こんなに簡単!解約の方法
先にもお伝えしたように、クレジットカード解約は簡単です。では、解約の方法について確認していきましょう。
ほとんどの場合は電話でOK
ほとんどの場合、クレジットカード解約は利用しているクレジットカード会社へ連絡をして、解約を申し出ることで手続きを済ませることができます。
クレジットカード会社に連絡をすると、解約をしつこく引き留められるのではないかと思うかもしれませんが、そんなこともありませんので安心して下さい。
クレジットカード解約の申し出をする連絡先については、カードの裏面に記載されています。その記載されている番号に連絡をし、解約をしたいと申し出ましょう。
また、クレジットカードによっては、コールセンターのオペレーターとのやり取りではなく、自動音声によって手続きを行えるものもあります。話すのは苦手という方は自動音声で手続きできるシステムが利用できます。
名義人本人以外は手続きできない
電話で解約を行う場合には、注意しなければならないこともあります。
クレジットカード解約の手続きが行なえるのは、カードの名義人本人のみとなっています。つまり、名義人本人が電話をする必要があります。たとえば、夫が忙しいからといって、クレジットカードの解約を妻が行うことはできません。
クレジットカード会社のコールセンタ―では、電話口で本人確認を行い、クレジットカードの名義人本人かどうかを確認されます。そこで、夫本人でないことがわかった場合には、解約手続きを断られることになります。
名義人本人以外の人が解約の申し出をしても、解約手続きを行うことはできませんので、夫が自身で連絡をすることで解約手続きをしなければなりません。
ネットで解約できればさらに簡単
クレジットカード会社によっては、インターネットの会員ページから解約できるものもあります。たとえば、JCBカードの場合は、会員ページのサービスメニュー「お客様情報の変更」から入ると、退会手続きができるようになっています。
ただし、MyJCBという会員専用Webサービスに登録してある方のみが利用できるものとなっていますので注意しましょう。できない場合には、自動音声による解約手続きが可能となっていますので、そちらを利用すると良いでしょう。
このように、クレジットカード会社によっては、会員専用Webサービスに登録してある人であれば、電話をかける必要もなく解約の手続きができますので、さらに簡単に手続きが完了できます。
解約届の提出が必要な場合も
電話やネットからの解約手続きではなく、解約届の提出が必要となるクレジットカードもあります。この場合には、クレジットカード会社のコールセンターへ連絡をし、解約の申し出を行うことで、解約届を自宅へ送付してもらえます。
解約届が届いたら、必要事項を記入の上、クレジットカード会社へ返送を行います。
このように、クレジットカード会社によっては解約に書類が必要となることもありますので、ご自身のクレジットカードの解約方法について確認した上で、解約手続きを行いましょう。
インターネットのHPなどで確認することができますが、まずはコールセンターへ連絡をし、解約の申し出をした上で、どのような手続きが必要なのかを確認すると良いでしょう。
解約前の注意点は?
解約をするのは難しいことではありません。しかし、解約する前に確認しておいた方が良いことがあります。では、解約前に確認しておくポイントを見ていきましょう。
ポイントは解約と共に失効する
ほとんどのクレジットカードでは、ポイントサービスというものがあります。ポイントは、クレジットカードの利用によって貯まります。
しかし、クレジットカードを解約してしまうと、解約と共にポイントは失効してしまいます。つまり利用ができなくなるということです。
今一度、ポイントが貯まっていないか確認をしておきましょう。もしポイントが貯まっているのであれば、解約する前に使い切ってしまいましょう。
未払い残高は一括払いの可能性
リボ払いや分割払いなどの支払いが終わっていない残高はないでしょうか?支払いが終わっていない残高がある状態で解約をした場合、クレジットカード会社によっては、その残高を一括で支払わなければならないことがあります。
一括で支払うことができるのであれば問題はありませんが、無理な状態なのであれば解約は支払いが終了してから行うのが良いでしょう。
カード払いの公共料金はない?
クレジットカードでは、公共料金などの支払い設定が可能となっています。このような設定をしていた場合には、事前に変更の手続きをしておく必要があります。
支払い変更をしないままクレジットカードを解約してしまった場合、公共料金などの支払いが滞ってしまう可能性があります。
特に携帯電話の支払いなどを設定しており、機種代金などを分割で購入していると、支払いが遅れていまった場合に信用情報に延滞と記録されることになります。
クレジットカードを解約する前には、支払い方法の変更を完了しておきましょう。
信用情報にはどう記録される?
信用情報にはクレジットカードの契約をされた時から、支払いの状況などすべて記録されています。もちろん、解約をした場合もその記録はされます。こうしたクレジットカードの記録は、5年間は残ることになっています。
何にも問題がなければ、特に気にする必要はありません。
短期の解約には要注意
しかし、短期の解約の場合は注意が必要です。
契約と解約の記録は5年間残ることになりますので、もし複数のクレジットカードで短期の解約を繰り返した場合には、新たなローンを組む時やクレジットカードを作る時の審査に不利となってしまう可能性が高いのです。
これは、入会特典を目的として契約をしているのではないかという判断をされてしまう可能性があるからです。くれぐれも、短期解約をする場合には注意をするようにしましょう。
解約したカードは確実に処分する
解約後はクレジットカードは使えなくなりますが、クレジットカードについているICチップの部分には、個人情報が残ったままとなっていますので、そのまま捨ててしまうのは危険です。
解約をしたクレジットカードは、確実に処分をすることが大切です。クレジットカードの磁気の部分だけでなく、ICチップの部分もしっかりと細かく裁断をするのが安心です。
ハサミで切るという方法はもちろん良いのですが、なかなか細かく裁断をするのは大変ですので、専用のシュレッダーなどを利用するのがおすすめです。また、それでも心配という場合は、2~3回に分けて廃棄すると良いでしょう。
まとめ
クレジットカードの解約は、ほとんどの場合が電話で簡単に手続きすることが可能です。まずは、クレジットカードの裏面に記載してあるコールセンターへ連絡をし、解約の方法を確認することから始めましょう。
また、解約をする前には、ポイントや支払いが終わっていない残高がないか、支払い方法の変更をする必要がないかなどを確認することも大切ですので、ぜひこちらの記事も参考になさってください。