クレジットカード紛失時にすぐ行う行動
クレジットカードの紛失に気づいたら、すぐさまクレジットカードを発行した会社に連絡を入れ、警察にも届け出ましょう。クレジットカードが悪用される恐れがあります。
カード発行会社へ連絡する
基本的にどこのカード会社にも、紛失や盗難などのトラブルに対応する緊急連絡先が用意されています。24時間・年中無休で電話対応などを行っているので、カードの紛失に気づいたら、すぐに連絡して利用を停止しましょう。
利用停止の手続きをしたカードは使えなくなるので、万が一誰かの手に渡っていたとしても、不正利用される心配がありません。
クレジットカード会社の主な連絡先一覧
クレジットカード名 | 連絡先電話番号 |
三井住友VISAカード | 0120-919-456 |
JCBカード | 0120-794-082 |
アメリカン・エキスプレス | 0120-020-120 |
UCカード | 03-6688-7669 |
ダイナースカード | 0120-074-024 |
MUFGカード | 0120-107-542 |
オリコカード | 0120-828-013 |
楽天カード | 0120-86-6910 |
NTTグループMasterCard | 044-520-9767 |
カードを発行した会社やカードの種類によって、連絡先が異なる場合があります。詳しくは各クレジット会社のホームページなどで確認してください。
また、あらかじめ所有している、クレジットカードの裏面に記載されている連絡先を控えておくと、万が一紛失した場合、より早く連絡することができるので安心です。
警察へ連絡する
クレジットカードを紛失した場合は『紛失届』を、盗難に遭った場合は『盗難届』を警察に提出します。カード会社に連絡を入れるまでの間に不正利用されてしまった場合は、警察へ届け出をしないと補償してもらえません。
カード会社に連絡をしたら、最寄りの警察署、もしくは交番へ行って速やかに手続きを行いましょう。そうすることにより、紛失保険や盗難保険といった補償を受けることができ、不正利用された場合の被害金額を支払う必要がなくなります。
解約ではなく利用停止する
クレジットカードを紛失したときは、解約ではなく利用停止の手続きを行いましょう。
間違って解約してしまうと、クレジットカードの再発行ができないため、同じクレジットカードを発行するには、新規入会するしか方法がありません。手続きの際は注意してください。
利用停止から再発行までのステップ
クレジットカードの利用停止を申し入れるのと同時に、再発行手続きを行うのが一般的です。
再発行の場合、新規入会のような審査はなく、自宅に郵送される書類に必要事項を記入して返送します。新しいクレジットカードが手元に届くまでは、2~3週間ほどかかります。
また、利用停止した後に、紛失したはずのクレジットカードが見つかった場合は、返送用の封筒でカード会社に返送するか、ハサミで切って破棄するのが正しい処分方法です。
再発行時の注意点
再発行されたカードは、カード番号とセキュリティコードがこれまで使っていたものとは異なります。そのため、公共料金や携帯電話料金、家賃などをカード払いにしている場合は、『カード情報の変更手続き』をする必要があります。
クレジットカードを紛失した時の再発行手続き。対応はすぐにしよう
もし悪用されてしまったら?
もし自分のクレジットカードが悪意ある人の手に渡ってしまい、不正利用されてしまったときはどうすればよいのかと不安に思う方は多いのではないでしょうか。
しかし、ほとんどのカード会社では、紛失や盗難によって第三者にカードを悪用されてしまった場合を想定した補償制度を設けているので、不安を感じる必要はありません。
ほとんどの場合は補償してもらえる
カード会社では紛失の連絡が入った日から、過去60日にさかのぼって補償する制度を用意しています。つまり、クレジットカードを悪用されてしまっても、被害額を支払わなくて済むようになっているのです。
しかし、不正利用されてから60日以上が経過してしまうと、カード会社に連絡を入れても、補償の対象とはなりません。クレジットカードの紛失に気づいたら、すみやかに連絡・手続きを行いましょう。
悪用されないための対策
- カードの裏面にサインをしておく
- 暗証番号を推測できない番号にしておく
- カードの有無を把握しておく
- 口座の入出金をこまめにチェックする
クレジットカードを紛失してしまっても悪用されないよう、例えば上記のように、事前に対策を講じておく必要があります。普段からちょっとした注意をしておくだけでもトラブル防止に役立ちます。
まとめ
大抵のクレジットカードには補償制度が付いており、迅速に対応すれば悪用されてしまっても実害を受けることはありません。クレジットカードを紛失したり、盗難の被害に遭ったりしても、慌てずに落ち着いて対応しましょう。