカードを所有する場合、限度額は低めに設定されていますが、毎月遅れずに返済していたり、毎月の利用額が多かったりすると、少しづつ上がっていくのが一般的です。
限度額を超えた場合の弊害
限度額を大幅に超えた場合、超えた分の支払いができないため延滞になります。しかし、限度額を超えたからといって、使用者の利用履歴が登録されている信用情報に傷がつくわけではありません。
限度額を超えた場合
クレジットカードの限度額を超えてしまった場合、カードの利用はどのような扱いになるのか、詳しくみていきましょう。
カードはそのまま利用できるのか
基本的に、限度額を超えた場合は、その月はクレジットカードを利用できません。しかし、クレジットカード会社にもよりますが、多少のオーバーであれば、利用できることもあります。
これは全員に当てはまるわけではなく、毎月きちんと返済ができていることが前提で、優良顧客に対してのサービスのようなものです。
引き落としやETCは利用できるのか
公共料金など、事前に自動引き落としの登録をしている支払いに関しては、限度額を少し超えても問題なく引き落とされることもあります。もし、引き落とされなかった場合は、振込用紙が家に届くので現金で支払うことになります。
そのため、限度額を超えたからといって、未払いになったりガスや電気がすぐに止められたりする心配はありません。
ETCの場合もETC自体の有効期限が切れていなければ、限度額を超えてしまった場合でも利用できます。というのも、ETCゲートではETCの有効期限などの有効性の確認だけで、利用可能残高の確認は行っていないからです。
よって、限度額を超えたからといって、ゲートが開かなくなるなどの心配はありません。しかし、通行に問題がないからといって、限度額のオーバーを繰り返すと、そこ後のクレジットカードの利用に影響がでる可能性もあるので注意しましょう。
限度額を超えないためにできること
限度額の多少のオーバーは許される場合もあると説明しましたが、限度額を超えないうに余裕を持って利用することが大切です。ここでは、限度額を超えないためにできることを紹介します。
自分のカードの利用限度額を確認
限度額を超えないためには、まずは自分の限度額がいくらなのか把握しなければなりません。限度額を確認する方法は、大きくわけて2種類あります。
- 請求書や会員ページで確認する
- 直接クレジットカード会社に問い合せて確認する
以下で詳しくみていきましょう。
確認方法
毎月の利用明細書を郵送で受け取っている場合は、明細書にカード利用可能枠が記載されています。また、クレジットカード会社のWEB明細サービスに登録している場合は、会員ページから確認することが可能です。
明細を処分してしまったり、会員ページにログインできなくなったりした場合には、電話でも限度額を確認することができます。
電話で問い合わせる場合は、カード番号を聞かれるので手元にクレジットカードを用意しておきましょう。電話での確認は担当者が教えてくれるので、自分で確認するよりも簡単に限度額を知ることができます。
限度額を引き上げる
先述した通り、限度額は人によって異なり、利用していると限度額が変わることもあります。また、自分から申請して審査に通れば、限度額を変更することも可能です。
限度額は引き上げることも引き下げることもできますが、今回は引き上げる方法について説明します。
限度額を引き上げる方法
クレジットカードの限度額を引き上げる方法は2種類あります。
- 会員ページから申し込む
- 電話で限度額変更の申込書を請求する
電話での申込の場合は、届いた申込書に必要事項を記入し、郵送する必要があります。
また、「三井住友VISAカード」などの一部のクレジットカードでは、一時的に限度額を引き上げることも可能です。
こちらのカードの場合は、インターネットや電話で申し込みができ、1万円単位で増額することが可能です。高額な買い物や海外旅行など、まとまった金額が必要なの際に有効な方法です。
カードご利用枠の引き上げ|クレジットカードの三井住友VISAカード
まとめ
クレジットカードの限度額を超えると、基本的にはカードを利用できなくなります。限度額ギリギリまで使うのではなく、余裕を持って利用するようにしましょう。
もし、今の限度額では足りない場合は、限度額の変更の申請をすることをおすすめします。
クレジットカードの限度額とは。引き上げるにはどうすればよいの?