クレジットカードが使えるお店とは
クレジットカードを使って買い物をするためには、そのお店がそのクレジットカードブランドと加盟店契約を結んでいる必要があります。
そのお店が加盟店契約を結んであるクレジットカードブランドであれば、カード発行会社に関わらず使用することができます。クレジットカードブランドは、クレジットカードおもて面にマークや文字で記載されています。
また、そのお店が加盟しているブランドは多くの場合レジなどに掲示されているため、どのブランドのカードが使用できるかを確認することができます。
クレジットカードの様々なブランド
クレジットカードのブランドには様々なものがありますが、日本国内でよくみかけるクレジットカードのブランドには主に以下のものが存在します。
- VISA
- Master Card
- JCB
- ダイナース
- アメリカン・エキスプレス
それぞれのブランドに、特徴や受けられる特典など、細かな点に目を向けると実に様々な違いがあるのですが、その仕組みそのものは共通しています。
また、クレジットカードが使えるお店であっても、上記のどのブランドと加盟店契約を結んでいるかによって、使えるカードと使えないカードが出てきます。もちろん、すべてのブランドが使えるお店も多数存在します。
買い物をした時のお金の流れ
クレジットカードで買い物をすると、その場で現金を支払わなくても決済ができます。
まずクレジットカード会社が加盟店に代金を立替払いをして、後からクレジットカード会社がクレジットカードの使用者(契約者)に毎月決められた日に、使用した分の料金を請求する流れになっています。
これは、クレジットカードの使用者がボーナス払いや分割払いを選択した時も同様です。加盟店にはクレジットカード会社から全額が立替払いされ、毎月決められた日、クレジットカード会社が使用者に、決められた金額を請求します。
このように、様々な支払い方法が選べるのもクレジットカードの魅力の一つでしょう。しかしながら、加盟店によってはボーナス払いができないなど、一部の支払い方法に制約がある場合もあるので注意が必要です。
加盟店とカード会社のメリット
クレジットカードの加盟店は、クレジットカードで買い物をしたいというお客を逃さなくて済みます。特に高額な品物を提供するお店では、お客がそれだけ多くの現金を手元に持っておかなくてはならなくなります。
これはお客にとっても負担になりますし、それだけの現金をお店で管理しなければならないお店にとっても負担になります。ですが、加盟店契約を結んでおけばカード一枚で決済できるため、お店側もお客側も便利に買い物をすることが可能となっています。
一方で、クレジットカード会社はカードの使用者が加盟店で買い物をした際、使用した金額に応じた手数料を加盟店から支払ってもらう契約になっています。
このような仕組みになっているため、クレジットカードを使う人、クレジットカード会社、加盟店それぞれにメリットがある便利な仕組みになっています。
クレジットカードが使えないお店?
上述したように、クレジットカードはとても便利な仕組みの上で成り立っています。それにもかかわらず、クレジットカードが一切使えないお店も多数存在します。これはなぜでしょうか?
もちろんお店によって様々な理由があるのですが、多くの場合加盟店がクレジットカード会社に支払う手数料が関係しています。
特に価格の安さを売りにしているようなお店では、ギリギリまで商品の価格を安くして提供しているため、クレジットカードで決済が行われた際の手数料を考慮すると、その価格を維持できなくなってしまいます。
そのため、このようなお店ではクレジットカードの加盟店契約は行わず、現金決済のみとなっている場合が多いようです。
まとめ
- クレジットカードをお店で使うには、そのお店がクレジットカードのブランドと加盟店契約を結んでいる必要があります。
- クレジットカードブランドによって、特典など細かい違いがあります。
- お店がどのブランドと加盟店契約を結んでいるかによって、使えるクレジットカードが決まります。もちろん、すべてのブランドが使用できるお店も多数存在しています。
- クレジットカード会社は、お客の代わりに代金を加盟店に立て替えて支払う代わりに、加盟店から手数料をもらうことでクレジットカードという仕組みが成り立っています。
- 価格の安さを売りにしているお店では、クレジットカードに支払う手数料がネックになりやすいため、クレジットカードが使えないことがある場合が多いです。